【消費者】ポリティカルコンシューマー ブランドはもう政治的立場をあいまいにできないのかも【ソーシャルメディア】

スポンサーリンク
広告

エシカル・サスティナブル・ブランド価値

環境の仕事をしていたので、CSR的なブランディングについて、今でもたまに考えます。エシカルやサスティナブルなブランドって、例えばメディアだと

オルタナmini – 明日がちょっと変わるウェブニュースまとめ

ROOMIEKITCHEN | ROOMIE(ルーミー)

など、ナチュラルでLOHASなという言葉は、世界共通の共感できる課題として、共感のグローバル化を進めてきたのかもしれませんね。この想いとは裏腹に、経済もグローバル化が進んできたのは皮肉なことです。多くの会社が、その中で、コンプライアンスやエシカル、健康というCSR的なブランドを築いてきたのがこの10年ほどのトレンドかと思います。アメリカでオバマが大統領になったころがひょっとするとピークだったのかもしれません。

この本は2010年に出ていて、ソーシャルメディアで、消費者の動きが変わり、社会文化的変化の創出や環境の持続可能性に対する取り組みを推進の動きをまとめていました。2008年頃がピークだったのかもしれませんね。

そろそろ、この「いい子ぶった世界観」にみんなが飽きてきているのかもしれないな。って思えるようになっています。それで次のブランディングのトレンドは何かな?ってみた時に、アメリカファースト、イギリスファースト、フランスファースト、都民ファーストと自分だけがいいという価値観に揺り戻しが来て、そのため真実とのギャップができ「Post Truth」で悩んでいる。また、ムーブメントを起こそうとして「Political Consumer」など流行の言葉が出てきているのだと思います。

2016年~2017年は、世界的に選挙が多いこと、そしてリーマンショック(単に嘘をついてお金儲けしていたことがバレただけの話なんですが)後に刷り過ぎたお金が一部のお金持ちに集まってバブル化しているという状況、既存の社会システムへの不安が政治的な話題を多くさせる状況にしているのかも知れません。

社会起業家が注目をあつめるようになったのは、確かに環境問題のつぎ、CSRという言葉が流行りだした頃からですね。社会課題を解決しよう!ってまじめにみんなが話をしだしました。

ブランディングというか、マーケッティングというか、流行というか・・ 実は本質ではないのかもしれませんが、例えば日本だと1960年代は全共闘・安保問題などイデオロギー・政治を語るのが流行った時代があり、その後に猛烈に働く時代、そしてバブル、その後にエシカルという流れになっています。

それはいつも若者が、若者達が流行らせるものですね。デモも最近増えてきているように思いますし、解散したことになっていますが、SEALDsなどが日本でも出てきていました。

The Political Consumer

ポリティカルコンシューマー 少しづつですがこんな流れがあるんですね。シマウマ用語集によると

ポリティカル・コンシューマー(political consumer)とは、政治的な問題や社会的な課題に対して態度を表明する消費者のこと。人種差別、性的マイノリティや性差別、人種差別や移民問題、貧困、持続可能性といった社会経済問題に対して明確な思想や態度を表明し、同じスタンスの企業やブランドを支持する。

このような思想や消費者運動をポリティカル・コンシューマリズム(political consumerism)と呼ぶ。

ミレニアル世代Z世代が中心となってソーシャルメディアで思想表明をし、またコミュニケーションを行い、消費行動に影響を与えていると言われる。

エシカルの延長上なのかもしれませんが、言葉が定義されると、概念として分類されるようになりますね。

このポリティカルコンシューマに対して、J. Walter Thompsonという古くからあるマーケッティング会社が、おもしろいトレンドレポートを出しています。

The Political Consumer
The Political Consumer

ポップカルチャーから大統領選に至るまで、今日の消費者はかつてないほどの政治に没頭しています。 高度に政治化された景観では、ブランドが重要な政治的な会話をしないということがますます困難になっています。 そして、消費者は、2016年に政治問題に関する企業の立場を公に認識しており、慎重に監視しています。この気候で、ブランドは価値を維持しながら政治的会話にどのように関連していますか? 政治消費者レポートは、ブランドがナビゲートする必要がある政治勢力の新しい景観へのガイドを提供します。

アメリカ、イギリス、フランスの選挙をみると、実際には、投票率も、低い状態なので、必ずしも政治に関心がある訳じゃないと思いますが、メディアやこういうマーケット会社はこういう事をいいます(笑)。

このレポートが面白いのは、ソーシャルメディアのそれぞれの世代での政治に関する受け止め方のアンケート結果が乗っている点です。

世代

その前に、Generation X, Y, Z と言ったり、ミレニアム世代といったり、アメリカの方では、いろいろと呼び方があるので、このレポートでの呼び方を整理すると

Generation Z(12歳~20歳)ハイティーンと呼ばれる世代で、デジタルネイティブ世代とかセンタリアル世代とか呼ばれる2000年以降に生まれた世代

ミレニアム世代(20~34歳)Generation Yですね。2000年代に社会人になった世代と言われています。エコブーマーとも呼ばれているので、エコが流行った時代に子供だった人たちですね。この世代もデジタルネイティブに違いないです。

Generation X(35~54歳) もうこの辺は一塊にされてます(笑)

Boomers(55歳以上) ベビーブーマーですね。

メディアの1位はやはりテレビ 2位以下で違いがある

政治について、どのメディアが重要と思うか?

テレビがダントツで1位ですね。若い人ほどSNSが上位にきて、新聞は読まれない。またSNSでもライブが重要だと思っているようですね。

SNSはどれ? やっぱFacebookなの??

つ~か、Facebookが強いですね。ZはSnapchatでも政治の話してるの?? トランプが愛用しているTwitterは実はあんまり見られてないんですね。

政治家の話は聞いていないのね。。

誰の話を信じますか?ってことを聞かれると

意外と健全なのかもしれないですね。家族・友人>メディア>記者>ブランド>日本でいうとイケハヤみたいな人>>政治家

意外なのが、ブランドってのが60%も信じるんですね。

他にもいろいろなデータが乗ってますので、原文を見てみてください。

ブランドが立ち位置をしっかり言わないといけない時代なんですね。

Politicsそのものではないかもしれないですが、LGBT、貧困、格差、などなど社会問題に対しての立ち位置をしっかり言わないといけない時代になってきているのでしょうね。

アンケート結果では、最近ブランドが立ち位置をはっきり言うようになってる?って質問には、Yesが30%しかいないみたいです。 言ってないよが70%です。

どう考えたらいいのかわかりませんが、30%が社会問題に対する立ち位置をしっかり言っているってのは、面白い傾向ですね。

大きな会社というか、日本だと経営者層は自民党支持、労働者層は民主党系の支持ってなっていたから、発言難しい感じだったけど、マクロンとか見てると、もうそういうイデオロギーじゃなくて、個別イシューの時代なのですね。政党支持というより、プロジェクト支持のような柔軟な仕組みが政治システムにも必要かも知れないな

ところで、僕はマジンガーZ世代なんですが、ジェネレーションZではないんですねぇ(笑)(゜゜;)\(–;)

コメントを残していただけるとありがたいです

Loading Facebook Comments ...
%d人のブロガーが「いいね」をつけました。