【読書感想文】限界費用ゼロ社会 その1 金融の限界費用 ドイツ銀行の株価は?【Brexit】

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限界費用ゼロ社会 資本主義の次に・・

この本、IoTの本のように扱われていたり、シェア文化の本、経済の本のように扱われることが多いんですけど、僕の中では、「第三の波」成長の限界」と同じくかなり未来をうまく予想している哲学の本だと思っています。そういう意味では、限界費用ゼロ社会は、日本の本だと、「里山資本主義」とか「ダウンシフターズ」や「半農半X」下り坂をそろそろと下る」とかと同じ哲学なんだろうなと思います。

この本をネタにして何回か読書感想文を書いてみようかな?って思っています。

今回は、資本主義の象徴でもある。。ちょっと金融・お金について。。書いてみようかな?と・・

本では、第1部 資本主義の語られざる歴史 と 第4部 第14章社会関係資本のクラウドファンディング、民主化する通貨、人間味ある企業家精神、労働の再考 で 触れられています。第1部は、資本主義(ここでは中央集権主義・消費主義かな?)の経済として、技術として、本当に詳しく封建時代からの流れで書かれています。いろいろと解説もインターネットにあるので・・解説はそちらに任せて(笑) その変化って出ているんじゃないかな?っていうところを書いてみたいと思います。

まずは日本の株価って1990年がピーク

こちらは、僕がよく見る図録というサイトの図録 株価の長期推移のグラフ、ベルリンの壁が崩壊した。。これは、資本主義と社会主義のイデオロギーの対決の終結、そこで変曲点を迎えています。

一方で、世界の株価を見てみると 世界経済のネタ帳を見てみると、右肩上がりの傾向はいまだに続いているのですが、1990年に一度変曲点をやはり迎えています。イデオロギー対決の終焉で、それまでの株価の推移と明らかに違う動きをしていることがよくわかります。2008年のリーマンショックで下がっていますが、中国をはじめとしたアジア経済によってなんとか右肩上がりを続けてこれたかもしれないけど、また直近の数年で変曲しそうな動きになっています。

世界の株価推移

限界費用ゼロのシェア社会に、世界は、少しずつ変わろうとしているのかもしれませんね。米国は直接金融やクラウドファンディングに移ってきているのは、僕が言うまでもないですね。限界費用ゼロ社会の本に書かれている通り、シェア型の協調社会に代わり、日本も信用組合やクラウドファンディングなどに代わってくると・・もう一度経済成長の形になるのかもしれないですが・・・成長のとらえ方も変えていかなくてはいけないと書かれていますね。

もうBrexitは忘れてるかも知れませんが・・・

参院選や都知事選があったり、今は、オリンピックで、つい最近あったイギリスのEU離脱。。すっかり日本人はこのこと忘れていますけど・・・これは何を意味しているんでしょうね?

なんとなく、旧体制の国を代表する銀行からの変革が始まっているのかな?なんて思ったりもします。

な~んとなく気になる銀行の株価を見てみたいな~っと・・見てみると

ドイツ銀行・イタリアの銀行の株価が、実はBrexitの前から続落しているんですよね。

リーマンショック以降です。

チャート画像

Yahoo株価のドイツ銀行の10年チャート

株価チャートのドイツ銀行の推移です。

今は、Brexitに絡んで破たんだとか、

いろいろ言われていますが・・・10年でみるとず~っと下がっているんですよね。

限界費用ゼロ社会の本によると、ドイツ自身は、原発ゼロ化、グリーン革命、産業革命4.0と、政策的にも金融的にも、IoTによる限界費用ゼロになる社会でのシェアリングエコノミーに大転換を図ってきているようです。

そういう観点で、Brexitを考えると、大集中資本主義から、ゆるやかな分散・協調のシェア社会への変換をEUは図ろうとしているのかもしれないな。。と、ナショナリズムの再考や、ドイツが強いからイギリスは嫌がってるとか、そういう表面的なことではなさそうな気がしてきます。

その大変換の結果が、この株価に表れているのかもしれないなと思います。 ドイツ・イタリアの大陸勢は再生可能エネルギーの発電率が25%を超えて、エネルギーの相互依存が解消されて、この集中型の株価依存が減ってきているのかもしれないな。。なんて、この本を読みながら、思ってしまいます。日本の株屋さんの見当違いの推測を見ると、EUに対する心配の仕方が、ちょっと違うんじゃないかな?なんて思ってしまいます。人のことより、この傾向(実は傾向でなく、大変革かもしれません)の本質を読み解いて、適応していかないと不味いなぁ~って思うんのでありました(笑) まぁ、日本も、本質に気が付けば、あっというまに転換を図るんだと思います。何か大きな変化がここ数年で起こるのではと・・この本を読んで思うのでありました。

この本のことほとんど書いていない感想文シリーズ その1でした(笑)

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