QualcommとFacebookが連携
https://www.qualcomm.com/news/releases/2018/05/21/qualcomm-and-facebook-bring-high-speed-internet-connectivity-over-60ghz
こういう記事が出てきましたね。
この間から、Wifi Mesh が気になってGoogle Wfiに採用されているQualcommのMeshと、Wifi Alianceが先日発表したEasy Mesh、それと前から出来たらなぁ~と調べていたESP32のMeshについて、調べていたので、あぁ~ なるほどなぁ~ って。。
これ、Wifiのアクセスポイント(AP)のルーティングをデータセンタのルーティングも一緒にしましょうってことですね。 今のルーティングの仕組みが変わっていくかもですね。
Terragraphについては、以前、Open/Rというルーティングの話で、書いたのですが。。
無線の基地局のルーティング手法を、データセンタのルーティングに持ち込んで自律的にする技術でした。
それと、Qualcommの11adを、使って、11sのルーティングに採用するってことだと思いますね。
11sはルーティング方法まで決まってないので、Mesh-Wifiをするときには、Google WifiならGoogle Wifiで拡げる。同じメーカーで同じルーティング方法のものでしか拡張できません。このあたりは、Qualcommの独壇場みたいです。Google WifiもこのQualcommのチップです。
https://store.google.com/jp/product/google_wifi_learn
Alibabaでみても、Qualcommのチップを使っているものが今は主流ですね。
https://www.alibaba.com/product-detail/2-4G-5-8G-1200Mbps-Gigabit_60723288693.html?spm=a2700.7724857.main07.201.5fda6fadqYvTEo
一方で、つい先日、家庭用のWifi向けに、EasyMeshという規格がWifi Allianceから出ました。メーカの枠を超えて、Wifiのアクセスポイントが繋がっていく始まりになりますね。
https://www.wi-fi.org/discover-wi-fi/wi-fi-easymesh
これは、Qualcomm対サードパーティという感じなんかな?中国勢はどちらなんででしょう?ルーティング部分を一緒にしようということですね。
このあたりの違いを、もう少し詳しくしりたいんですが。。いい情報ないですね。
https://www.androidcentral.com/easymesh-announced-qualcomm-supporting-wpa3
これによると、やはりEasyMesh と Qualcomm の802.11sは違うもののようですね。WPA3(アクセス認証)については、Qualcommも追従するようですが。。
ということで、Open/Rをコントローラー?ルーターとしたQualcomm 802.11sが出来てくるってことなのかな?
802.11って複雑
a, b, n ac, ad, ay
802.11ad は60GHzを使う通信 acが5GHz や nが2.4GHz・5GHz、a,bなどもありますね。無線の媒体を変調も含めてどう使うか?っていう規格。
http://weekly.ascii.jp/elem/000/000/399/399287/
http://free-wifi.biz/blog/2016/10/04/post-491/
802.11ay というのもあって、最大100Gbpsの通信速度を目指している。
801.11mというのは、既にできている規格をメンテナンスするタスクフォースですね。
http://www.wdic.org/w/WDIC/IEEE%20802.11m
上のアナウンスをよく読むと、Mにも言及されているので、acとかでも既存のルーティング技術(Open/Rだと思うんだけど)を使ったものを提案していくってことなんでしょうかね?
Qualcomm面白いのは、Googleと802.11sやっておいて、その上と、それ自信をFacebookとやる。。両にらみですね。
小さいボードのMesh
僕も持ってるESP Developper これ、数年前までWifiチップって5000円代だったものが、500円代になったもの。。
【電子DIY】安いなぁ~CPU付きのWiFiチップ WROOM-02【ESPer Developper】
ESP8266は前からMeshができていたんですが、つい最近、ESP32でもできるようになったようです。
8266だと開発ボードでも500円切ってますね。
ESP32でも1000円を切ってきました。凄いですね。
こちらは、Wifi-Meshといっても、IPでなく、独自の方式のようですね。
https://github.com/espressif/esp-mdf
絵だけみていると。。。
IPでもつながってそうなんですが。。
Meshのノードにあたる部分では、TCPまで行かずに、転送するようなスタックになっています。でも、これでいいのかも知れないですね。 Wifiをエクステンドするための802.11sに対して、こちらは、どちらかというとセンサー数を多くしてもつなげられるということに重きをおいている802.15の系列に近いですね。Zigbeeとかのような感じです。Wifiって収容効率(一台のルーターにつなげられる端末の台数)があまりよくないので、事実上、ノード(端末)が数台~数十台しかつなげられないのですが、これだと、沢山のノード(端末)をつなげられそう。
これらの相互の小さなコンピュータ資源が、つながって一つのネットワークというか一つのコンピュータのように振る舞えるようなものができると、もっと面白いでしょうね。
OpenWRTの動き?いや。。SudoRoomか?
最近のWifiノードや、Wifiルータは、OpenWrt準拠ってなっているのが多くて、Linuxベースのルータソフトウェアになっています。でもMesh自体は、Linuxのカーネルに入っているので、あんまり動きは無さそう。。でも、そっちを探していたら。。おもしろいものを見つけました。
技術というより、Wifiが出てきたころからある妄想なのですが。。民主的なネットを作ろうという昔からあるオープンインターネットの動きのような気もしますが。。
https://sudoroom.org/wiki/Mesh/OpenWRT
このWikiをみつけたら。。
https://sudoroom.org/wiki/Mesh
https://peoplesopen.net/
Internetをフリーにする活動をしているみたいなんですが、昔は、もっとなんというか技術色が強かったんですが、今は、反体制色が強いような(笑)
ESP8266とRasberry Piを使ったガーデンメッシュから
https://github.com/sudomesh/gardenmesh
ESP8266を使った災害インターネットラジオや
https://github.com/sudomesh/disaster-radio
いわゆるホワイトボックスっぽいルーターをハッキングして中継ルータにする方法まで
https://github.com/sudomesh/mounting
面白いな。こういうことを、みんながいろいろ実験していたりするので、技術者の層が厚くなって、かつ、いろんな発見やイノベーションが出来てくるんだろうなぁ~
で・・
あれ?何を調べてたんだっけ?(笑)
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