【読書感想文】オープンダイヤローグとは何か?なんだろ?不確実性への耐性【対話のすすめ】

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オープンダイヤローグってなんだろう?

「心を込めれば、しっかりやればわかる。」なんていう根性論の持ち主なので、こういう精神治療系の手法にいままで、あんまり興味がない方でした。それでもチーム内に病歴をもつ人もいたりして、鈍感力とか、求めないとか、自分自身を変える本は興味があって読んでました。

そんな僕が、この「オープンダイヤローグ」という言葉に興味をもったきっかけは、ちょっと複雑なんですが、偶然がいろいろと重なって・・・

ひとつは、合意形成のダイヤログに何度が出席してみて・・・ 合意形成ってなんだろ?って思ったこと。何かを進めるときに合意形成は不可欠ですが、たいていの場合、情熱が優先されるべきなんて、思っていたんですが、少し違うような気もしてきて、

合意形成マネジメント協会 CaPA
合意形成マネジメント協会(CaPA)は、合意形成研究会を前身とし4年前に発足したNPO法人です。 会員には、地域で市民活動をしている人、合意形成の現場に立つ コンサルタントや行政職員(国、自治体)、合意形成を研究する 研究者や学生など、現場で合意形成の課題に直面している人を中心に 実にさまざまな人たちがいます。

共有しておく、興味をもってもらう。っていうことが、まずは一番のコミュニケーションなのかな?っていう風に感じたこと。

それを少し考えていくと、コミュニケーションで共有するって何かな?って考えていて、五輪書じゃないけど、集団の共有と、個人の共有が同じ原理だとすると、究極は何なんだろうなぁ?っていうことがず~っと頭の中にありました。

そんな時に、自殺が少ない地域についての記事を読んだのがきっかけです。

自殺とコミュニケーションの関係?

もともと、コミュニケーションの会社に入ったんですが、コミュニケーションって何か?最近になってすごく興味がでています。裏を返すと、コミュニケーションについてもっと勉強しないといけなかったのかな?っていうことをよく思うようになりました。そんな中、まず見たのが、自殺が一番少ない地域の記事を見たこと。

"自殺が少ない地域" の「生きづらさ」を減らす仕組みを探して〜精神科医・森川すいめいさんに聞く
あちこちの学校で、9月1日から新学期が始まった。約1年前の2015年8月、神奈川県の鎌倉市図書館の公式Twitterが、「学校が始まるのが死ぬほどつらい子は、学校を休んで図書館へいらっしゃい」と呼びかけ、大きな反響を呼んだ。内閣府の2015年版「自殺対策白書」によると、自殺者数は1998年から14年連続で3万人を超える...

ちなみに、都道府県別の自殺者の順位は、都道府県格付け研究所に記載されていて地域性があるんですよね。日本の中心部は少なくて、周辺部の方がおおい。都市部が多いってわけでもないんですよね。地方の方がむしろ多い。地方創生でもこのあたりのこと、コミュニケーションの質や昔からのコミュニケーションになじめる人、なじめない人とかのことをもう少し研究してもいいんじゃないかな?なんて思っています(笑)

人口10万人あたりの自殺者数の都道府県ランキング - 都道府県格付研究所
47都道府県を対象とする「人口10万人あたりの自殺者数」の都道府県ランキングです。公的機関の調査などでも秋田県は自殺率が日本で一番高いなどと言われていますが、秋田県民は自殺で死亡する割合が多い地域というイメージは正しくありません。秋田県は住…

で、その記事に紹介されていたのが、

この二冊です。

この二冊にも、かかれているんですが、超略していうと、人と人の関係において、個々人がある程度つながっているけど、いつもはつながっていなくて、それぞれ好き勝手にしているんですが、何かがあると協力できる。っていう関係性、そういうコミュニケーションができている時が、人は住みやすい。生きやすいって感じる。ってことみたいです。

