【森と踊る】高尾でやってるヒノキの皮むき間伐体験に行ってきました【500年の森に】

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みどりいっぱいの森の中

前職でいろいろな所へ行って林業や自然環境保護を見てきました。日本の国土の70%は森林であるのは有名な事実ですが、日本の山は険しく、人間がかかわる森林がどんどん減って、各地の森や山があれた状態になっています。木を切るというと大型の機械で、山ごと、斜面ごと切り、大雨がくれば保水力がなくなった山からの水で洪水が起きるというようなことを繰り返してきていることを見てきました。そこへ植樹をして・・と・・・でもなかなか、現在の日本の林業は、ビジネスとして成り立ちにくい状況にあるのは事実なんですが、そんな中でも、各地でいろんな新しい取り組みもされています。

最近では、自伐型林業と呼ばれる環境保護と林業を両立させた方法も注目されていますね。

自伐型林業とは | NPO法人 持続可能な環境共生林業を実現する自伐型林業推進協会
自伐型林業とは、採算性と環境保全を高い次元で両立する持続的森林経営です。参入障壁が非常に低く、幅広い就労を実現します。今、国土の7割を占める山林を活用する「地方創生の鍵」として期待され、全国各地で広がっています。

普通の人が、林業や山にかかわることは、チェーンソーが使えないと無理とか、木こりの仕事は危ないから。。って理由だったりで、人工林の中に入っていくチャンスって本当に少ないのですが、東京の高尾にある 森と踊る さんは、とても素敵な活動をされています。

https://www.moritoodoru.co.jp/

皮むき間伐と呼ばれることや、選木など、山に入ることができれば、だれでもできることを体験する機会を作ってくれています。

皮むき間伐とは、春から夏の時期に、立木のまま、樹皮を向き、立ち枯れさせて、水分を抜き、秋から冬に(あるいは1年おいて)、木が軽い状態になってから間伐するものです。生木と乾燥した木では、重量が約三分の一になっています。山から木を下ろすのがかなり楽になります。 そして、皮むきは、誰でもができる作業なんです。昨年は400名以上の人がこの活動に参加されたそうです。凄いですね。500年先の森の姿を作る事業に、参加することができるんですね。

ということで・・最近、DIYクリエーターズとか言いながら、遊ばせてもらっている青梅の賢治の農楽校のかご編みグループが主催で、森と踊るさんの皮むき体験があったので、参加してきました。

体験記

JR高尾駅からバスで15分のところに、フィールドがありました。

The 林業!! って感じもしますが、こじんまりとした装備です。

選木

間伐を行う前に、選木ということをします。木を選ぶってことですね。森と踊るさんでは、500年後の森の姿を、杉・檜の針葉樹と、低木類が混植された自然に近い形の森として育てていこうとされています。

山の中で、実際に木を見ながら、説明を受けます。間伐も、いろいろな段階があって、徐々に木の本数を減らしていくのですが、森と踊るさんの場合、5~6年は同じエリアの間伐を行わないため、少し強めの1haあたり木の断面が、30~40m2 になるように間伐をするそうです。地面の面積の0.3~0.4%が木の断面積なんですね。

今回は、150m2 の場所を、3班に分けて、選木していきます。その前に全部の木の本数を数え、断面積を計算して、森林台帳のようなものを作りながら作業を進めていきます。

一本一本、周囲長を計り、直径を出して、この台帳に記入していきます。

ぱっとみると、どの木も、まっすぐ立っているようなんですが・・・

ちょっと見上げると、このように、曲がっていたりして、間伐が必要な状況がわかります。

僕たちの50mの中には、12本のヒノキが生えていて、そのうち、4~5本を残すということになります。実際にやってみると、どれを選ぶか?って悩みますね。地面とのバランスもあったり、木が元気そうかどうか?など。。

選木された木には、ピンクの紐を巻き付け、それ以外の木は間伐されます。

その選木が正しいかどうか? 選んだ木のうち、何本かは10年後にまた間伐され、100年後も・・・そして500年後にしか、答えは分からない。という壮大な時間の中で答えが出てくるもののようです。

500年後の木の太さは、だいたい6人の大人が手をつないで円になった時の大きさだそうです。

お昼休憩

お昼は、森の中にあるステキな舞台の近くで頂きました。青梅にもこういう舞台欲しいなぁ~(笑)

皮むき体験

皮むき、これは、実際にやってみると、不思議です。切った木の皮むきはやったことがあるのですが、少し乾くと、むくのが大変なんですよね。

こんな道具を普通は使って、そぐように剥いでいきます。

が・・・ ここでは、立木のまま、皮をむいていきます。

樹皮をそぐようにカマで少し切れ目を入れ、そこに竹のヘラを差し込みます。一番、外側の年輪のところから剥がれるようです。意外と、すっと剥がれます。そして、木の皮を、みんなでもって、むいていきます。

映像の方が分かりやすいと思うので、こんな感じに皮がむけていきます。

上賀茂神社の葵関係で、田中宮司から聞いたお話では、遷宮の時に、必要な檜皮が集まらないとおっしゃていたことを思い出します。ただ、このやり方は、木を枯れさせてしまうので、檜皮取りとは、また違うそうです。檜皮剥ぎの場合は、何回もとれるように枯れさせないでとる技術が必要だと、教えてもらいました。

むかれた木は、こんなに瑞々しくきれいな状態です。

鹿が、木を枯れさせる獣害があるのを、よく聞いくのですが、木の年輪の一番外側に水を通すでんぷん質のところがあり、この部分が損傷すると、木が枯れてしまうんですね。納得です。

通常はこの木の皮は、山の中で肥料となるような形で選木された木のそばに、かためて置いておかれるわけですが、カゴ編みがメインの方々の参加なので・・・

こんなにも、お持ち帰りされていました(笑)

凄い量です。車が入れないところでの皮むきだったので、よくもこの量を、手でみんなでもっておりましたね(笑)

森と踊る のイベント

本日お世話になった、森と踊るの ず~やん、なこさん、む~さん。

素敵な取り組みを体験できました。ありがとうございました。

9月までは、この皮むきイベントがまだあるそうです。また、音楽イベントなどやフェスもされているそうです。山や森、木こりのことを、安全に、楽しんで体験するには、もってこいのおすすめイベントです。興味をもった方は、是非!体験おすすめします。

https://www.moritoodoru.co.jp/eventlist

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