目次
第4回ワークショップ
3月から始まったピザ・パン用のアースオーブンを作ろうワークショップ。前回ほぼ完成していまして、約1か月乾燥させていました。これまでのWSの様子は
こんな感じでした。 今回は、中の竹かごを焼いてしまうことで、窯を完成させてしまうことと、これまでの復習として、簡単に作れるアースオーブンの作り方を小さいピザ窯をもう一度作って、復習すること。そして、火入れした窯で、試しにピザとパンを焼くということをみんなで楽しみました。
準備とハンモック
窯の中を少しでも乾燥させるために、蓋をあけ、パンを今回は作るので、窯の前に、台を置き、近くのテーブルに大きなパン打ち台を置きました。
そして、少し早くついたので、空中ログハウスの二階の部屋にハンモックを吊ってみました。
とっても気持ちいいです。下の写真では、のんびりとした雰囲気を醸し出していたんですけど・・
子どもたちにも大人気で、ブランコと化してました。
火入れ
今回のアースオーブンは、竹のカゴが中で粘土を支える構造となっていて、その竹かごを焼いてしまわないと、まず、薪が入りません。窯口のところに薪を入れて、ゆっくりと燃やしていきます。
空気の循環もまだできないので、なかなか火が回りませんので、入り口の竹が焼けるまでに30分くらいかかりました。
その間に、小さなアースオーブンを作ろう!
竹かごが焼けるまで1時間ちょっとくらいかかるので、小さなピザ用のアースオーブンを作ります。
砂山作り
前回作った焼き床の上に、砂で山を作ります。この時少し湿ってないと、山の形にならないので注意が必要ですね。今回はたまたま雨の後だったので、湿っていました。
粘土つくり
今回は、粘土(砂少々入っています)と、草木灰(アルカリ成分)を混ぜて、蓄熱層だけです。
水を加えて、みんなで踏んで粘土を練ります。水分は、できるだけ少な目なんですが、少なすぎると固まらないので、これだけは文字で書きにくいですね。
これくらいなんですが・・写真でも難しいですね(笑)
新聞紙貼り
砂と粘土を剥離させるために新聞紙を貼ります。濡らしてから貼る方が簡単ですが、今回は新聞の上から水をかけました(笑)
ここまでで、だいたい30分
火入れしたアースオーブンは、前の竹かごがやっと燃え、だんだんと中の方へ薪を入れて中の方を焼いていきます。
ほぼ、中野さんに、火は任せて・・・ 小さい窯作成続けます(笑)
粘土団子を作って積んでいきます。
団子を作っては、ひっつける。それだけです。
小さい窯なので、あっという間に完成。今回のヒットワードは、リフトアップでした。ぷにゅぷにゅした粘土を、小槌で叩くと、粘土が締まって、下に粘土が集まってしまうのを上の方に粘土をもっていくことができます(笑)
なんか、かわいい饅頭のようなものが出来ました。
このままでもいいんですが、粘土が余ったので、少し遊んでみました。
「おじさ~ん、トトロしってる?」
「知ってるよ」
「ほら」
「ブタ!(笑)」
そろそろおなかが空いてきた!まずはピザ!
そろそろおなかが空いてきたと、暴動が起きそうになりました。火入れをしてから1時間ほど、窯の中も、竹かごもすっかりなくなっています。
まずは、ピザを焼きます。今回はジャガイモ酵母を使ったピザ生地でシンプルピザを用意しました。初焼きです。
こちらは、トマトソース、モッツアレラ、バジルだけのシンプルなマルゲリータ。
うちで採れた韓国唐辛子を入れた マルゲリータ・アラビアータ。
この他に、シソ&昆布のフロマージュなどを焼きました。
続いてハードパン!
窯の中の灰をすべてだして、まずは、私が作ってきたジャガイモ酵母パン。カゴをもってくるのを忘れたので、小さい丸パンにしました。
500g分もあるんですが、窯が大きいので、すごくちょっとしかないように思われます(笑)
おや?ちょっと温度が低そうです(笑)。 なので、ベーグルも投入!
少し、温度が低かったようで、少し焼きがあまい感じでした。
リベンジ!もう一度、窯をあっためます!
初釜はなかなか、思ったようにいきません(笑) ですので、冷めてきたな。って思ったら素直にパンを出して、もう一度、窯を温めてみます。
ピザを焼いている間に少し窯が冷めてしまったのがいけなかったのかもしれませんし、全部の灰を取り出す時間がかかったためかもしれません。今度は、少し熾火をして焼いてみることにしました。
熾火といっても、ほんの少しです。
今度は、中野家のハードパンを投入!
流石!アースオーブン! 窯のびが、ものすごい! このカンパーニュの膨らみ!そして、このフランスパンの丸さ!
でも、ちょっとだけ早かったようです(笑)
もう一度、パンを投入して、一緒に、甘い系のパンも投入
今度は、ちょうどいい感じまで焼きました(笑)
かなりいい感じです。クラムはしっとり、クラストはカリッカリィ!とっても美味しい。
それぞれのパンを撮影しつつ、たべつつという美味しいパン講座に(笑)
ブタ窯の方は、口を開けておきました。
少し乾いてきたので、固まってしまうと口を開けるのが大変なので、口の部分を・・・ん?
目が緑になってる(笑)
子どもたちが目をつけてくれたようです(笑)
このアースオーブンの特性
大きい窯なので、窯が温まるのに少し時間かかりそうな感じです。薪の量としては、それほどいらない感じで、あまり薪を詰め込んで焼くと空気の周りが良くなくて、温度が上がりにくい傾向があるみたいです。ピザを焼くには、とても簡単ですが、ハードパンを焼くなら、少し吹き竹で、空気を送って、中の温度をできるだけ上げておいてから焼きだすのが良さそうです。あるいは、細い薪や、枯れ草などで一時的に温度を上げておいた方が良さそうな感じです。
熾火は、効いているような効いていないような(笑) 蓄熱自体はかなりありそうで、160度くらいから下は、かなりの間あったかそうです。芋やカボチャなどを焼くと、むちゃくちゃ甘くできると思います。プリンとかもいいかも知れないですね。まだまだ実験してみないと特性がつかめてません。
アースオーブンの今後の予定
今回、WSに参加できなかった方もいるのと、まだ僕たちがこの窯の特性を把握しきっていません。ので・・・当分の間、ワークショップメンバなどみんなで特性把握をして、それから、誰でも使ってもらえるようにしたいと思います。
7月2日 ハードパンミニミニ焼き会
7月16日 アースオーブンお披露目会
今のところ、予定しています。
ご興味のあるかたは、下記まで、ご連絡ください。
【Re:Innovation】青梅 畑の農学校DIYクリエーターズ 発足(^^; 連絡用・問い合わせ用ページ【里山保全?】
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