【脱・東京】といいながら・・・東京のセミナーが多くていいな。。 ETICの脱東京のセミナーに行ってきました。

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頭おかしくなったんじゃないの?

前からの僕を知っている方は、あいつ頭おかしくなったんじゃないの??って思われるかもしれませんが・・・(笑) 実は、会社で、将来のネットワークってどんなの??っていうのをテーマにもらっていまして、将来に起こることって、今の流行りだったり、小さな動きだったりで、将来がどうなるのかな?って考えると、そういう人達の中に何が潜んでいるのかな?っていうことを探りたくなって、実はいろんなセミナーとかに出席しています。。

で、この前、ETICと日本財団の地域留学セミナーBRIDGEが面白かったので、今度は、「脱・東京 準備室」というセミナーに参加してきました。

今回は楽天の地方で元気な店舗経営者を呼んで、東京からIJUターンしたい人を結びつけるという企画でした。

今回は、3つほど面白い話があったので、紹介です。

フラフープが下がらない

一つ目は、仲山 進也氏(楽天株式会社 楽天大学学長/仲山考材株式会社 代表取締役)の最初の話がとても面白かったです。

ワークショップでよくアイスブレークをするのですが、アイスブレークもできて、人が集まって何かやる時のチーム力をつくるということを理解するということにも応用できる話です。

フラフープを用意して、大人数で、輪になって、人差し指で支えます。それを、みんなの指をひっつけたまま、みんなで、地面につけるというだけの単純な作業なんです。

これがなかなか難しい。みんなの息があわないと、降りて行かない。

お互いに信用していないと、下がるどころか、上げっていきあらぬ方向へ行きます。

声を掛け合うようになるまでにしばらく時間がかかる。

途中で人が入ると、またうまくいかない。

チームビルディングを教える時に有名な方法らしくて、ヘリウムリングというらしいのですが、これをやった後に、グループがチームになる時の説明をされると、なるほど!って思います。詳しくは、ヘリウムリングのリンクを見てみてください。

(ふと、僕ってあんまりこれまで研修って受けたことなくて・・・こんなの常識なのかもしれないけど、こういうの新鮮でした。それと、チームビルディングで、どうしてもはまらないピースっていつもあるわけで、これをやったからと言って、できるわけでもないんですが、はまらないピースの人にこれ体験してもらうといいのかな?なんて思いました)

ちなみに、アイスブレークネタは、ここにいっぱいあります。でもやってみてないとなかなか使えないのですよね(笑)

人数が多いと、モヤモヤする人が多くなる。

このヘリウムリングでもそうなんですが、3人で、これをやると、すぐに地面につきます。5人、6人と一人づつ増やしていきながらやると、最初に簡単にできた3人に一人追加するだけで、チームビルディングは、最初に戻る。ということが体験できます。人増やすと、こんな単純な作業はどんどん難しくなる。これ仕事や組織と同じで、ひとりあたりの負荷が適正より低いと、なぜこれやってんだろう?この結果はどうなるんだろう??って思う人が増えていきます。特に、大企業や大きな組織で、専門化されていくと、研究するだけ、開発だけ、販売だけとなると、それぞれの仕事の意味がとても理解しにくい状態になりますね。こんど読もうと思っている本に、サイロエフェクトって本があるんですが、まさに、そんな感じを体験できます。

今回、参加していた人はたぶん入社2~3年目の方が多く、びっくりしたんですが、ほとんどの人が、これと同じ「もやもや感」を持っていると、僕も昔はもってたような気がするんですが、なんというか、いろんな仕事やらされたおかげか、どの仕事もその重要性を言えたりするようになってしまっていて、なぜわからないのか?って思っていたんですが、なるほど、体験していない人には、口で言ってもわからないんですよね。

