石窯(土窯)でピザを焼く前から、ナポリピザっぽいもっちり&サックリした生地が好きで、いろいろトライしていたのですが、どうもドライイーストですると、もっちり感に少しかける感じがするのと、匂いがドライイーストの匂いになってしまう。逆にいうと、パンっぽい匂いで、さっくり系を作りたい場合は、ドライイーストが適しています。それで酒粕から酵母を起こして何度かやってみたところ、もっちりとしていて、それで少し甘く、匂いもあんまりしない凄くいい生地ができました。
ちなみに、天然酵母の作り方は、今日の酵母君 というページがおすすめです。こちらのページか、こちらのページにレシピが載っています。最初にこのページを見て作り出しました。
それで、何度かやってると、だんだんと、自分なりのレシピっぽくなってきたので、自分の忘備録もかねて紹介します。
まずは、酒粕酵母液を作ります
酒粕(できたら吟醸のやつとか、酒蔵で買うと、力強く発酵します)、水、砂糖 それだけ。
まず、ビンは、アルコール度40%位の酒で消毒しておきます。
酒はなんでもいいですが、例えばウォッカとかジンとかホワイトリカーでもいいです。
こんなのを使ってます。200cc の 水と 60g位の 酒粕 それと、大さじ1杯の砂糖を混ぜるだけ。2日くらいで酵母液はできます。
二日くらいすると、ふたをあけると、ぷしゅー ってなる感じで発酵します。そうそう、ふたは完全にしめないで緩めに締めてください。発酵して内圧が高くなり開けられなくなります。
1日で発酵する場合もあるし、5日くらいおかないと発酵しない場合もあります。酒粕自体と温度によるようです。
ビンもなんでもいいです。
このようなのだと、ちょっとおしゃれかな?こんどは、
酒粕酵母の起こし(パン種)をつくります。
酵母液は、砂糖を加えて発酵させていますが、今度は、小麦粉(強力粉)で発酵させます。しゃぶしゃぶな感じのパン生地ですね。
今度はだいたい酵母液の2~3倍くらいの大きさのビンを消毒して、
酵母液 50g 水 50g 強力粉 50g を入れてまぜます。
これが倍くらいになったら、同じ量を3~4回入れていく。かけつぎと言うらしいです。もう何回かやってるけど、その時々で時間とか発酵度合いが違うので経験することしかないですが、だいたい1日毎にやっていくといいみたいです。(^^;
倍になるとかあんまり気にしなくてもいいのかもしれないです。プシューって感じで蓋が開くようになったら発酵できていますね。こちらもあまりきつく蓋したら内圧で開かなくなるので注意です。
今度は 生地作り
レシピというほどではないですが、できるだけ大量に作った方が発酵しやすいです。300gくらいの小麦粉(強力粉)からだと、5枚くらい焼けますが、おすすめは1kgくらい作った方が発酵は簡単みたいです。量が多い方が乾燥しにくいとか、水の量の加減がしやすいとかが関係するみたいです。粉300gを基本に書きますが、重量にして粉2に対して、水1になるのが基本みたいです。
(1)もっちり
強力粉 300g 水150㏄ (パン種大さじ3杯) 砂糖小さじ1 塩小さじ1
小麦粉の強力粉・薄力粉を混ぜて好きな感じに仕上げてもいいと思います。水の量は、粉の水分量などによるので、3回くらいに分けていれ、耳たぶよりちょっと固めにするといいかと思います。水の量も、粉に対して50%~70%で試してみるといいと思います。70%だと捏ねやすいですがフランスパンの感じに近くなります。
(番外編)クリスピータイプ
強力粉 150g 薄力粉 150g 水150cc イースト5g 砂糖 小さじ1 塩小さじ1
このレシピだと、さっくりした生地ができますよ。
だいたい捏ねるのは、30分 一生懸命こねるのもいいですが、3分捏ねて、10分くらいおいて、それから10分くらいこねて、5分おいて 5分捏ねる って感じで、休み休みでもいいのでトータルで30分くらい捏ねるときれいな生地ができてきます。水分50%が基本のようですが、60%くらいにすると捏ねやすいです。
捏ねあがりは、これくらいの感じです(水分50%の時)。こんな感じのものが、だいたい4~5時間くらいおいておくと
倍くらいに・・・と書いていながら、実際は3倍くらいになってしまうことも(笑)
こんな感じに、ふんわりします。ゆっくり発酵するので、多少時間が伸びて8時間とかになっても生地だれとかしないのでいいです。例えば捏ねあがりが夜の9時として、次の日の10時から焼き始めるとすると、冷蔵庫に夜のうちは入れて、7時頃に出しておくなんてこともいいですよ。
だいたい300gで作ったら、重さ的には450gになっているので、4つから5つに分けると、20cmくらいのピザができます。
この生地は、ラップにつつんで、冷凍して使うこともできますよ!むしろ一回冷凍して解凍して使った方がなめらかな生地になって伸ばしやすいです。1㎏の粉で作っておいて作り置きするのがおすすめです。
(番外編 イーストなら)
ドライイーストで作った場合は、だいたい30分で一気に膨らみます。これ早いんだけど、このまま2時間とかおいておくと生地だれしちゃいます。時間管理が難しいですね。
前日の夜に捏ねていて、冷蔵庫で発酵させるということもできます。だいたい焼く1時間前に出しておけばすぐに使えます。ちなみに捏ねあがりの生地の温度が高いと、冷蔵庫内でも発酵するので、この方法だと冷たい感じで捏ねておくのがポイントかもです。
これはだいたい30分~40分で、ドライイーストで発酵させたものです。上の写真と比べると、生地が少し粗い感じです。実際伸ばす時にも少し伸ばしづらいです。ドライイーストでも1晩冷蔵庫で寝かせると、なめらかで伸びのある生地に仕上がりますよ。
酒粕にもいろいろあります。純米大吟醸用のもので作った時がやっぱりおいしい気がします。酒粕酵母も吟醸用で作った時と清酒用で作った時、それぞれに味が違うみたいです。
いろんな酵母でトライして、
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