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「いとおかし」の使い方

2016年5月13日 (コラム, 俳句, 川柳)

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「いとおかし」 趣きがあるよね。

このHPにGoogle検索から、「いとおかし」「使い方」で1週間で100人以上の方が来ているようです。こっちに来ているのですが・・(笑)

少し悪いなぁ~って思ったので、僕なりの言葉の概念論を「いとおかし」で書いてみようって思います(笑)

正しい使い方は、WikiやWeblioなどで見てもらうとして、僕の説を少し書きますね。

言葉ってそんなに簡単な概念じゃないと思っています。

たとえば、「白い」っていう言葉がありますよね。人それぞれに、「白い」の基準が違うとおもいません?茶色っぽい白も・・・青っぽい白も、全部、白って言う。言葉そのものの成り立ちって、人と人が共通の概念を持つために生まれたものであると思うんです。だから、辞書って変だな~って思うんですよね。しかも意味は多くの人が感じる概念の範囲を指し、示さないといけないんじゃないか?って思うんです。 で・・・「いとおかし」ですが・・・

「いと」っていうのは、「とても」とか「非常に」とか、強調するための意味をもっています。「いと素敵」だと、「とっても素敵 キラリン♪」というような感じですね。
「おかし」の方は、枕草子に出てきたところから始まっているようで、「をかし」と書くのが正しい書き方のようです。


現代では、「おかし」っていうと、「おかしい」ということで、面白いとか、変だとかそういう意味ですよね。その意味もあるようですが、辞書だと、「趣きがある」って書かれているものが、多いです。先に書いたように、言葉の用法と概念は一つの言葉で言い表せないものなのかもしれないなって思います。

ちなみに、受験で出てくるのは、「いとおかし」「もののあはれ」 どちらも 「趣がある」 の意味だけど、違いは、

「いとおかし」 : 「明るく知的な美に対して趣きがあること」

「もののあはれ」: 「しみじみと情緒的な美に対して趣きがあること」

って覚えておけばOKでしょうね(笑)

でも本当は、用法と意味・概念は、たくさんこの言葉を使った清少納言の使い方から、想像するのが、本当の意味のような気がします。実際の使われ方と、現代訳がのっているこちらのページが参考になります。

僕の解釈ですが、今の言葉でいうと「おかしい」「すごい」「美しい」「素敵だ」「可愛らしい」「いとおしい」「見事な」「こっけいな」「いいな」などの意味がいろいろ含まれているように思います。

今の若い人が使う「ヤバい」とかに似ているんじゃないかな?

って思います。清少納言が感動した時の口癖なんじゃないかな?って思うんですよね。

このHPでは、Facebookでいうところの「いいね」の意味です。

それでは、ここの登録方法は、ここにありますので、是非! 俳句や川柳を詠んだり、読んだりして・・ 「いとおかし」の感覚をつかんでください。

妄想委員会のKindle本出しましたこちらもよろしくお願いします。

なお、このHPの制作・管理者は、Tom’s Hobbyと同じ人です。読書感想文などもあります。

本サイトの方もよろしく!

 

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「いとおかし」の使い方 への返信3件

  1. 1週間で250人以上のアクセスがありました。なのに会員登録はゼロ(笑)(゜゜;)\(–;)

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  2. 私の高校時代の古文の先生は、授業中にしょっちゅう「あなかま!!」と叫んでいました。。。。

    うるさい私たち生徒に「うるさい!静かにしなさい!」って意味の言葉を「あなかま」で注意していたようです。

    あ~ いとをかし!

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    • いとおかし🎵 ですね!

      あなかま( ̄▽ ̄;) 面白い言葉ですね!
      そう言う言葉を集めるのも面白そうですね

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