【珈琲を語る】unknown-coffee こだわりの手作りの空間で楽しむステキな珈琲豆店【小平ジモティ】

DSC_0036

JAZZとCalifornia系DIYとCOFFEE が UNKNOWN

外観は、ペンキ塗りの板張りにカリフォルニアブルー(水色)の扉。大きなガラス扉の前に、DIYで作った12mm合板の看板。 前にちょっと変わったチョッパーの自転車がおいてあって、OPEN って出てれば、ラッキー。。

火・木・土しか確実には営業していないという。

カリフォルニアブルーのドアの真鍮のノブを開けると、ミュートが効いたトランペットのJAZZが聞こえてきます。

入ってすぐのところに靴が脱ぎやすいように。。DIYで作った腰掛けが無造作に置かれて。

靴を脱ぐようにうながされ、DIYで作ったくつろぎの空間に。。

左手には、真空管アンプと大きなスピーカーとソファ。 JAZZ、BluesのCDがごちゃっと広げられていて、個性のあるものが、ひとつのテイストでまとめられています。

右手奥には、唯一、ここは珈琲豆屋さんですよ!と主張する焙煎機。

その前には大きなカウンター。 ここは珈琲豆屋さん? って一瞬驚かされます。

でもそのカウンターの上に、こだわり農園の豆を、店主が好きな浅煎りに自家焙煎した豆が試験管に入れられて、ならんでいます。

この地球儀を見ながら、産地がどこか?どんな製法で作られた豆か? Washed、Natural、Fermentedなど詳しく書かれています。一見して豆の個性を引き出そうとしている焙煎度だな。。。 って。。店主と会話をする前に、どの豆の話題から話し出すといいのだろう?

なんて。。 ちょっと意地悪な。。ちょいワルおやじの心をくすぐります。

「おすすめの珈琲は?」って聞くのは、野暮な感じ。。 きっと、店主は「知らない(Unknown)」って答えるのだろうな。 って。。

そんなJAZZ&BARみたいな珈琲豆屋さんです。

まずは700円で3種のティスティング

豆を勧めてこない。メニューは、なくて、3種類の豆をティスティングするセットのみ。

さながら、珈琲ラボ。 このメニューのために作ったのか?三連のドリッパースタンド。お湯の量が正確にわかるビーカーにドリップ。

スモーキーなウィスキーのテイスティングのように、口をリセットさせるチェイサーが付いています。

珈琲の淹れ方に正解はない。いろんな淹れ方、煎り方、挽き方があります。嗜好品だから好き嫌いはもちろんありますが、ここの珈琲は、豆の特徴がとても出やすいように淹れていますね。面白い。

飲み比べ。。 人間の味覚は、飲み比べるとその差がとてもはっきりわかります。たとえ美味しいという珈琲でも、それ単体では、味が際立つということは珍しいのです。でもこうやって飲み比べると、本当に味の違いがよくわかります。

今日の豆は、こちらです。

ブラジルエミリオ農園 の ナチュラル(豆の実を取る時に水洗いせずに昔からの製法でとっているものです)。 少し土の香りがするほっとするブラジル豆の親近感。

タンザニアのモンデュール農園 のウオッシュド さわやかな酸味と体に染み込む感じのするミネラル。

エチオピアのイルガチェフ ふわぁ~と広がる甘い感覚とフルーティな香り。。

どれも個性的

珈琲豆は、もともと実が付いているんですよね。から始まって、いろんな産地、いろんな焙煎、いろんな淹れ方。。 とっても楽しい話を、この三杯の珈琲を飲み比べながらいろいろ話ができます。

熟成ということで。。

これは、どうでしょうか?

と出されたのは、今飲んだ珈琲と同じものを、一晩冷蔵庫で熟成させたアイスコーヒー。

アルコールは入っていなんですが、なんとも香りが変化して、どの珈琲だろう?? 「実は・・これです」と聞いて元のホットと飲み比べると。。また味や香りが少し変化していて、面白い。

発酵の話とかDIYの話。。 ここは、やはり、JAZZを少し聴きながら、ゆっくり店主とお話をしながら、「あっ!」っていう驚きを売っているんですね。

場所

西武新宿線の小平駅の北口から真っすぐにでて、東京街道沿いにスペシャリティ珈琲専門の自家焙煎豆店 unknowncoffeeが、あります。

車で行かれる方は、お店の横の道を小平駅の方に入ったところにコインパーキングがありますよ。

珈琲豆専門店
unknowncoffee
東京都小平市
火・木・土の11時〜19時のみ営業
定休日:上記以外の曜日は不定期営業 らしい

Instagramやっている人は、Unknown-Coffeeからメッセージとかで確認するといいかも。

ググると。。北多摩新聞にも載ってたんですね。

https://kitatama.keizai.biz/headline/192/

内装の詳しいことは、こちらのDIYERSの記事がいいかな? 僕の写真よりよっぽど綺麗です(笑)

https://diyers.co.jp/articles/OQZ5D

って。。いつになく、文章が多い紹介になりましたが。。。

吉川さんが今度始めるタコスメルカドのDIY会で知り合った内堀さん。 あの時、いろいろ話をしながら、もう一回会いたいな!って思ったんですよね。それで、築50年のお店をすべてDIYで作ったと聞いて、どんな味の珈琲が買えるのだろう?ってすっごく興味があって、一度行ってみたいと思っていたお店にやっと行けました。

