目次
CFD?
数値流体力学 (Computational Fluid Dynamics) 昔は、スーパーコンピュータでしかできなかったものが、身近なPCやCloudなどでできるという。
今の主流は、OpenFOAMというものらしい。 ということで、かれこれ実は3~4ヵ月あれを使ったり。。これを使ったりしてみて、やっとチュートリアルっぽいものを、動かしてみれたので、その苦労を忘備録として。。
ちなみに、チュートリアルで動かしたのは、アイキャッチ画像です。
OpenFOAM
OpenFOAMに関するインターネット上にある文献は、とても豊富。。豊富なんだけど、バージョンがいろいろだったり、使っているメッシュの切り方やLinux,Windowsなどいろいろな方法が記載されていて、何がなんだか分からない(笑)
日本語で、最近(2018年時点)のというと。。
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-SantaClara/1183/study/OpenFOAM/OpenFOAM-info.html
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-SantaClara/1183/study/OpenFOAM/index.html
この情報が、とても親切です。無謀にもちょっとやろうとは思わないこと!ってきっちり書いてある(笑)一応、目を通してみると歴史的なことからいろいろ載ってて、何が必要か?が書かれています。
http://blog.livedoor.jp/blackcode/
この方はFreeCADとOpenFOAMの情報がのってて、自分でSTLファイルからOpenFOAMのデータ生成するWebアプリまで作られています。
https://xsim.work/doc/ja/Introduction.html
さらっと読むには、大杉(笑)
で・・原典にあたろう!と。。
OpenFOAM Foundationと OpenFOAM orgがあります。
https://www.openfoam.com/
OpenFOAM (Open source Field Operation And Manipulation) とは、オープンソースの数値流体力学 (Computational Fluid Dynamics: CFD) ツールボックスである。 C++ で開発された偏微分方程式ソルバー開発用のクラスライブラリ、有限要素法のライブラリのようです。
非公式のOpenFOAM Wikiもあります。
https://openfoamwiki.net/
CFDのForumにもOpenFOAMのフォーラムがあります。
https://www.cfd-online.com/Forums/openfoam/
で、読んでいると。。もともとの図面を書いたり、メッシュ切ったり、流線を見たりというのは別のプログラムがいります。特に相性のいいツールチェーンってどれか??
そういうものを集めたパッケージが、また山ほどある。。状態。
Bigginer用の説明資料。。これで何がいるのか?分かるかな?
「Open∇FOAM オープンソースCFDツールボックス ユーザガイド和訳Version 2.2.0」2013 年 6 月 10 日 一般社団法人 オープン CAE 学会
日本語のユーザーガイドです。
英語の最新版5.0のユーザーガイドPDF版はこちら。
パッケージいろいろ
ここまで調べてみて。。メッシュを切るのは、Gmesh、Cfmesh、SnappyHexMesh が主流っぽい。結果をみるのはParaviewというのを使うみたい。
CADは、Blender、FreeCAD、Salomeなどなどの3D CADが使われているみたいで、STLファイルを吐き出せればいいようですが、拘束条件とか面が連続しているとかいろいろ条件があるようですね。
Linux系でOSから
CAEをLinux系というと。。CAELinuxが昔は有名でした。OpenFOAM自体は、Ubuntu系のようです。バイナリーパッケージもUbuntu用がデフォルトのようですね。
CAELinux
ちゃんと今もあるようです。OpenFOAMに関する情報やTutorialもかなり整備されています。
DEXCS for OpenFOAM
日本でパッケージ化されているもの。関西で勉強会がいろいろ行われているようです。OpenFOAM に関連するさまざまなツールが用意されているようです。SalomeというCADから出発するのかな? (Google画像検索)
http://dexcs.gifu-nct.ac.jp/pukiwiki/index.php?DEXCS%E3%81%AE%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83%97%E3%83%B3%E3%83%86%E3%82%AF%E3%83%8B%E3%83%83%E3%82%AF
これを読むと、仮想風洞実験ができるようです。
「Open∇FOAM®初級体験コース」オープンCAEコンサルタント OCSE^2代表 野村 悦治
インストールから一連の使い方まで掲載されています。
Virtualboxでのインストールはここやここに掲載されています。
インストールは、
この通りで、できました。注意点は、「Custom18のインストール」時にネットから切り離すだけでした。うまく動きます!!
チュートリアルは、ここからスタートすると、最後まで行けるはずですが。。なぜかうまくまだ行ってません(2018.6月現在)
HELYXos
Windows用もあるみたいですが、有償パッケージのようです。これも沢山情報でてきます。DEXCSには入っています。
Windows系からバイナリだけだと
Windows系のバイナリファイルは、以下の二つが新しいようです。
blueCFD-Core (blueCAPE)
わりと頻繁にアップデートされるバイナリのようです。
インストールは結構苦労しますが、動きます。
OpenFOAM for Windows (CFD support)
Version 5.0 ベースの Windows バイナリがでている。これのTutorialになっているファイルが一番やりたいことに近いなぁ~
こちらは、インストールは一番簡単ですが、ツールチェーンがインストールされないので、あとあとめんどくさいです。
さてどれを入れるか?
候補としては、一番、やりたり例がのってる CFD support, 日本語のコミュニティがしっかりしてそうなDEXCSをやってみようと。。
CFD supportは?
ということで・・Cygwin上のOpenFOAMであるCFD supportのものを入れてみたわけですが・・情報が少なすぎるのと。CADファイルから、メッシュなどツールチェーンのことを知ろうとすると、有償チュートリアルになる(笑) 基本、どれもCAE系は有償チュートリアルで儲けるというビジネスモデルのようです。Tutorialフォルダに、いろんなファイルがあるので、そのまま動かすところまでは、ほとんど支障なくできました。が・・しかし。。OpenFOAMそのものを使う感じですので、かなり勉強しないと使え無さそうなので断念。
DEXCSは?
これ。。VirtualBoxで仮想化していれる方法があるので、入れてみたのですが・・安定しないし、今のところ、バグが沢山あるみたいで、一回動かすというところにたどり着けずに断念。
現状ではDEXCSが一番ツールチェーンが確立されていて、動かせるようです。
とりあえず、FreeCADをWorkBenchとするCFDOFにしてみることにしてみました。
でも・・これも。。。
すんなりとは、入らない様子。。(結構こいつも入れるだけで大変でした。でも唯一動いたのよねこれw)
まずは、Honda-3D デザインで、STLファイルを入手して・・FreeCADで表示
気持ちだけでも高めて行きましょう(笑) <おぃ!
つづく
https://github.com/JulianSchutsch/FOAMCAR
流体力学で必要な数学を詳しくまとめられています。(宇宙に入ったカマキリ)
ほかにもいろいろとCAE関係の記事があるので、参考になります。
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