【読書感想文】リアリズムの老後 ケアプランは誰のため?自分でケアプランは作れるそうです【介護保険制度】

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とても考えさせられる内容でした。

また介護保険の自己負担が引き上げられましたね。

ほんとうに、僕達が65歳になるころには、どうなっているんでしょうか??

現在の日本におけるいろいろな面での低迷は、この急激な高齢化が進んでいることに対する不安ではないでしょうか?もう1975年からこういうことは分かっていて、2000年に制度ができたというのに、まだまだ不安。。 ある意味で、成功しているために、パラドックスになっているのかもしれませんね。

世界の長寿国

WHOの2016年のレポートによると、2015年時点で、日本は一番の長寿国。

男は6位 女は1位 全体でも1位です。 ここにアメリカや中国は入ってきません。

スエーデン、スイス、フランス、イタリア、スペイン、日本、シンガポール、オーストラリアあたりが、世界でも屈指の長寿国です。

インタラクティブなデータで見るなら・・ WHOのWorld Health Statistics 2016 data visualizations dashboardが見やすいです。

それと、もうひとつ健康寿命という指標があります。

それでも、一位ですね。 長生きすることが、もし、一番の幸せだとしたら、日本が一番なんですよね。

健康寿命のトップ10

順位 国名 健康寿命
男女平均(歳)
[2015年]
1 日本 74.9
2 シンガポール 73.9
3 韓国 73.2
4 スイス 73.1
5 イスラエル 72.8
5 イタリア 72.8
7 アイスランド 72.7
8 フランス 72.6
9 スペイン 72.4
10 カナダ 72.3

もう少し正しく介護制度やケアプランを知らないといけないのかも

そういう想いもあって、この本を読んでみました。


介護保険制度の事を多くのインタビューで綴られています。

章ごとに、
第1章 介護保険とケアプランに関わる人達(介護保険とケアプラン)
第2章 ケアマネージャや、家族、ケアを受ける人達(マイケアプランを作った人たち)
第3章 ヘルパー・ホーム等を運営したり支援する人達(質のよい介護とは)
第4章 ケアセンター長の話(ターミナルケアでできること)
第5章 本の紹介(介護の時をゆたかにしてくれる10冊の本)

と・・1章から4章まで、実際に介護にかかわる人達の生々しいインタビューで成り立っています。

介護保険制度ができて、まだ10年ちょっと、そして何回かの改正を繰り返されてきて現在の制度が運営されています。
まだ新しい制度なので、制度に対しても、制度の運用に対しても、世の中に正しく理解されていないようです。例えば、ケアマネージャ、ヘルパーの違いなどもそうですし、ケアマネージャーが何をすべき人なのか?も確かにあまりしりませんでした。

ヘルパーにお願いできること、できないことなどの運用なども市町村で違うという状況のようです。

これらを真に法が出来た精神に基づいてがんばっている人達のインタビューを通して、ただしいあり方を理解することができます。

改正によって少しづつ実は悪くなっている制度であることも、理解できます。

また、4章以降は、特に、死生観について考えさせられますし、5章で紹介されている本は、どれも、古典文学の本です。洋の東西を問わず紹介されています。この観点でもう一度読んでみたいな。。と思わせてくれます。 その中に、枕草子がありました。これって本当に昔から人間って変わらないんだな。。って思わせてくれる随想ですよね。

全体を通して

企業という枠組、家族という枠組、国という枠組、どれも、一生懸命奉仕してくれている人によって何とかまわってるんですね。そういう人達が報われるような仕組みを変えて行かないと一生懸命頑張る人が疲弊してしまう世の中に、今はなっているのかもしれませんね。

どうすれば、もっと今を生きることが楽しくできるのか?

そういう国の姿はどういう姿なんだろう?ってことを考えさせてくれる本です。公助公共はみんなで守らないといけないなと、感じた本でした。

養老さんの話では、「人間が脳化してきて、自然を嫌がるようになったから人口減少が起こる。これはある程度、脳化が進んだ国ではみんなそう。自然から遠ざかるからなのだと・・・」いう話がありました。 自然をもっと身近にすることが、一番なのかもしれないですね。

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