【読書感想文】未来投資戦略 2017―Society 5.0 の実現に 向けた改革― と IoT/ビッグデータ時代に向けた新たな情報通信政策の在り方【デジタルファースト】 

どうでもよいんですけどね。。

2017 年6月、政府は「未来投資戦略 2017―Society 5.0 の実現に
向けた改革―」を閣議決定した。 らしいです。

資料は、こちら。。

書いてあることは立派で、いいと思うんですけど。。

例えば

規制の「サンドボックス」制度の創設

従来の政策手法では国際的にも大きく立ち遅れガラパゴス化してしまう懸念がある。今こそ「実証による政策形成」に舵を切らなければならない。
参加者や期間を限定して、実証内容とリスクを説明した上での参加の同意を前提に、「まずやってみる」ことを許容する枠組みを、既存の枠組みにとらわれることのない白地の形で創設する。

これって、特区制度のことですよね。 あんまり国とか自治体が主導してダメパターンを作っても仕方がないような気がするんですよねぇ~

時代というか、技術の周辺が整ってこないと、「この技術はまだ」「ビジネスとして評価できない」ってことになるので、あまりに早いと、そのリスクを評価できないでしょうし。。製品安全の問題でも、数が多くならないと顕在化しない問題っていうのもあるので。。

最近思うのは、これ国=国民全体 で、 みんながリスクというか誰かに責任を押し付けたいっていう想いが大きすぎるんじゃないかな?って思うんですよね。国の政策だから、公務員が、官僚が悪い。。っていうけど、それぞれの人がリスクというか多少のグレーゾーンに踏み込んでいかないと新しいことは起こっていかないんですよねぇ~。

ひとりひとりの問題じゃないかと。。

規制改革・行政手続簡素化・IT化の一体的推進

2020年3月までに、営業の許認可や社会保険に関する手続など、事業者負担の重い9つの分野(営業の許認可、社会保険など)において、行政手続を行うために事業者が作業する時間(行政手続コスト)を原則20%以上削減することを目指す。
政府全体で、

①行政手続の電子化の徹底(デジタルファースト原則)

②同じ情報は一度だけの原則(ワンスオンリー原則)

③書式・様式の統一の3原則に沿って、取組を進める。

僕もデジタルファーストで考えるのが効率的でいいと思います。

【地域SNS】ITファーストの地域、市民、社会を考えたらいいのかも・・もっとスマートにならないのかな?地方豪族とヤンキーの虎から変えるのかな?【社会情報学】

【読書感想文】2017年 エネルギー白書・ものづくり白書・環境白書 どんどん閣議決定されるけど・・【忖度】

でもねぇ~ 地道に書式・様式の統一からやってたら、いつまでたってもデジタルファーストでなくて、逆なんですよね。書式・様式を無くして、スマホでシステムを見れるようにしてしまう。そんな感じでやらないと。。デジタルファースト、クラウドファーストにならないんですよ。。 そちらをファーストで考えないと・・・この書式の統一からやると、それは既存のやり方を変えるってことで、根本からやり方を変えるってことではないんです。

【若者はわかっている】経産省の次官・若手プロジェクトの資料がなかなか良い。けど・・何の資料なの?(笑)【日本の未来】

これ見てると、わかっているはずなのになぁ~って思う。

で・・・最終的には。。

公的サービス・資産の民間開放

空港と上下水道の民営化

地域経済好循環システムの構築

IT化がメインですね。 文化芸術などに対する方向性は、いいと思うし、スポーツ振興もいいんだけど。。ちょっと?って思うのが、スタジアム・アリーナ改革(笑)

こういう箱もの行政は、もうやめてよね。みなさんちゃんと注目しましょう。Society 5.0ってそういう世界観なんでしょうか??

「IoT/ビッグデータ時代に向けた新たな情報通信政策の在り方」

その閣議決定をうけて、こんどは情報通信政策の方の中間答申が出ています。

中間答申概要

中間答申

ちょっとなぁ~て思うのが。。答申の。。

我が国には、第3次産業革命たる「ICT 革命」の波に乗り遅れ、
1990 年代の米国のような、継続的な ICT 投資拡大等による経済成長
を実現できなかった経験がある。主な要因としては、
1) ICT 投資をコスト削減の手段と位置づける企業が多く、新たな
サービス創出やビジネスモデル変革の手段として活用されなかっ
たこと
2) ユーザ企業において ICT 投資が加速せず、その利活用を進める
ための人材も集積しなかったこと
3) 「ポジティブリスト」を中心とする大陸法に近い制度環境の下
で、「グレーゾーン」の新サービスを避ける傾向が強かったこと
等が指摘される。第4次産業革命が進む中、厳しさを増すグローバ
ル競争に勝ち残っていくためには、こうした過去の経験も踏まえつ
つ、データ主導社会の実現に向け、可能なあらゆる政策手段を講じ
ていかなければならない。

 

そうなんでしょうか?? ちょっと前は、海外に行くと、日本の方がどんなにか進んでいましたよ。それを止めてしまったのは、グローバル化とかガラパゴス化とか、そいういう流れのせいで止まったんじゃないのかな? 日本は日本らしく突っ走れば良かったんですが、国民全員が、まぁ、このあたりでいいかな?って思っちゃったことが要因なんじゃないかと思います。

まだまだもっと。。 っていう要求がなかった。。

それから。。

IoTおもてなしクラウド事業について

これも???

世界最先端IT国家創造宣言・官民データ活用推進基本計画を踏まえた取組

これは、もっと???

国の方針としては、まぁいいとして、これで、国や国民が変わっていくのかな?不安を解消しないといけないんじゃないかなぁ??

たぶん、官僚もリスクを恐れて、国民もリスクを恐れて・・・そういう循環ができてしまっているんですよね。

なんとかならないかなぁ~??

たぶん、未来像を見据えてやるというやり方はもう古くて・・

未来なんか見えなくても、まず今、面白いことをやってみよう!ってことが重要なのかもと思うんですよねぇ~。もうロードマップなんてやめて。。

事実や既存の課題だけに国や自治体は集中して審議して決めていく。この決めていくってことが大切で、あとは国際的にみた競争政策を平等にすることだけをやればいいんじゃないかな?

 

 

投稿者 tom2rd

コメントを残していただけるとありがたいです

Loading Facebook Comments ...

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください