孫子の兵法
ふと、橋本徹さんが、こんなのを書いていて
http://president.jp/articles/-/23143
ここに・・こんなことを書いていて・・まずしないといけないのはこれじゃないだろう??って・・
- こちらの攻撃(圧力)に相手は屈するのか。
- 相手は反撃してくるのか。
- こちらの被害はどれくらいか。
- こちらは被害を覚悟できるか。
- こちらが目標とする勝ちとは何か。
- 相手の反撃に対してこちらは勝てるのか。
- 双方が矛を収める条件は何か。
何か考えるときに、よく、孫子のことを考えます。
昨今の、北朝鮮の問題・・戦争しかないような感じでニュースやトランプや日本政府も言っていますが、そうしない方法ってなぜ考えないんだろう?って思ってしまいます。
彼を知り己を知れば百戦殆うからず
まず・・先日の国連での北朝鮮の発言は、国連のページで読めます。
http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=55079#.WcnYlbJJaUn
超要約すると、事実から
朝鮮半島が適切な制度的平和の仕組みを持っておらず、そこでの戦争が一時的な停戦状態にあること
つまり、今も戦時下である
そういう意味では宣戦布告も必要ないのです。南北で戦争をはじめるには。。
米国と韓国による挑発的で積極的な共同軍事演習が行われている。
北朝鮮は、必要な自己防衛策を講じながら、武力紛争を予防するために可能な限り努力している。=核武装せざる得ない。
戦時下なので、米国と韓国は、50万人規模の演習をいつもやってる。それが脅威とされている。
求めているのは、
①国連が拒否権をもつ国々の利益だけで考えないで、きちんと正義・基準をつくってほしい
②南北朝鮮の停戦
のようですね。
全文の日本語訳も出ているようです。
http://dprknow.blog.fc2.com/blog-entry-1777.html
言っていることは、なんとなく理解できませんかね?
第17回非同盟諸国首脳会議 マルガリータ宣言
演説の中に、第17回非同盟諸国首脳会議 マルガリータ宣言というのが出てきます。
非同盟諸国首脳会議って、西側にも東側にも付かないという同盟のようで非同盟運動(ひどうめいうんどう、英語: Non-Aligned Movement、NAM)というようです。平和十原則というものも出ていて、国連とそっくりですね。
ベネズエラで去年行われ、マルガリータ宣言が出ています。
このあたりに原文があります。これ是非、読んで欲しい。かなり今の国際的というか世の中の課題が凝縮して書かれています。
要約は書かれてないのですが、ここでも、SDGs(持続可能な開発)平和など、
今回の国連議長の議題とされているものが、ほぼ網羅されています。
ちなみに、今回の国連の議長の発言要旨は、以下で
http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=54962#.WcngFbJJaUk
- 紛争や脅威を防止し対応する国連の能力を強化することにより、国連の平和と安全の柱を強化する。
- 国連の平和と安全保障、開発、人権をめぐる関与の基本として「持続する平和」の議題を進めるためには、結局、持続可能な平和のない持続可能な開発は不可能である。
- 差別に対抗し、人権の実現をさらに促進するために、すべての人々が自由かつ尊厳と権利で平等に生きることができるようにする。
- 国連のテロ対策の枠組みを強化し、脆弱な人々や大量の犯罪の危険にさらされている人々の生活を保護する。そして
- ジェンダー平等とパリティの必要性、よりよい地理的バランスに取り組むことによって、国連自体を変革することに取り組む。
- 柔軟で革新的で一貫した国連の職務慣行を奨励する。国連をより効果的に、効率的に、責任をもって、目的に合ったものにすること。
国の構成が若干違うんですが、主張されていることは、ほぼ、同じなんです。
国連総長の演説では、核の脅威が一番に来ていますけど
http://www.unic.or.jp/news_press/messages_speeches/sg/25986/
それでも、それを除けば・・ほぼ同じ。
つまり・・・ 拒否権がある国々(第二次世界大戦の戦勝国)の都合のいいようにしなければ、NAMとUNは手を結べるってことですね。
結局、既得権益の戦いってことですね。
なのかも知れないですね。。 軸が変わってきているのかも。。
【都市化?多様性?正義?】Trump現象とBrexitから考えるこれからの世界・・グローバル化とローカル化 【World 3.0】
今ある紛争、イランなどの核や、シリア、北朝鮮などなど。。
トランプさんも、米国はもう世界の警察ではない!って言ってたのに・・グローバル化じゃない!って言ってたのに。。なぜか権力を得ると、これまでの権力者と同じようなことを言ってる。
相手(彼)のこと、その周辺のことを少し勉強してみました。
己は?
日本も、きちんと考えられているのかな?
一応、日本の演説もリンクしておきましょう。
http://www.unic.or.jp/news_press/info/25974/
北朝鮮の脅威ばかり言っていますね。。。 それで・・・
選挙だと。。 安保で戦おうとする安倍政権に対して、消費税据え置きとか原発ゼロという争点に据えかえる小池新党。。 ん・・・ どうなんだろうな。。 日本人大丈夫か? 政治家は何にレスポンシビリティ(責任)を持つものなんだろう?
NewsPicksなどの論評を見てると、戦争に対する考えにしても選挙に対する考えにしても、なんか反吐はきそうな感じの論評。。戦争そんなにしたいのか?そんなに消費税据え置きがいいのか??
政治のことは分からないので、己の損得で考えると。。 橋本徹がいう 5番目の「こちらが目標とする勝ちとは何か」
たぶん、被害がないこと。 その後に変な禍根を残さないこと。が最初だと思う。人民の生命・財産を守ることが、今回の場合は最優先だろうと思うし、それができれば勝ちなんだろう。
それから戦略・方法を考えるんだろうな。 間違っても、戦争ができること(方法)を先に検討するんじゃないと思う。よく考えても、戦争ができるかできないかで違うから、戦争をできることっていうのは実は法律や憲法がどうであれ、被害が出たら、できるもんだと思うし。。法治国家といえど、社会情勢がそうなれば。。 だから今考えたり、社会に問うと、世間はミスリードしてしまうと思う。
そもそも、戦争が変わってしまっている。。核の場合も、サイバーの場合も、ゲリラ戦の場合も・・・ 勝つことってどういうことなのか?をよく考えないと、旧式の兵器を集めても勝てないかも知れないですよね。
そんな中で・・戦略を考えるとすると。。
大国の論理から考えて、米国につくのか?中国などの新勢力につくのか?どちらが得か考える時期だったり。。NAMやBRICSや、もっと違った動きなのかも。。 これ、オルタナティブを走らせているのかな?大戦になるリスクもあるので、このあたりよく情勢をみておかないと、また敗戦国になるよな。
自国民の安全 ということだけを考えるなら。。 戦闘をぎりぎりまで避けることを模索することを考えるべきでしょうね。南北調停を形だけでもさせるための譲歩案を考えてみるべきでしょう。ある意味、嘘をつき続けているのは、米国も北朝鮮も同じ。。 誰を使者にするのがよいのか?から考えてみてもいいのかも知れない。
ある意味で、「平和ボケ」の日本のままでいいのかも知れない。下手に動かない。。ある意味、選挙するっていう選択は正しいのかも(笑)
もし戦争になるんだとしたら、自国民防護のためのことをしっかりやっておくことだろうな。それは政治家の問題じゃなく、これだけ民営化されているんだから、みんなが上に言われなくてもすることだと思う。
ああ・・これはできること。かぁ~
そうじゃなく国家としての戦略だな(笑)
補足
いやでも、世の中のことを見渡せている人っているんだな。。って思います。
Paradox of Progressも
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ユーラシアグループの世界10大リスクも
今、読み返すと、当たってますね。
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