飲んで酔うためじゃなく、燃料として興味があったのですよ。
麹屋さんが書いたお酒の作り方の本の紹介です。
もともと、再生可能エネルギーのことを勉強するうちに太陽光はもう流行しすぎているし、風力ももうみんながやっている。電池は、充放電すると効率がむちゃくちゃ悪い。
電気エネルギーは貯蔵できないので、困っている。
FuelというDVDを見たら、植物由来の油があってこれだと貯めることができる。
一方で、バイオエタノール系のものは、とうもろこし等からも作れるのであるが、食料用のもの高くなってしまうということも課題ってものの本では書いてあります。
で、大阪に帰ってきてみて、より環境のことについて考えるようになったんですが、回りは休耕田ばかり・・作る人がいない。作っても買う方が安いからとの理由だけど。。というよりは、他の仕事の方が楽だから・・
食べ物にもなるもので、エネルギーにもなるものって何かな~?って考えていると、やはり、各地で文化として・・・いや、あるいはもうこれは、自然の恵みとして・・・各地で取れる食物には必ず・・・酒がある。
ヨーロッパは葡萄で、ワイン、 それを蒸留してブランデー
北米は、とうもろこしで、バーボン。
日本は、米や芋で、どぶろく、酒、焼酎と・・
一種の食料ストレージの方法、しかも調べていると
実は、酵母(イースト)の菌は、そこいらに浮遊している菌だという。。
食料ストレージと、エネルギーストレージをうまくできるような方法があって、エネルギー収支があう関係ってできないのかな?って思って、最近、発酵とかにとっても興味があります。
でも、日本には酒税法っていうのがあって作れないので
今は、こうやって本などを読んで、楽しんでいます。いろいろな本を読んでみてみようと・・
清酒の本って意外と少ない
どぶろくやワインの本は結構でているのですが、
この本は、清酒の本で、麹(こうじ)や酛(もと)、醪(もろみ)
の作り方や、本当の酒造メーカーなどが使う米の種類や
酒酵母の種類(協会○○号とかっていうのがあるんですね。。)
など詳しくのっています。
まぁ美味しいお酒の造り方の本なので、基本は味についての
考察になるのですが・・・
私自身、今は味に興味がないので、この本で面白かったのは
食べておいしいお米では、飲んで美味しいお酒が作りにくい。
菌は温度で増殖する種類が決まりそう。(ちなみにその菌の種類で味が変わるようですね)
とか・・・
自分で作らなくても、読むだけで楽しいです。。
ついでに、もう一冊も・・・紹介です(笑)。
アルコール度数を上げるには蒸留することが必須になるわけでして
自作している人の本を読んでみました。
蒸留自体は、水が100℃の沸点でアルコールが80℃の沸点なので
その違いを利用してアルコールを抽出する方法ですね。
簡単なんだということがよ~く分かりました。
この本では、どぶろくを造るのに、麹と米と水だけで酵母は入れない方法で
作っています。これも面白い。温度管理は30度という温度管理だけで
やっている方法ですね。しかしこの方法が、一番神事に近いやり方で
あることも、最近私もわかってきました(笑)。
この本を読んで、なるほど、菌は浮遊していて、土地土地にある菌で酒ができて、味わいが違うんだということが理解できました。
この本でのお酒の楽しみ方は、
米の場合は、
どぶろく造る 飲む 発酵は進む 飲む 進みすぎる 蒸留 飲む 飲む 飲む
芋の場合は、
どぶろく造る 飲む あんまりうまくない 蒸留する うまい。。
ある意味では、蒸留が生まれてきた歴史というか文化を表しているのかも
しれないですね。
どちらの本も、うんちく派にも、実践DIY派(あかんて・・)にもおすすめです!!
で・・・燃やせたか?って聞かないでね。。まだ蒸留装置は作っていません(笑)
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