もし、初めていったらこんな感じだろうな。。ってことで、文章にしましたが、ドアを開けると、「おぉ~とみながさん!」「おぉ~開いてたんですねぇ~ラッキー!」と。。もちろん、僕が入る場合は、上に書いたようなおしゃれな感じでは、ありません(笑)

なぜDIY? 自分がやりたいから・・・

スピーカーの下に貼ってあるのは、木のタイル。。

これ、廃材の柱を1cm幅で丸鋸で切って、磨いて、ステインを何度も塗って仕上げて、モルタルで張り付けたそうです。

え~~~!!!

でも、そこまでで、挫折したんですよね~(笑) って。。そら挫折するでしょう(笑) ここまでで1000枚ちかくありますよ~~ 凄い!! そりゃリノベーションに1年かかるわなぁ~~ とかの話。。。

どうしてそこまでしたい?? 自分でしたいから。。 「おんなじだ(笑)(笑)」

隅々まで、こういうDIYで固められています(笑) おもしろいです。

すっごくゆっくりくつろげそうな、トイレ。。 これも廃材を元にしてDIYしたそうです。僕も一回この手のシンクっぽいの作ってみたい!! って 話で盛り上がり(笑)

二階は工房!?

丸鋸・トリマー・ドリル・サンダー・・スコヤにメジャーに、掃除機に・・・ 工房です。

工房ブース。

反対側に20畳ほどのスペースがあって、この工房ブースを眺められるように、ソファがおかれていました。ここで、DIYのワークショップとかやったら面白そう!

ドリッパーとかなら簡単ですよね~

木工のDIYを、ちょっと始めてみたい人が、ここで、少しだけ木を削ってみたり、切ってみたりすると。。みんなが少しDIYできるようになって、小平じゅうの人がDIYをはじめる!とか。。できたら面白いですね!!

面白い空間

珈琲もおもしろいんですが、この店をリノベーション始めた時には、まだ珈琲にすると決めてなかったそうです!!! 面白い。

もともとデザイン・広告業界にいたとかで、とってもセンスのあるデザイン。でもそのデザインは決めてからはじめたデザインではないそうで、まず、これやりたいな。。ってところから始めたデザインだそうです。でも、統一感あるテイストになっているんですよね。これまた面白い。

たぶん、この空間も、ひょっとしたら、珈琲の味も、DIYし続けていくのかも。。って思いました。

そしたら。。最後に、烏龍茶も。。出してくれました(笑)

これが。。また、面白い。葉っぱ。。そこに行きますか?(笑) カリフォルニアっぽい(笑)<おぃおぃ。。 こだわりがあるんだけど、進化していくこだわりなんでしょう。内堀さん面白い。たぶん数年後には、有名な何かを出してそうな気がします。何かわからんけど(笑)

スペシャリティ珈琲とか、ニューウェーブ珈琲とか今流行っていますが、たぶん、プログレッシブな珈琲というか。。飲み物というか。。空間というか。。

たぶんDIYで進化していく空間って感じです。いやぁ~凄いです。面白いです。

珈琲豆の価格。。確かに高いですけど、そんな内堀さんと700円で3杯の珈琲を飲んで、おもしろい話を三倍、聞いて。。っていうのは、かなりのお得感があります(笑)。

豆を買うと、帰りがけに淹れ方を書いた紙を渡してくれます。沸騰したお湯を、さっとドリップする。豆は細目に挽く方がいい。と。。 細かく書かれています。この淹れ方も、内堀さんおススメの淹れ方。DIYで自分で試した中で内堀さんが一番おいしいって感じた淹れ方なんですね。

これからシンギュラリティとかAIとか言われる時代になるんですが、結局は個性的な人間そのものが商品になっていく時代なんだろうな。。って思います。だからここは、珈琲豆屋さんというより、内堀商店なんですね。 たまには月でも眺めましょ って店がありましたけど。。。次の何かを発信しそうな感じですね。

ちなみに、今日、僕が買った豆は内緒です。やっぱり珍しい味なんだけど飲んだことある味を選んでしまう僕は、保守系ですね(笑)

ぜひ、一度、店主とお話に行ってほしい お店です。DIYも珈琲も!

お店のインスタグラム

https://www.instagram.com/unknowncoffee_tokyo/

 

投稿者 tom2rd

コメントを残していただけるとありがたいです

Loading Facebook Comments ...

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください