Tacos Mercadoでのある日の会話
とうもろこしのトルティーヤを出しています。ご自身でとうもろこしを煮て作っているんですが。。 話を聞くと。。結構大変そうで(笑) よくよく話を聞くと。。水分が・・置いとけない。。などなどいろいろな課題が。。 いろいろ体験で使ったツール類を紹介。。あんまり言えないので、Mercadoのトルティーヤの話はそれくらいにしておいて。。
「手作りトルティーヤのワークショップをしたいんだけど。。」
と話しをしていて、
「まずは、有名なフレスカのマサでやったら?」と。。自分でも試してなかなかの出来だったので、これはこれで。。OKです。
でもトウモロコシを砕くところからやりたいと。。
青梅に石臼も製粉機もあるんですが、近くに製粉機も欲しかったということもあり。。
「じゃぁ、製粉機かったら?」
「前から欲しいと思ってた製粉機があるんですよねぇ~」
「じゃぁそれ買ったらいいやん!!」
と。。買わせたんですが、うまく挽けないなどいろいろあり、「じゃぁ電動化するのと、うまく挽ける方法考えるよ!」
と言ってかれこれ数か月(笑) 小麦もお米もうまく挽けました!! が。。とうもろこしのマサって。。いろいろなテクニックがある!ってことがわかり。。少し時間がかかりました(笑)
まとまった時間もできたので、電動化に着手しました。
設計と部品
動力は、安全も考えてトルクを逃がす機構もついている電動ドリルにして安くあげ。。適当にプーリーをつけて回せば大丈夫かな?と。。
さて、設計しようかな?と部品をいろいろ調べたら。。プーリーがバカ高い。。安いものもあるんだけど。。
これのもっと歯数が多いのと、小さいのが、あって、あとはタイミングベルトがあれば。。いいんだけど。。でもドリルは、こういうのを挟むとすると、ボア径が12㎜じゃ挟めない。10㎜まで。
で。。ベルトは。。どれにするか?? 近所のありそうな。。ホームセンターを見て回ったんだけど、なくて。。イメージがつかめない(笑)
で。。ホームセンターで墳頭さんと偶然あって。。「Vベルト欲しいんだけど。。ないのよねぇ~」って言ってたら。。すぐに
「三ツ星ベルトのVベルト スタンダード だと。。近くにある」「頭上を見よ!(笑)」
と。。墳頭さんからの情報。。やっぱりDIY仲間がいると、部品情報から、工具情報から流通できて楽ですね! KODAIRA DIY EGENCYを作ろう! 闇営業OKの(笑)
で。。普通のドイトにありました(笑)
これのプーリーは、ジョイフル本田に行けば1個5000円くらいであるんだけど。。ん。。まぁ あんまり真円度とかはいらないし。。作るか??と。。
9.1㎜のシナベニアで作ることにしました。
だいたいの部品代
ドリル 3500円
プーリー(シナベニア)1500円
Vベルト 1000円
ボルト・ナット類 1000円
金属バンド 1000円
板 2000円
で だいたい1万円くらいでできそう。。
製造
まずは。。ベルトだけがある状態で、イメージ(笑)
3枚の直径違いの円をくりぬいて、片方は12㎜、あと片方は10㎜の穴をあけて、プーリーを製造。
で。。取り付けて
アイドラーというか。。テンショナーがいるなぁ~~って(笑)
そして。。ドリルで試験運転
これをFacebookにアップしたら。。 ミシンのモーターあるよ~!! とのことで。。見に行ってきました(笑)
そして、名前も決まりました!「スタイリースタイリー♪」です(笑)
おぉ!! すごい!! いっぱいある。ミシンのモーターの軸径は大体6㎜~6.3mmのよう。こちらのプーリーは安い。 これでやるか?? だとすると。。製粉機側のプーリーは。。と。。1日ほど。。いろいろ探したんですが。。こいつもやはりかなり高価。。 なので。。
せっかくモーター借りてきたけど。。 元の設計に戻しました(笑) 墳頭さんありがとう!!
「ドリルすんのかぃ!ドリルせんのかぃ!すんのかぃ!せんのかぃ!ドリルすんのかぃ!」ということで。。 戻りました(笑)
プーリーを締め付ける部分も工夫したポイント。そのままではトルクかけると滑るので、こんな風にしています。
プーリーの横にボス部分をつけて、そこにネジで閉めようと思っていたんですが。。製粉機側のシャフトが思いのほか短くて(笑) こういうところの工夫が一番時間がかかるんですよね。でもこういうの考えるの楽しい(笑)
そして。。台になる板をボルトで接合して、ドリルの台座をこれまた9㎜シナベニアのあまりで積層して作り、金属ベルトで、ゴムを挟んで合体
運転
それでは、実際の動作の様子をご覧ください。
ちゃんと スレています。ちなみに。。小麦粉の場合は、かなり軽い動作で細かく挽けるので、これとても便利かもです。
Mercadoで実験
さて、100%コーンのトルティーヤの作り方は、別の特別ページ開設しますので、お楽しみに。。
ということで。。 昼と夜の営業の間の時間で、実験。。
僕が作ったマサと、吉川さんが作ったマサで。。 対決!(笑)
ふふふ。。
できた(笑)
マサの処理の仕方、や アルカリ水溶液処理(ニシュタマリゼーション)については、別ページに書きますね!家庭でもできる方法を紹介!! (笑) していいのか?(笑)
最後に
ちなみに。。小麦粉用にと購入された方は、ふすまと小麦に分けるには、ふるいがいりますよ。
こんなの。。
で。。手間考えたら。。こういう電動のやつ、結構安いかも(笑)
もっとちなみに。。小麦の場合、タンパク質分やでんぷんが、熱により変性するので、石臼や、こういう形状のミルが、温度が上がらないためいいとされています。実際、コーヒーミルやフードプロセッサでも挽けますので、やってみるといいですが、かなり熱をもち、グルテンが弱い粉になってしまいます。
だから、パン用の小麦などでは、↓こういう製粉機は使えません。蕎麦の場合でも、風味が飛ぶので好まれません。
ちなみにちなみに。。ここまで書いておいて。。言うのもなんなんですが。。とうもろこしのマサの場合、粘りを出す成分がまったく違うので、熱が入ってもいいのかもしれません(笑)
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