【農業ICT】群馬 ロブストスという農業機械のロングテールと、大量の自律分散ロボットで無農薬路地野菜を自動で作るフューチャーアグリ【未来】

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埼玉県の先端産業支援センターが主催する農業ロボット研究会

第二回農業ロボット研究会に行ってきました。実際のベンチャーの動きを知りたくて。。というのと、フューチャーアグリの蒲谷さんに一回あってみたいと思っていたところに、こういう講演会があると聞いて、行ってきました。

スゴイ刺激を受けて帰ってきましたので、内容を少しメモとして残しておきます。

13:35~ 講演①「小型ロボット産業による地域創生の可能性」
フューチャーアグリ株式会社 代表取締役 蒲谷 直樹 氏
14:35~ 講演②「農業現場へ飛び込み、隙間を埋めていく」
株式会社ロブストス 代表取締役社長 高垣 達郎 氏

ロブストスという会社

発表順とはちがいますが、ロブストスという会社の取組みから紹介します。現代型のサプライチェーンマネジメントで欲しいという一品ものを短納期を実現しています。ホームページはないらしく、社長のブログはあるが、忙しくてなかなか更新できないということ。です。

希望と、勇気と、反発のエネルギーと
俺は製造業のメッカ・東京都大田区育ち。油の焼けるにおいが漂う町工場街。世界的にも名の知れた産業集積地だ。しかし、街は年を追うごとに工場を解体し宅地化を進め、テレビは大田区町工場の苦境を報道する。ある日、自分の実家も工場跡地に建てられていたことを知った。目の前の工場群を気にすることなく暮らしていた自分に「何かすべきことが...

農業機械での困り事を、短納期で解決するという、ちょっと聞くと、ああありがちな。。って感じなのですが。。

農家と町工場を繋ぐ新ビジネス〜高垣達郎さん(群馬県太田市)〜 : 井上貴至の「地域づくりは楽しい」
「ほら、深谷の土は、粒子が細かくて、硬くなるでしょ。この収穫機の土を掘り上げる部分を補強してくれないか。」「この作業機のアームが曲がってしまって、なんとかならんかね。機械全体を買い替えると100万以上するだろ。」高垣達郎さん(29)が、農家や農機具屋のおんち
群馬)農機部品特注生産で業界に一石 太田のロブストス:朝日新聞デジタル
 農家と町工場という一見、接点がないような両者を結びつける新たなビジネス手法を、太田市内の小さな会社が確立し、業界で注目を集めている。農業機械の特注生産や廃番部品の複製など、これまで大手のメーカーや販…

小泉進次郎のブログでも載っていました。

2016年09月のブログ|小泉進次郎オフィシャルブログ「日本の政治を未来のために~自由民主党~」Powered by Ameba

こういう記事も参考にしてもらいつつ。。

もともと、大田区の町工場の跡地で育ち、東京の町工場がどんどんなくなっていくのを見て、群馬の鉄工所で、何かできることないか?と農家を回ったところから、始まっています。お客さんの困り事を足でまわってしっかりつかんだというところが一番の強みなんでしょう。

そして、スマート工場というかIndustry 4.0を実現しています。

サプライチェーンマネジメントを、コマツの受発注システムと、LINEで実現しちゃってるというところが凄いところです。コマツのシステムってこれかな??

機械学会の日本版Industry 4.0の資料にある サプライチェーンマネジメント「つながる工場」を体現しちゃっています。

LINEでサプライチェーンマネジメント

まずは、これを見てください。 LINEの画面です。顧客からの要望も、工場への連絡もLINEを使っています。実際には、これの裏に、図面の受け渡しなど他のシステムも併用していると思いますが・・

「ばばばばば~っと」と注文を受けて、「ささささ~っと」行って、図面を書いて、「たたたたた~っと」資材から工程からを分けて、工場にお願いして、受注から1週間で、欲しい部品を作ってあげる。

確かに、LINEで、写真も図面も送れます。そして、出来上がって、喜んでもらったことを、製造工程でがんばってくれた工場たちにも、LINEで連絡している。もちろん工場や現場に行ってということをされている上でのLINEだと思うんですが、使っているのは、スマホと、Macだけだと。。凄いですよね。 今ある情報技術を難しく考えずに、使ってしまう。

それで、サプライチェーン、顧客をつなぐだけでなく、「ありがとう」をつないでいるんですよ。。 凄い

高垣社長いわく「農業機械のロングテールを拾い集めて、喰っていく」ということらしいです。

農業機械(お客さま)の特性と、工場(製造)の特性をつなぐ

講演の中で、高垣さんが、書いていた図です。右側が農業という業界の図、左が、町工場の図です。その間をロブストスが結んでいます。これだけだと、何かわかりにくいですが。。

