新聞記事で400ppm越えを・・・
増え続ける二酸化炭素濃度、ついに平均400ppm超え(日経テクノロジー)
全大気のCO2濃度、危険水準に 初の400ppm超え(朝日)
など・・・
月平均で、高度が高いところまで二酸化炭素濃度が400ppmを超えたと・・もう2015年の12月のことですが・・・このままでは、2016年には年平均でも、400ppm超えになりそう。IPCC(政府間パネル)では、2℃未満に抑えるには450ppm以下じゃないといけないそうですが、やはりもう2℃未満というのは、無理っぽいですね。年率2ppmくらいづつだし、あっというまに、超えそうです。
二酸化炭素濃度の経年変化
気象庁では、毎月といいながら・・・時々更新しているようですが、 温室効果ガス世界資料センター (WDCGG)の解析や、気象庁のデータから、経年変化を発表しています。アイキャッチの画像がその経年変化のグラフです。
1960年代にもう予想されていたことですし・・
成長の限界が作られたころ(こちらにも記事あります)に、このことはもう予想されていました。それから結構いろいろな対策が行われてきたのですが、人間全体の取組になっていない。まだ数%の人しかやっていないという事実がわかります。。
3年前の記事ですが、地球環境研究センター長の向井人史氏が書いている記事を読むと。。
「400ppm」の報道で考える二酸化炭素の濃度の限界はいくらなのか?
3年もたつと地球全体のCO2濃度の平均値がほぼ400ppmを超えてくると思われ、ほんとうに地球全体が400ppm時代に突入したと考えて良い。
と・・・ばっちり、当たっています。
では、いったい何ppmになるとまずいのであろうか。これを考えるには、実はこれはちょっとやっかいなことがある。CO2だけが温暖化に関わっているわけではなく、その効果は半分強ぐらいだが、残り半分は違う成分が受け持っている。他の成分の濃度がどうなっているかによって許容されるCO2濃度が決まる。もう一つは、何度気温が上がってしまうことを限度とするかということである。
そうですね。二酸化炭素だけが問題ではないのですが・・・
化石燃料由来の二酸化炭素排出量と、濃度の関係は、シミュレーションとぴったり合っているんですよね。
1960年代に予想されて、同じように対策を進めようとしたのに、シミュレーション通りきました。さて、最近もシミュレーションで予想されて・・・そのまんま。。
人類は何をやってたんでしょうね?(笑)<笑ってる場合じゃないのかも・・・
もう温度は2℃上がるというのを前提に・・・
【読書感想文】日本史の謎は「地形」で解ける インフラを作り続けてきたんですよねでも書いたけど、人類って、水インフラをどうするか?ってところで地球を変えながらやってきました。2℃上がるってことは、熱帯雨林のような集中豪雨とかがくるんですよね。そう。道端の溝は、今の大きさで大丈夫かな?これは、ものすごく力やお金がいるインフラ改造が必要なんですよね。人だけでなく、農場とか山も同様だと思います。2℃上がることを前提に、日本では、そして人口が減るってこと、70年に一回くらい大きな地震があるってこと そういうのを前提にしていかないといけないのでしょうね。
二酸化炭素の濃度があがると、僕の知っている限りでは、施設農園などでは、トマトなど大きくなりますから、露地栽培でも植物の実が大きくなるでしょうね。こんな変化が出てくるんですよね。根源的に・・・
と言っても・・・・
こういうこと随分前からわかっていて、変えられない。 身近な自分ができるところから省エネしかり、ゴミ削減しかり、化石燃料使わないしかり・・・原発もそうだよね。。できるところから、一人一人が変わらないと・・・
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