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Society 5.0 のためなのかな?
いろんなITメディアが毎日いろんな記事を書いていますね。その元ネタをたどっていくと、最近は、この自民党の小委員会でのプレゼン資料に行きあたることが多いです。
ベンダーや、コンサルタントの資料が満載で、日本国内だけじゃなく、海外の動向資料もよくまとまっている資料が多いです。
2020年代に日本のICTを世界最高レベルにすることを目指し、
政・官・民の多様な取り組みを平井たくやが紹介する「先端ICT政策まとめサイト」。また、自民党IT戦略特命委員会の討議資料のうち、公開可能なものをこのサイトに掲載する。
同委員会においては、紙資料を使わず、出席議員がタブレットで資料を閲覧する方式を導入している。
開示できるものの中から、日本のICT発展に資すると思われる提案を一般に公開し、広く意見を求めることも企図している。
とのことらしい。 本当の意味で、Society 5.0になればいいと思うんだけど、なんとなくまたプラットフォーム議論をしているって、どうかな?なんて思う今日この頃。。 プラットフォーマーのビジネスモデルはいいと思うんですが、Societyとしての情報のプラットフォームは、もうちょっと下のレイヤーの話だけでいいような気もするなぁ~
地方再生、一億総活躍の切り札 IoTサービスプラットフォーム
この資料が、基本になっている資料かな?
ずいぶん前から、EUをはじめ、各国で、Future Networkに対する議論が進んでいるんだけど、欧州ではFIWAREという取組で、共通のクラウドウェアを作ってスマートシティなどを作りながらガバメントのICT化を進めることが進んでいる。OTT(Over The TOP)と呼ばれるレイヤーのところを、EU全体で、一体でやろうとしている。実際は、Factory 4.0 みたいな文脈で、ドイツは進めているのもあったりで、一体か?っていうと、一体でもないような気もしますが、確かに機能としての標準化はIEC、ITUなどの議論でも進んでいます。アメリカ主導で動いたSmart Grid スマートグリッド の時の絵は、なんかわけわからん絵というか階層とか機能とかサービスとかが、ごちゃって書かれていて理解しにくい図が多かったんですが、FIWAREの図は、とってもわかりやすいし、機能の再構築を考えるには図や絵は頭の整理にとてもよさそうですね。
欧州は、日本的というか、すごくロジカルに進める 言い方を変えれば、社会主義的なこのFIWAREというEUがお金を出して、動かしていく仕組みなんですが、一応、機能はどんどん揃って行っているみたいです。ある程度のマスになると、GoogleやAmasonやFacobookなどアメリカ勢や、Baiduなど中国勢に対抗できるのかもしれないですね。ただ・・これって、インターネット文化なのか?と思うと、まったく違う方向性ですね。
全体最適から入るか?部分から行くのか?
国のありかたを考えた時、国や都市、自治体という区分にインプリしていくという方向性ではEUのFIWAREの考え方があっているのでしょうし、情報に国境がない状態で、エントロピーが増大していくような自治体のあり方を考えると、Googleなどのエコシステムはできるところからやる派ですね。あんまり全体をコントロールしない。行先が見えているものだと、強いリーダシップがいいような気もするし、行先を見つけながら進むのは、多様性のある取組が重要ですし、どっちから行くのかな?
ベンダやコミュニティは?
ベンダは、OPENCOMPUTE等のアメリカ勢にも参加し、FIWAREのような欧州勢にも参加し・・・と 全方位でやっているようですね。まだどれが主流になるかわからないし、わかった時点で入っても、導入されないでしょうから、その戦略は正しいですね。コミュニティもどっちにも・・・というのが多いのかな?FIWAREの取組で面白いなと思うのは、ORANGEやTELEFONICAのような通信キャリアが入っていること、確かに欧州でのOTTの役割を今後になっていくのはまたキャリアなのかもしれないですね。究極にコモディティ化が進むと、既存の団体があとは引き継ぐ。。 これも技術革新の「あるある」ですね。
本当にやらなきゃいけないのは、情報資源のストックじゃないかな?
結局、GoogleやAmazonって、何が凄いって、ひとつは、優秀な人を集めるってこと。でそのあつまった人は、何が魅力で行くかっていうと、サービスを使ってもらえるってことだし、そのサービスは、結局のところ、安い情報処理資源 つまりは、やすいPCをふんだんに使えるってことだと思う。そう考えると、今のサーバー(前のPC)で築いた情報資源のストックを、新しい技術で、それより安く、早く、簡単に作るってことに注力した方が、一発逆転を狙えるんだと思うんですよね。Fog Computingでもエッジコンピューティングでも、IoT Computingでもいいんですが、モバイルなどのCPU/GPUを安くサーバーにして今より100分の1の価格でサーバープールを持つっていうような、資源政策が必要じゃないかな?ソフトウェアだけでソフトウェアができているわけじゃないっていうのが、最近の流れのような気がしています。
だれか一緒に、ガレージで、サーバ作らない??(笑)
We’ve almost finished creating PiZero cluster board. But I wonder when we can buy remaining 15 PiZeros. #PiZero pic.twitter.com/mvHyoonlix
— Koichi Nakamura (@9_ties) 2016年1月20日
こんなのが、次のイノベーションを生み出しそうな気がする。
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