それと面白いなと思うのは、この「もやもや感」をなくすには、もっといっぱい働くこと。働くというより、もっと自分から仕事をしたい。って思う若い子が8割くらい参加者にいるってことが、新鮮でした。あと2割が、田舎でノンビリ暮らしたいというタイプ。。世の中全体でみると、この割合ってたぶん逆転するんだと思いますが、今回、半端なくこの「もやもや感」を言っている人が多かった。。

これは、地方とか企業とかの問題じゃなく、サイロエフェクトの本にあるように、システムの問題かもしれないですね。チーム分けのシステム。。ただ、一度、構築されているシステムを大幅に変更するのはなかなか難しいので、スクラップ&ビルトが必要なのかもしれないな。と気づいたことが面白かったです。

地方で元気な会社

これが、また、マイケルポーターのCSVやマーケッティング3.0じゃないですが、共感型、体験型のコトを売る形態に代わっていることで、

おいもやさん(干しイモ)の通販では、畑をオークションにして芋を畝買いさせたり、芋ほりの祭りをして、体験してもらうということで、お客さんを増やしている。お客さんというより、ファンですね。

それを一歩進めているのが、寝具やさん(羽毛布団)の通販店は、布団の寝心地を体験してもらいたい。ということで、Airbnbで布団体験民宿を始めたとか、東京と名古屋でやっているそうですが、やりはじめたら、すぐに数か月も予約でいっぱいになり、今度は50室くらいをAirbnbにするそうです。それで、ここに泊まってくれた人が、寝具をまた買うと・・・それもまたこれが、外国の人が多いという話。。インバウンドの波にもうまくのっている。もともと、その会社の先代が、不良不動産でマンションを持っていたということと、70代の社員で東京で住まないといけない人がいて、その人が始めたから、やり始めたという話でしたが・・・このモデルは、結構いろいろなものに使えるなと。。 不良マンションを持っている人と、生活用品を作っている人が、組んでAirbnbで体験型BnBをすると、生活用品の方は、これものすごくたくさんあるので、応用がききそうですね。小さい会社ならではのことができるのかもしれないなぁ~と、思いました。

それと、神戸の服の店舗は、東京に、スタイリングのコンサルだけで、物を売らない店舗をもって、それで売り上げを伸ばしていると。。。こちらは、よくよく聞いてみると、店舗のハウスマヌカン(もう死語ですね。)売り子の方たちって、売り子でいられる年齢ってそんなに長くないそうです。若い子ようの服は、やっぱり若い売り子がいいようなんですが、スタイリストとしては、たくさんの経験をしている方がよくて、その人達をもっと活かして、売り上げに貢献できるようなことをしたいという思いがあって始めたようです。それで、お客さんの共感を得て、売り上げにつながっていく。。。という。。凄いですね。

もう共感型とかストーリーとかって、言い古されているような気がしていましたが、やっぱり結局、お金を払ってくれるのは、人なので、ファンをつかむってことが重要なんだなと・・・

そして、元気のある会社は、うまくチームビルドがされている適正規模でやってるんだろうなぁ~ と 地方にも、どこにも、こういう元気な会社はたくさんあるんでしょうが、マッチングがうまくいかない。。というのが、ETICの課題(地方創生での移住における課題)なんでしょう。

情報も多いと薄まるし、チームビルドに似てるかもしれないですね。ぴったりのものを探し出してつなぎ合わせられれば、もっといい世の中になっていきそうですね!

ちなみに、会場は二子多摩川でしたので、往復約50kmを自転車で行きました。野川の横にある道をず~っと走れたので、意外といい道でした。こんどまたサイクリングしようなんて・・・(笑)

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コメント

  1. […] いろいろな社会起業向けプログラムをしているEtic。これまでも、ふるさとプロデューサの発表会(CANPAN共催)や、脱東京準備室という名の楽天でのチームビルディングの話とか。。聴きに行って面白かったので、SUSANOOというプログラムの説明会に、Code for Japanや Coaidoの人が出るというので、聴きに行ってきました。 […]

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