【読書感想文】魚心あれば遊び心 季節の地魚の調理を旬ごとに エッセイ形式で【美食】

TOKYO854 理系バンザイ\(^o^)/

不定期(第5月曜の昼2時から)にやってるラジオ

を聴いてくださる さほ さんが、僕たちが実験好きということで、いろいろ実験するのが好きな魚遊さん(岩本三枝)さんをご紹介くださいました。

その方は、伊豆や銀座で魚遊というお魚のお店をしていた女性板前さんでして、あってみるととてもおもしろいお方で、お魚の調理について、特に地魚や、みんながあまり食べない魚、いろいろ試したという方で、楽しい方でした。

で。。本も出しているとか。。森永卓郎さんのラジオにも出たことあるとか。。醸しカフェでセミナーやってるとか。。 流石、食の伝道師(食べる会というのをやってる)さほさんのご紹介される方

魚心あれば遊び心

早速、読んでみました。 伊豆新聞に掲載されていた「魚のすっぴんの美味しさを伝えるために」書かれたエッセイを再編しているもので、春夏秋冬の旬の順番にお魚と、その調理方法、そして、その魚にまつわるエピソード。。 父親のこと、伊豆(伊東)の漁港のこと。そして乙女時代のエピソードなどなどが、挿絵とともに書かれています。

この挿絵もご自分で書かれたそうです。目が特徴的に書かれていて、迫力があります。

数えてみると68尾の魚について、書かれています。それぞれの魚で調理法は、2~3種類くらい乗っています。和食が基本ですが、オーストラリアにもいらっしゃったことがあるようで、洋食的なアレンジも。。

調理法はレシピというよりは、その方法が書かれていて、とても美味しそう。ビゴのパンの本や、魯山人の味道のような感じ。

魯山人の味道を、読んだ時の感覚を思い出してしまいます。なんというか、美味しさって高価だったり、手の入れ具合だったりじゃなく、適切な処理というか、素敵な調理なんですよね。そういうことを思い出させてくれる調理方法の数々。お腹がすきました。

【読書感想文】「魯山人味道」を読んで・・旬と産地と技・人間一心の親切から成る料理・【和食の美】

【読書感想文】フィリップビゴのパンと、Cimaiの天然酵母のパンレシピ【ハードブレッド】

次回の「理系バンザイ」のゲストに是非!

実は、僕は美味しいイタリアンを頂きながら、すでに3時間以上、いろいろお話させていただきました。とっても楽しい時間になりました。

鯛って調理が難しいよね。というか、調理ですごく味や食感が違ってしまう。(本にもお作りの話でのってます)という話や、

塩や醤油は舐めて味を確認してから、入れる量を調整しないとね!とか。。そうそう!!塩って天然塩だとナトリウム塩の他にマグネシウム塩などが入っていて、味が違うし、塩の感じ方が違うのよね! レシピがあっても、なかなか再現できないのは、そこの少しの差。 数値で表される部分と、感性で捉えないといけない部分があるよね~とか。。

まんぼうをおろした話から、アンモニア系の臭みと、お魚の臭みっていろいろあるよね。から。。 内蔵系からの香りと、皮周辺からの香りが違う話や、

海の魚も、塩しないとしょっぱくないよね。味の塩分濃度は淡水も海水魚も変わらないって話から、いっぱい塩しても、身には入っていかないから塩竈とかってあるよね。。とか浸透圧の話だったり。。

魚以外では、切り方によって、辛さが違うって話。。 細胞を壊してしまう切り方=辛味がでる。とか。。

もう料理好きには、それらの話も、美味しさを引き立たせる料理法でした(笑)

食べながらとか、実験しながら、ラジオできるといいなぁ~ 役得(笑)

 

 

ちなみに。魚を漢字で書けないし、読めないことが、とてもよくわかりました(笑)

投稿者 tom2rd

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