農業という業界の特性

まずメーカを見てみると、日本だと三大メーカがあり、海外メーカのものもある。また、例えばトラクター部分を作るメーカと、耕耘する機械を作っているメーカなどもあり、それらを組み合わせて、ディーラーが農家というユーザーに売り、メンテもしている。

一方で、ユーザー側はというと、米麦などの穀類、路地・ハウスなどの野菜、畜産、果樹などなど使う機械が違ってきます。また、地域によっても、粘土質なところ、砂質なところなどぜんぜん違うものになっていて、一度、農業機械を買うと、長く使いたいという特性があります。

メーカは収斂されているので、同じものを沢山つくりたい。ユーザーは、別々の用途なので、平均的な作りだと耐久性などに違いが出てきてしまう。だから部品が壊れたり、著しく利用期間が短くなるような機械もある。メーカやディーラーで吸収できないニーズを、拾い、短納期で仕上げて売る。

もう一つは、町工場の特性

町工場は、例えば、板金、旋盤、レーザー加工、溶接・・など工程毎に得意不得意な工場があります。また部材の購入や、設計などいろんな工程がありますし、空き具合もありますよね。

ロブストスは、お客さまから聞いた要望を、採寸・設計して、その後、工程毎に最短の時間でできるように各工場に発注するそうです。複数の部品の組み付けなども。。

そして、お客様の機械に組み付け (必ずしも行かないで、農家自身が行うことも多いそうdす)。

群馬県の会社なのだそうですが、群馬県の町工場が、ひとつの工場として機能しているスマート工場になっているんですよ!!

びっくりでした。

既に、大手の企業とも一緒にやってたりして、売上は倍々ゲームとのこと。設立からたった5年で、すごい売上になっています。

この仕組み自体は、スケールしにくいと思いますが、これからの展望は?という質問に対して

「農家のおじさんが、クボタとかの帽子をかぶってますよね。ああいう感じで、いつかブラジルとか日本以外の国でも、ロブストスの帽子とか、つなぎを着てくれるファンができたらいいな」って・・・ さらっ って答えてました。

よく、Think Big っていいますが。。 道筋とかは、どうでもいいのかも知れないですね。これこそ、Think Bigです。 凄いなぁ~って心から思いました。

フューチャーアグリ

蒲谷社長は、脱サラして、トマト農家をはじめて

乳酸菌などの有用な微生物の力を借りた安心なトマトや野菜の 農業ロボット 栽培 with 蒲谷ファーム

その自動化をご自身で、Raspberry Piや、ラジコンの部材を使ってつくり

Welcome to Futureagri Inc.

という会社を作って、農水省のロボット大規模実証実験に採択されて全国規模でいろんなDIY型のロボットを使ってみる実験をされた人です。

ロボット自体は、ここに載ってます。

ようこそ! はたらくロボット株式会社

ここのロボットの素晴らしい所は、DeepLearningとか使わなくても、今あるRaspberry Pi程度で実現できることを、実現できるように作る。でも、きちんと自律的に動くロボットを作っています。

そして、分散協調型のシステムになってる。

まとめてしまうと、下の図のようになるのですが・・

これで、スゴイっていうのが実は書かれていません(笑)

本当にすごいところは、日本のような中小規模の農家が多い状態でも

無農薬路地栽培の野菜が、ほぼ完全自動で作れる!

ということを実証してしまっていることです。 しかも、タミヤの部品とか使って。。

まさに。。むかしこういうの調べた時に思ったことが、実現されつつある

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当たり前のコトを破壊する

このことを実現しているのは、「現在の農業で当たり前のコト」と「工業製品を作る時に当たり前のコト」のギャップを埋めていることなんです。

例えば、農業だと、試験のワンサイクルは、1年とか平気で考えますね。でも蒲谷さんはもっと短時間で、PDCAを回す。そのために空間データをきっちり取る。それでトマト栽培だと1年で、収支が黒になったと。。 それを2年ほどつづけたら、このロボット類を広めようって次のステップに。。そして、自律分散型の知識・組織ネットワークの方にも。。。

どんどん広げていっているようです。

もっといろんな当たり前を破壊していました。一度、ゆっくりもっと詳しく話が聴きたいですし、こういう人と仕事をしたら、面白いでしょうね。

スピード

これからの日本、こういう今までの当たり前を、破壊しながら再構築して、このスピードに一緒になってやっていくところだけが、生き残るんだと。。 思いました。

だらだら下り坂を下っていくという生き方もいいんですが、こういうのも楽しく生きる。好きなことして生きるっていう意味では、とっても素晴らしいし、日本にもまだまだ未来があるな!って感じられる講演でした。

僕には何ができるかな?分からないなりに・・・動かねば(笑)

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どんどん取り残されているかも(笑)

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