【乳酸菌って違うのね】飲むヨーグルトを飲み比べて自分にあう菌を探してみる【人体実験】

シェアする

スポンサーリンク
広告

あう菌・あわない菌

そもそも、発酵と腐敗の関係というのは、物理現象的には菌が増殖していて同じ現象です。また体内・体表面にいる菌は今や一兆種類もいると言われていますね。殺菌・除菌などという概念はもうナンセンスで、通常、ほぼ菌まみれなわけです。

自家製酵母や発酵をするようになって分かったのが、そこいらへんの空気の中に発酵菌がいて、温度条件や培養基の条件を一定にすることにより、どの菌がその条件に一番適しているのか?が選択され、自然に淘汰される仕組みなのだろうということを感じるようになってきました。

とすれば・・人の体温や人がもつ養分は、人それぞれ。。 だから、あう菌、合わない菌というのが存在するんじゃないかな? って思って、人体実験をしてみました(笑)

一番簡単で単種培養されているものは、工業的に作られたヨーグルトなどの乳酸菌飲料

ていうわけでもないのでしょうけど(笑) 手に入りやすいもので比べやすいもので今回は、乳酸菌飲料を大人買いして、1日づつ違う種類のものを息子と一緒に、飲んでみました。

グリコ・Bifix1000

ビフィズス菌系です。正確にはビフィズス菌と乳酸菌はちがっていて、ビフィズス菌は人の大腸に沢山いる菌です。乳酸菌は乳酸だけを作りますが、ビフィズス菌は、乳酸と酢酸を作ります。

ビフィズス菌と乳酸菌の違いは、こちらのページが詳しいです。

ビフィズス菌と乳酸菌の違い|ビフィズス菌研究所 - BB536.JP

明治 R-1

こちらは、乳酸菌系です。乳酸菌は大きくわけて、ブルガリア菌と、サーモフィラス菌がいて、このR-1は、ブルガリア菌の中でもOLL1073R-1という種類の菌のようです。
正式名称はLactobacillus delbrueckii subsp. bulgaricus OLL1073R-1

明治プロビオヨーグルトR-1|株式会社 明治 - Meiji Co., Ltd.
「明治プロビオヨーグルトR-1」は株式会社 明治の乳酸菌研究より数千種類の中から選び抜かれた1073R-1乳酸菌を使用。お客様の健康な毎日に貢献します。

少し調べてみると、このR-1は、整腸というよりも、免疫力向上の作用がある菌のようです。なるほど。。

タカナシ 信州八ヶ岳高原のドリンクヨーグルト

いわゆる普通の飲むヨーグルトですね。ブルガリア菌と、サーモフィラス菌が入っていると予想されます。ちなみにブルガリア菌とは、桿菌で「ラクトバチルス・デルブルッキー亜種ブルガリクス」と、サーモフィラス菌は、球菌で「ストレプトコッカス・サーモフィラス」と呼ばれています。

ここまでが、ヨーグルト製品です。

以下は、乳酸菌飲料(乳酸菌が入っている飲み物で、そもそもそれ自体が発酵食品ではない)というものになります。

カゴメ ラブレ

植物性乳酸菌のようです。 植物性乳酸菌は、例えば、ピクルスや、サワークラウト、古漬けの漬物など、すっぱくなる漬物にいている菌ですね。実はこの菌は、いわゆる乳酸菌で、ラクトバチルスという菌の種類です。だから、この植物性・動物性というのは、あまり意味はなく、物理的には、同じ菌のようで、ラクトバチルス・プランタムやラクトバチルス・カゼイのようです。漬物から採った菌っていう感じですかね?(笑)

ヤクルト エース

ヤクルトの代表選手である乳酸菌 シロタ株。 ラクトバチルス カゼイ シロタ株 です。

実は菌の一生は活きるととても短く、どんどんと世代交代していきます。中には突然変異をしたりするので同じ菌を培養しつづけるというのはとても難しいんですよね。菌自体が変化していくのです。その中でシロタ株をず~っと作り続けているというのは技術的にとても凄いことをヤクルトさんはやっているんでしょうね。

【発酵】ヤクルトのサイトは勉強になります。細菌の図鑑になってる【ビフィズス菌】

そういえば、昔、菌の種類をまとめたことがありました(笑)

人体実験結果

今、上記のようなことを調べています(笑)。飲む前にこれ知ってたら、こんなに買わなくてすんだかもしれません(笑)。以下は、本当に個人的で定性的・感覚的なものですが、とっても面白い結果となりました。

人体実験に参加した成人男性二人は、20代と50代、たぶんDNAは近いです。牛乳を飲んでもおなか壊すことはないですが、比較的精神的に弱く、腹痛になりやすいタイプです(笑)

いや。。本当に面白い結果なんです。

整腸作用が明らかなもの

Bifix、R-1、タカナシ は あきらかに体の変化、整腸作用があります。次の日におなかが、ぐるぐるぅ~っと言います。

ゆるくなる度合いは、Bifix>タカナシ>R-1でした。

僕はタカナシくらいがいいです。息子はR-1くらいがいいと。

ラブレ・ヤクルト は 1~2本では、なんの変化もありませんでした。むしろ、うんこでない系になります。

これ、僕も息子も同じ体感になりました。

面白いですね。 いわゆるヨーグルト系(牛乳分が入っている)ものと、乳清というか乳製品になっているもので、大きく違うということ、それとヨーグルト系でも、その効果は人によって多少違うということでようね。

整腸作用以外

R-1の効果というか体感ですが、体感的にですが。。体温が高くなります。感じられると思います。

R-1の次に、タカナシも少し体温上がるような傾向があります。面白いです。

あう菌・あわない菌

自分にあった菌というのは、たぶん、一番自分の普通の状態をキープできる菌なのでしょうね。 その観点で選ぶと、息子はR-1、僕はタカナシが、よかったです。

もうひとつ、あう・あわないという観点じゃなく、自分の状態を少し変えたいということであれば、もう少し面白い飲み方もあるのかな?と思いました。

例えば、便秘気味だとすると、Bifix を 例えば くだし気味だとすると、ヤクルトかラブレを飲むと、いいということですね。

今回、最初に体感してみてから、いろいろ調べたのですが、調べてみて少し納得してます。

面白いですね。同じくくりの乳酸菌とよばれる種類は、350種類といわれていたのが400種類といわれ、どんどんいろんな菌が見つかってきているようです。この中であうものがきっとあるはずですね。いやぁ~まさか、体感できるとは思っていなかったので、とっても面白い結果になりました。

今度は、自分で作った菌(正確には気中にいる菌から培養した菌)で、試してみたくなりました。TGGとよばれる豆乳ヨーグルトがいいとか、自家製のヨーグルトがいいというのは、やはり自分(家族を含めて)に近いところにいる菌から作るので、体調を維持しやすいことになるんでしょうね。漬物や味噌もお酒も同じなのかもしれませんね。

【読書感想文】The Art of the fermentation DIY発酵完全ガイド?【発酵マニア】

スポンサーリンク
広告

シェアする

フォローする

スポンサーリンク
広告

コメントを残していただけるとありがたいです

Loading Facebook Comments ...
%d人のブロガーが「いいね」をつけました。