半農半Xに憧れて
昔は、こんなのに憧れることはなかったんだと思いますが、環境関係の仕事をしたことと、それの実践を少しやってみたこと。それと、大きいのは、275研の菱川さんと、そのつながりで行ったつねよし百貨店の東田さんたちと、ローカルビジネスについて、いろいろと話しをしたことがきっかけで、これからの世の中って、「小さななりわい」「顔の見えるなりわい」が副業的、複合的に関係しあう世の中になっていくんだろうって思います。その中で、生き方の、やはり中心になるのが、「食」と「生きがい」ということではないかと思っています。
ということで、こんなセミナーに行ってきました。
塩見直紀氏が登壇!地域資源発見セミナーby FAAVO & MACHI
東田さんの紹介で、塩見さんの半農半Xのコンセプトスクールというのに、実はこの間から入っていて、メールでは何度かやりとりをさせていただいています。一回、生で、講演を聞いてみたかったので、行ってきたというわけです。
言葉の大切さ
昔、自分が開発したり、やってたプロジェクトで、「だいごろう」とか「みどりいっぱいプロジェクト」とか、そういう、親しみやすい名前のものがあります。こういう覚えやすくて中身がわかりやすいものって、その言葉自体に力があるんだなって・・言葉はコンセプトなどを表すとともに、魂が入るもんなんですね。
昔から、自分でも、会社の中で施策をしたり、開発したものを広めたりするのにも、ネーミングがとても重要だと思っていたんですが、講演の中で、塩見さんは、「半農半X」という言葉を作ったということが、人生を変えたとおっしゃってました。確かに・・ ネーミングって本当に重要ですね。「ダウンシフターズ」の高坂さんもそうかもしれない。本人曰く「半農半X」の中身自体は、昔からあるもので、兼業農家って言ってしまえば、実態は、そうなんでしょうし、内村鑑三の「半農半漁」や「半農半著」などはあった。と・・・でも、「半農半X」という言葉を作った時に、違う意味が出てきているのですよね。
「半X」って
たぶん、このXっていう概念が、この「半農半X」のコンセプトとして、すごく多くの人に受け入れられるポイントなんでしょうね。
「半X」とは、生きる意味、天職となるものを指す言葉です。その天与の才を社会に生かす生き方、暮らし方 ということを、あらためて、講演で聞いてきました。
ワークショップでは、このXを見つけるための「自分資源発見AtoZ」や、自分の型をつくる「た/ね」を参加された方たちといっしょに行いました。
もう50歳にもなって、実は自信喪失しています。組織の中では、肩書がなくなったとたんに、やはり力が大幅に減少します。これまでは自分の力はもっとあると思っていたんですが、そういう機会が表れて、はじめて実感するのですね。。 でも、昔一緒に仕事をしたメンバのうち、きちんとお互いにリスペクトできている人や、新しく出会った人でもお互いにリスペクトできる間柄では、そういう変な力なんて、いらないのかも?って最近思えるようになってきました。
参加されている方は、ちょっと意外でしたが、若者が多い。20代~40代の方で、半農半Xのコンセプトが受け入れられている年齢層は現在の若者だそうです。20代~30代。。(本が一番売れているのが、この世代ということらしいです)。
もうすぐに、移住を考えているという人が半分くらいいました。びっくりです。
なんか、とりとめなくって・・・書いている意味もよくわらかないブログになってしまったけど・・・
塩見さんの講演のレジュメは、公開されていますし、そちらを見てみてください(^^;
でも、実際言葉で聞くと、また、なるほどなぁ~って思う。。そんなセミナーでした。
最後に、綾部ローカルビジネスデザイン研究所が作っているデザインブックを紹介しておきます。地域の魅力を発見するためのワークシートです。でも、自己開発のワークシートのようにも思えます。いろんなヒントがのってて、おもしろいです。
あ・・ 高坂さんも東田さんものってるんだ。。
で・・・自分のことですが・・・ これまでに、いろんな体験を会社でさせてもらいました。もともと標準にすることや、通信が安定にサービスできるためのことなど世の中のためになることは、やったんでしょうが、今となっては、あんまり実感がなくなっていますね。
新しい何かを、僕も探しています。
山奥でエコビレッジみたいなこと、やりたいなぁ~ っていう自分と、もっと通信でできるプラットフォームを考えなおしてみたいな~って、思っていますが、あまりアクションが取れていない自分に、今は歯がゆい思いが募っています(^^;
あと、最近思うのは、「成長の限界」、「脱経済成長」とか「里山資本主義」という言葉があるんですが、なんかもっといい言葉がないかな?って思うんですよね。それを考えられると世の中もっと、す~っと変えられて、よくなるような気がします。信用貨幣経済から、こういう循環型の経済になるというコンセプトは、もうかなり浸透していますから・・・
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