オープンデータになっていると
いろんな使い方ができるようになります。単純にデータを公開するのと、オープンデータ化しておくのでは、二次利用のしやすさが違います。ってことを、少し実際に試してみたくて、既に公開されている小平市のデータを使って、二次利用しやすいようにしてみました。
オープンデータは、総務省のページに定義がありますので、そちらを参照してみてください。
重要なのは、
- 公共データが二次利用可能な形で提供されること
- データの利用に対してのライセンスの考えがはっきりしていること
これによって、二次利用がしやすくなって、公共活動の透明性が向上したり、新しいサービスができたりして効率化がはかれたりするってことですね。目的は、オープンデータにあるのではなく、住民サービスの向上です。
小平市 防災関係のデータ
北朝鮮情勢を勘案して・・ということではないですが、防災関係のデータをマッピングしてみようと思いました。小平市の情報公開自体はとても進んでいると思います。
この図でいくと、第3段階にあると思います。
例えば、防災マップでは、
http://www.city.kodaira.tokyo.jp/kurashi/032/032433.html
PDFで書かれたもの等があります。外部サイトになりますが、ちゃんとマップ上で検索できるシステムもあります。
http://mappage.jp/S/S00.php?X=2.43439833&Y=0.62352553&L=8
これらのデータが、機械判読可能な公開データになっているか?というと、少しだけ手をいれてあげれば、できる状態なので、NOってことになりますね。
マップサイトもとても良くできているんですが、外部のシステムと同時に使うような感じではないですね。
ただ、PDFファイルのデータも何かあった時(通信できないとか?)は便利ですからこれはこれで必要です。
でも、データ連携できてると便利ですものね。
ということで、勝手に、使いやすく加工して、みんなが使っていそうなGIS(地理情報システム、英語:geographic information system(s))に移し替えてみました。
OpenStreetmapが本当はいいんだけど
https://openstreetmap.jp/
というオープンソースのマップシステムがあります。これにデータを入れて、どこからでも使えるようにしたりすると便利ですね。でも、みんなが使っているかというと、まだまだなので、今は、Google Mapの方を使ってみました。
これらのデータから、避難場所・いっとき避難場所・二次避難場所・広域避難場所をとってきて、Googleマップ上に展開してみました。
少しは使いやすくなるかな?
これの位置情報に、給水場所かどうか?や備蓄食品の量が見れるといいですね。そのあたりのデータは僕も見たところ防災マップで印刷のものしかなく、簡単にはマップ上に入れられなかったです。単純に、リスト形式にして公開してくれれば、二次利用がとても楽になります。
場所の名前 | 住所 | いっとき避難場所 | 避難所 | 食料備蓄状況 | 飲料水 | 給水 |
中島町公園 | 中島町20 | ○ | ||||
創価学園第一グラウンド | 上水新町2-20 | ○ | ||||
上宿小学校 | 小川町1-327 | ○ | ○ | |||
小平第十二小学校 | 小川町1-464 | ○ | ○ | |||
都立小平西高校グラウンド | 小川町1-502 | ○ |
ここの右の列にデータが入っているだけで、ずいぶんとまた使い方が変わりますよね。
例えば・・避難場所がいっぱいなのかどうか?とか?
もし、避難場所にWifiの基地局などがあって、その情報と連携とれたら、毛布の備蓄量を、リアルタイムで、Aの避難所から、Bの避難所に持っていった方がいいよ。とか、どれくらいの人数いるか?を避難所で忙しくしている人に聞かなくても、ざっくりと、配給先を選ぶことなんてこともできますね。
それには、もうすこしデータを使いやすく出してもらうと、いいんだろうと思います。
ついでに、AED設置場所
こんな風に他のシステムでも読めて、利活用できると、他の使い方ができますよね。個人や企業の方でも、AEDがあって、それをオープンにしていい。という方がいたら、こういうデータを公開して、みんなが使えるようになるといいですね。
こんなことするだけなら、実は1時間もかかっていません。もう少しのところまで来てます。
別にこんなことしなくても、日本全国AEDマップってものがあるので・・そちらの方が便利ですよね。
https://aedm.jp/
小平市で、こういうオープン化やCode for的なことをしたいと思う方がいたら、一緒にやってみませんか??
別に社会課題を解決することばかりじゃないかと思いますが。。もっといろいろなことをしようと思うと、GIS系は、いろんなツール類もあるので、こちらのページなどが参考になります。
http://hinyonposu.com/Journal/%E8%87%AA%E5%88%86%E3%81%AEgoogle%E3%83%9E%E3%83%83%E3%83%97%E3%81%AB%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%83%97%E5%A0%B4%E3%83%87%E3%83%BC%E3%82%BFkml%E3%82%92%E5%8F%96%E3%82%8A%E8%BE%BC%E3%82%93%E3%81%A7/
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