ロシアのハッカー集団が偽ニュースを操作している?
最近カタールが、中東の国々から国交断絶されましたね。
News Weekの記事
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2017/06/post-7754.php
事態が急展開した背景には、少なくとも2つの説がある。まずカタール政府の言い分を信じるなら、5月24日に国営カタール通信がハッカー攻撃を受け、偽ニュースが流された。その中で、カタールの国家元首タミム首長が「アラブ諸国にはイランを敵視する根拠がない」と発言した、とするデマが流された。
また、カタール政府がイスラム組織ムスリム同胞団やパレスチナのイスラム過激派組織ハマスを支援しているとか、カタールとイスラエルがいいムードだ、とする「報道」もあった。
一方、サウジアラビアやUAEなどは、タミム首長の発言は事実だとしてやり玉に挙げた。各メディアはタミムの発言を繰り返し放送する一方、発言を否定するカタール側の主張が国内で視聴されないようカタール・メディアへの通信を遮断した。
CNNの記事
https://www.cnn.co.jp/world/35102372.html
断交のきっかけとなった国営カタール通信の報道がロシアによる偽ニュース工作だった可能性が指摘され、米当局が捜査に乗り出している
どちらも、偽ニュースが発端だと書かれていて真実はぜんぜんわからないですね。
真実を突き止めようとすると、事実 を見て行かないといけないですが、この場合、今わかっている事実は
上のNews Weekの記事と、このWSJの記事
http://jp.wsj.com/articles/SB10372492675706814214504583189914160888692
を見てみると・・発端が偽ニュースにせよ、
・カタールは、エジプト・サウジアラビア・UAE・バーレーンから国交断絶された。(事実)
・カタールは、イランとは融和路線だった。(不明)
・カタールは、テロ支援国家だった?(不明)
・イランは、食料を輸入に頼るカタールに対して、自国の3つの港の利用を許可すると発表したもようだ(かもしれない)
https://jp.sputniknews.com/middle_east/201706063720805/
・カタールの現主張ハマドは、1995年、外遊中の父ハリファを退けて首長の座を奪った(事実)
・ロシアのハッキング?イランのハッキング?(アメリカかもよ。。)
と、全体が混沌としてますね。
アルジャジーラの記事
http://www.aljazeera.com/programmes/insidestory/2017/06/media-attacks-qatar-170604190713001.html
イスラエルとアメリカのメール漏えいについて、ここにリンクがあります。
http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/cat39001174/index.html
もともと・・ イスラム宗派間の問題なんでしょうか?
http://www.thenational.ae/opinion/comment/qatars-troubles-are-rooted-in-its-support-for-islamists
2016年1月にサウジアラビアとイランの危機が記事にされていますね。
http://diamond.jp/articles/-/84713
あと、ISISは誰がサポートしているか?というのも可視化されています。
http://metrocosm.com/support-isis-muslim-world-perceptions-vs-reality/
この思いの違いが、国毎のの勢力図になりそうで怖いですね。
全部をみてみると・・
カタールは、もともと、アラブ系の国からは睨まれていて、サウジアラビアは、無法物になりつつあってどっちもどっち。 自分で調べられる限界ってありますね。専門家の意見も聞いてみたいです。
でも、この問題の専門家って? 戦争専門家? 宗教学者? エネルギー学者? 政治学者?経済学者?
専門家の意見も聞いてみてって簡単ではなくなってきていますね。
ただ、
のエネルギー白書で、日本は、カタールからLNG(天然ガス)などを多く輸入していますし、開発が予定されている原油などもあります。エネルギーセキュリティと言う割には、なぜ中東の不安定な国を選んでやっていたのか? これも専門家の判断だったんでしょうが、不思議です。
偽ニュースなのか? 真実はわからない 事実だけ
このことの発端は、カタールの王室の言葉のニュースは、偽ニュースだったのかもしれません。
偽ニュースかどうか? 真実かどうか? 上のいろんなニュース記事を見ていると、真実は何かは分からないですが、過去に起こったこと、漏れたメールなど、事実は、つかめますよね。
事実を見てみて、それを自分の価値観で、信じるしか、真実ってないんですよねぇ。
ある人には、真実で、ある人には嘘。 事実は、どの人にも事実。
そのことを分からないと、偽ニュースとか、Truthってないってことです。
我々みんなが科学の専門家なのか?
少し偽ニュースとは違うのですが。。 専門家の意見が正しいとは限らないってこともありますね。でも、この本では、科学者のエートスによってその正義が守られているので専門家コミュニティの意見は正しいとされています。
専門家は安全だと言うのに、不安になったり、専門家がリスクを説明しても、それでは市民に納得してもらえないのは、何故か。単純で極端な立場の対立図式ではなく、価値観の多様性を維持しつつ様々な場面で知識を深め判断形成に参加するために、我々は科学技術にどう向き合えばよいのか。科学論の第一人者が、原発、気候変動、ワクチン接種など、特に日常生活に関わる論争での事例とともに、「専門知」の適切な捉え方を提言する。
らしいのですが、専門家が正しいというのは、あまり信ぴょう性がないですよね。
でも、こういう考え方もあるということは、知っておくといいでしょうね。安心できるかも。。
それこそ・・Paradox of Progressかもしれません。
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