小平ふるさと村
小平って、東京都なんですが、ちょっと田舎。最寄り駅は、花小金井なんですが、新宿から30分程度離れています。花小金井駅を南の方へ30分ほど歩くと小金井公園があり、西の方向に自転車道を30分ほど歩いて行くと小平ふるさと村があります。
看板はちょっとわかりにくいですが、自転車道を歩いて旧青梅街道を渡ってすぐ右っかわにあります。
ちょっとゆっくりとした時間を求めた散歩に、ちょうどいい所です。
小平の地は、江戸時代初期の玉川上水の開通にともなって開発が行われた新田村落です。
かつては、青梅街道をはじめ、東西に走る各街道沿いに屋敷森に囲まれた農家が並び、街道をはさんで農家の南北には短冊型の畑が続いていました。
歴史は、僕の実家の堺の陶器村(縄文・弥生時代から・・古墳は奈良時代以前からあるし)に比べると浅くて、江戸初期にこのあたりは人が入ってきたんですね。
小川家とか鈴木家とかの古い家や郵便局など昔の建物がならんでいます。小金井公園にある江戸東京たてもの園と比べてみると面白いかもしれないですね。
古い郵便局
局舎は、明治41年(1908年)建築の和風建築で、わが国に現存する郵便局舎の中でも、古いものの一つです。
時の明治政府は、全国の情報網を作るために、地域の名士たちに郵便局長を命じて情報をいきわたらせたそうですね。
当時は、郵便・電信・電話・為替・貯金・保険・年金 なんでも郵便局がやってたんですね。この時のままの体制であれば、今頃、この看板に、インターネットとか、スマホって文字がはいっていたんでしょうかね?(笑)
小平糧うどん
玉川上水ができて、開墾された土地がらもあって、水が豊富とは言えないところだったようです。そのため、主にヒエ・アワ・小麦などの穀類が耕作されていたそうです。そういう風に聞くと、花小金井駅から、自転車道を西へ向かって、小金井街道を渡ってすぐのところにある畑は、いまでも小麦畑です。今の季節は、青々として、凛とたった青い麦を見えれますよ。
で、そんな小麦を使ったうどんが、小平 糧うどんです。
ちなみに営業日は、確認してから行った方がよいですね。やってないことが多いです。このうどん、かなり腰があるんですが、つるつるで、色が少し小麦色していて、素朴な感じのうどんです。小平のうどん屋さん事情については、武蔵野うどん探検記というページが詳しいです。
武蔵野うどん や 小平うどん の 現代系は、肉汁に糧うどんをつけて食べるスタイルですが、ここの糧うどんは、江戸時代から明治初期のものを再現しているそうで、肉は入ってないです。
もし、ここで、食べれなかった場合は、新小金井街道沿いの、小平うどん か 小金井街道沿いの、甚五郎で糧うどん食べられます。せっかく小平に来たなら、まちがっても、この近くの丸亀うどんに行かないように(笑)。この近くに、もう一軒いいうどん屋さんがあるんですが、それは、またの機会に。。
小平と言えば、ポストです。
そうそう、小平市には250個もまだ、赤い丸いポストが残っています。この地図にあるポスト全部まわっていくスタンプラリーとかもありそうな感じですね。ってあるんだけど(笑)
小平市のページにも詳しく載ってます。
花小金井駅から、ふるさと村までの自転車道沿いには、バラ好きカフェ「La Rose Blanche(ラ ローズ ブランシュ)」や 「風のシンフォニー」があります。小平駅の方へ行くと、グリーンロードとアジサイ園に隣接している「ラグラス」っていうオープンカフェもあります。どこも緑の多い雰囲気のいいカフェです。
自転車道をちょっと散歩。おすすめのスポットです。
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