ログハウスなどで木が腐る原因
発酵をするようになって、本当に、菌に対する知識も増えましたし、木質バイオマスの難しさを知ったり、上賀茂神社さんなどで遷宮とかのお話しなどを聞くにつけ、木材の耐久性がどれほど高いかも、知るようになると、傷んでいる建物の構造的な欠陥がとても気になります(笑)
木を腐らせる原因は、もうほとんど湿気です。菌は、木材腐朽菌と呼ばれるものです。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%A8%E6%9D%90%E8%85%90%E6%9C%BD%E8%8F%8C
いろいろな種類の菌がいるんですけど、木質バイオマスが難しいのは、木材に含まれるセルロースを分解するのが実はとても難しいからなんですよね。加速させるのが難しい。
木材腐朽菌の繁殖条件
木材腐朽菌の繁殖条件は、適度の水分、温度、酸素、栄養分であり、湿度85%以上、木材含水率が20%以上、温度は20 – 30℃、高温多湿の環境を好み、酸素を必要とし、栄養分は木材に含まれるリグニン、セルロース、ヘミセルロースである。
なんです。湿気なんですよね。
湿気がない土だったら、そのまま置いておいても、ほとんど腐らないのですが、湿気が高い土と接触する部分は、すぐに、朽ちていきます。
でも、この条件(湿度85%以上、木材含水率が20%以上)を外してあげると、ほとんど腐らないんです。だから、正倉院だったり、法隆寺だったりが、千年近く持っているんですよね(適正な修繕しているからでしょうけど)(笑)
対策は
空気が回るようにしてあげれば、湿度85%以上をキープするのは、意外と難しいので、空気が回る(風があたる)状態を作ればよいことになります。
Fの建物は、わりと簡単なので、人が集まる時に定期的に土かきをしておくといいですね。
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空中ログハウスで残っていた湿気ポイント
下の写真は、Beforeです(笑)。 写真では、下にあたる部分が、土がかぶさり、湿気が溜まって、木の腐りが進行していたところです。
ここを掘り進めて、下の写真のように空気が回るようにしました。
特に矢印の部分が、かなりやられていましたが、一応コンクリートの置き石が見える状態にして、土止めを作り、土がまたかぶさってこないようにしました。
土止めの上を人が歩くと、また土止めが変形して空気が通らない状態になるので、廊下を張伸ばししておきました。
とりあえず、通れますが、手すりなどをつけないと危ないので、あとで、手すりの工事もする予定です。
ただ、手すりをつけようにも、下の土台が出来ていないと、柱が通せないので、土台工事後になるかな?
でも、とりあえず、これで、空中ログハウスが朽ちて壊れる心配は、なくなりました(笑)
土台の続き
コンクリート流しの擁壁は、なかなかしんどいということで、続きは、ブロックで行こうとやっています。
今回も、林さんが、掘り進めてくださいました。
もうブロックを積める状態です。人数が集まる時に施工するといいかと思います。
施工前に土が崩れてきてもいいように、ブロックで埋めておきました。
草刈り
朝から、林さんが、綺麗に草刈りをしてくれていました。 かなりきれいになっています。
栗平ギャラリー
指けがしちゃった(笑)
土止めのパイプを打っているときに、指を挟んじゃいました。ちょっとこれから、当分の間、作業効率が落ちそうです。
怪我には注意しましょう!!
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