目次
第3回 アースオーブンを作ろうワークショップ
第1回は、焼き床作り
第2回は、蓄熱層・断熱層作り
途中一部、叩き締めなどもしていますが。。
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今回で3回目、いよいよ最終の層、化粧粘土の貼り付けを行いました。
今回も、沢山の方に参加いただいて・・ 1回目、2回目より、ややまったりとしながら、また泥んこになりました(笑)
それでは、今回の作業の様子を紹介します。
振り返りと、現状チェック
自己紹介タイムをして、ここまでのおさらいを、少しして、窯の中、窯の表面、などどれくらい固まっているか、内面の固さなどを、実際に手にふれて確認してもらいました。第1層目で、押し付けてしまったところが、内部でどうなっているのか?など実際に体験してもらえたので、これはこれで面白かったと思います。
わりとカキンコキンになっているところと、ぼそぼそっとなってしまっているところがあることが、わかったかなと思います。ぼそぼそになったところは、崩れてくるかもしれませんが、内層が多少崩れても、今回は20cmくらいの厚さになっているので、まぁ、全体が崩れることないかと思います(笑)。 崩れたら、中からまた粘土を張り付けましょう(笑)
アーチ部分でも、うまく日干しレンガの角があたって、ほぼ崩れない状態になっている部分と、せっかく日干しレンガで作ったのに、間が出来てしまって、崩れてしまうかもしれない部分も見てもらえたので、いいやり方、悪いやり方を同時体感してもらえたかと思います。(といっても、悪いやり方でも、崩れるようなことはないんですけどね。。耐久性が多少違うくらいだと思います)
化粧用の粘土採掘
これまでは、蓄熱層では、粘土と砂・小石、断熱層では、粘土と砂・藁 と それぞれ目的にあったような粘土の配合で、アースオーブンを作ってきました。最後の層は、綺麗にするということなので、できるだけ粘土分を多くした粘土にします。
それで、山で粘土質のいいものを、新たに採掘しました。
一応、表面の有機物がたまった層、砂の多いところ、粘土のところなどを観察してもらって、粘土分が多くなるように、だいたい砂と粘土の比が1対1くらいのものを採掘してもらいました。
どんどん掘ります(笑)
粘土をこねる(踏む)
採取した粘土に、朝から焼いた灰を入れて、捏ねます。今回は、少し余っていたセメントを少量混ぜました(^^; なぜか、実はあまりわかっていないのですが、粘土・砂と灰や、塩を混ぜて、塗ると、かなり固く締まります。(三和土は、一般的に、粘土・砂3に対し消石灰1、塩化カルシウムが0.3位で混ぜます) 本当はもっと灰を入れるつもりで、灰を朝から作ってみたのですが、ちょっとしかできなかったので、セメントを少し入れました。(青梅の土は石灰分がすでに入っているような感じで、すごく固まりやすいと思いますので、そのままでも三和土っぽく固まってくれる印象です)
水を入れて、ふんだり蹴ったり、して、粘土を作っていきます。
もう3回目なので、みなさん上手に踏んづけています(笑)
水加減も、本当に上手になっています。何回も何回も踏んでいると、下の写真のようにきれいな粘土ができあがってきます。
粘り気が出るまで踏んづけて練るって感じですね。正直こんなに、いい粘土が採れるので、ここでアースオーブン作るのは本当に楽です(笑)。普通は、こういう粘土を探そうとすると、かなり土深く掘らないと出てこないことが多いです。
化粧層として、粘土を貼る
できあがった粘土を、また少し、それぞれで、捏ねて、粘性をだしてから、アースオーブンに張り付けていきます。
既にみなさん上達しているので、きちんと下から、張り付けていきます。
もう断熱層にした層はカチコチになっているので、叩いて押し付けていきます。
11時半ごろからスタートして、1時には、この状態になりました。
予定していたより、少し時間がかかったのは、この層が化粧層だということで、こんな看板をつけてたり、あまりにも粘土が気持ちいいので、粘土を叩いて表面をきれいにしたりと。。かなり綺麗な仕上がりになっています。
ちょっとこういう、掘り文字の焼き板を埋め込むとおしゃれでしょ(笑)
ここで、その後、シンプルに仕上げるか? 耳をつけたり、凸凹をつけたり、手形をつけたりいろいろやってみるかどうか?? の作戦タイムに。。
食事タイム作戦タイムという食事会
自家製レーズン酵母ベーグル(写真撮るの忘れた・・)や、北海道産のジャンボアスパラなどなど、もう贅沢な昼食(笑)
指より太いアスパラガス。 むちゃくちゃ甘い!びっくりのおいしさです。
僕も、昨日焼いたレーズン酵母と有機栽培のパンに、チーズをのせて。。
そういえば、このチーズ。。もらいものだった(笑)
次回は、石臼で小麦を挽きます
午前中の作業で、ほぼ、アースオーブン完成しちゃいました。あとは1か月ほどかけてゆっくりと乾かして、それから、火入れです。7月の会では、お披露目になります。次回6月は、火入れをして、乾燥させて、ピザとパンを試し焼きをすることになっています。
火入れをすると、1時間ほど、暇になりますので(笑)
7月の会で、パンを焼くために、6月の次回は、ここで採れた小麦を小麦粉にします!!石臼で体験です!たぶん500gくらいあるので、みんなで食べれると思います。
午後からの作業
少し凸凹があったところを、より滑らかにして・・ 耳やイボイボをつけようとか言っていましたが、みなさんシンプルな方がいい!!ということで、もうかなりテカテカのピカピカの表面になりました。
手形入りの日干しレンガを作ろう!
ということで、子供たちの手形をとるために・・・
写真を拡大してもらうと、手形ができていることがわかると思います。
おじさんも、子供たちと、戯れました(笑)
が・・・
小さい子供たち。。 粘土遊びの方がたのしく、手形を保存することには、あまり興味がないようで、泥んこ遊びになっていました(笑)
ミニマムサイズのアースオーブンを作る?
あと2回あるので、振り返りもかねて、次回、ミニマムサイズのピザ用のオーブンを作りましょう。。ということで、焼き床を作っておきました。
みんな͡コテ塗り大好きです。きれいに使えると、楽しい。
ケーキを作っているような感じ! ケーキ用に͡コテが欲しい!(笑) だって(笑) 確かにこれで、クリーム塗ると綺麗に仕上がるかも(笑)
次回は6月25日(日)です!
いよいよ、次回は、火入れをして、中の構造物を焼きます。
火入れ
作業としては、ほとんど、火を入れて、燃やす! という作業になりますので、火に興味がある人以外は、けっこう暇です(笑) しかし、窯を使うには、どれくらい燃やすと何度くらいか?とか、窯を熱してから、温度が180℃前後で維持してくれる時間がどれくらいなのか?などがとても大切なファクターです。そういう意味では一番時間がかかる作業かと思います。
で、その中で、ピザを少し、パンを少し焼いてみたいと思います(笑)
ミニ窯
振り返りの意味も込めて、砂山で作る方法で、簡単につくっちゃいます。少ない薪の量で少量のピザを焼くには、実はあんまり大きくない窯の方がいいんですよね。
卓上サイズのミニ窯になります。
石臼挽き
7月の会で、本格的にパンを焼くので、ここで採れた小麦を小麦粉にします! たぶん子供たちの作業になるかな?
小物作り
ピーラーや、ピーラーをひっかけるところ、小物を入れて保存しておく入れ物、トング入れなど小物を作りをしたいと思います。ひとりひとつづつくらい何か作れるようにしておきたいと思います。
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