いろいろな仕組みなどがあるのでしょうが、居場所がある。ってことなんでしょうね。無視されるでもなく、過干渉になるのでもなく、ちょうどいいというコミュニケーション。

人それぞれに、そのバランスっていうのがあるのだと思うんですが、そのバランスを探っていくということと、誰かが聴いてくれる。。それだけでいいってことなんですね。でも、ちょうどいいコミュニケーションをするというのが、とても難しいのは身に染みてわかっています。

そこに、オープンダイヤローグっていうキーワードが、出てきて、薬などを使わずに、対話だけで、統合失調症などが癒される。っていうのを知って、それってなんだろう?って思って読んでみたんです。

オープンダイヤローグって何かな?

この本は、オープンダイヤローグの概要と、論文の訳がのっています。

で、あまりにも、精神医の方へわかってもらおうという姿勢が出すぎていて、普通の人が読むのはちょっと読みにくいかもしれません(笑)。それに専門用語になっていてわかりにくかったです。

でも、これかなりシンプルで、誰にでも、できることかもしれませんし、コミュニケーションをとる上で重要なことは、ここでもやはり重要になってきます。

  • 複数人でミーティング(ダイアローグ)対話をするってこと
  • 家族も参加
  • 開かれた質問から始める(誰もが答えられる質問からはじめる。「どこから始める?」からでいいとあります)
  • 透明性を保つ

などなどで、よくミーティングやコミュニケーションで言われる事柄です。

ただ3つの概念が必要になってくるような気がします。

・言葉を言い換えて、表現していく。言葉は個人のもので共有の言葉を作らなければ理解はすすまない。

言葉に表して、伝えてみる。それを何度もする。ひとつひとつの単語は、その人がもっている概念だから(人間の頭の中では、きっと言語化されて記憶されているものと、脳の中で言語化されていないものがあり、その概念を、共有するには、いろんな言葉で、その概念を共有するということが、わかっていないと、共有できないんですよね。)それぞれの概念を言葉の表現をかけながら、共有していく ということ。複数の人に共有されたということは、言語化されたということなんですよね。この概念が一つの基本になっているような気がします。

・ゴールは合意でなく共有

全員が合意に達するということではなく、それぞれの異なった理解を、うまくつなぎ合わせて、共有すること。 この共有の過程から、副産物として、結論が、共有されるということ。合意形成でも、よく合意をもつのがゴールでない。って言っている人がいますが、やっと少しだけその意味が分かったような気がします。

・不確実性への耐性

上の言葉の共有 や、ゴールは合意でない。っていうことを補完する概念だと思います。

言葉や体験を共有できるようになるまで、結論というものや診断というものはされません。つまり、一回一回の対話では、結論をださないのです。頭のいい人は結論を先に考えて議論したり、対話をするのですが、そもそも結論を出さないっていうところに、対話に参加する人々は、不安を感じます。結論をすぐにださない議論は無駄だって、会社の会議とかだと、そうなりますね。時間も効率のうちだと・・ しかし、この共有というものができれば、おのずと結論めいたものが出てきます。それを信じる。ということが、不確実性への耐性なんだと思います。

まずは、体験を共有するということ・・

それで癒されるってことなんでしょうね。

こういうオープンダイヤログって、なんとなくだけど、昔からある呑み屋のおやじさんや、ママさんのやってることと同じじゃないかな? しかし、うちの家の場合、対話しようと思っても対話してくれないんだな。。すぐ逃げていく。それを修正する方法については、もっと勉強しないとなぁ~。。勉強じゃないか?どうすればいいんだろうな?

ちょっと飛躍しすぎかな?(笑)

YouTubeにも、Open Dialogue「フィンランドにおける精神病治療への代替アプローチ」日本語字幕付きがあったので、はっておきます。

もっともっと詳しく知りたくなったら・・・タイムリーすぎるけど・・・

現代思想の9月号は、オープンダイアログ特集です。この現代思想って、僕の好みにばっちり合わせてくるなぁ~(笑)

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