2016年2月22日の総合資源エネルギー調査会 基本政策分科会 第20回会合で、エネルギー革新戦略 中間とりまとめ が出てきています。概要も出ています。
これらを実行することにより、省エネや再エネ分野において、エネルギー関連投資を拡大し、効率 の改善を促し、アベノミクスの GDP600 兆円実現への貢献と CO2排出抑制を両立させることを狙いとしている。
らしいです。
もともと、エネルギー基本計画では、エネルギーミックスで
①徹底した省エネ(=石油危機後並みの35%効率改善)
②再エネ最大導入(=現状から倍増)等野心的な目標を設定。
としているので、それを具体的に・・・って書いてありますが、
洋上風力発電の実験するとか、電力取引所のルールを作るとか・・水素社会にするとか・・FITを変えるとか、火力発電所をAPEC諸国に売るとか・・・今更高効率発電所を作るなんていうのもある。どうも、あんまり前向きな感じの政策が出てきている感じじゃないですね。しかも、新しいことは何もしない。
同時にFITの制度改革についても出ていますね。
もともとのエネルギー基本政策が、世界的に見ても少し緩いので、それを踏まえた政策の展開もゆるくなってしまうんですね。どうしたもんか??
2030年くらいに新設しなければ、原発0になるし、そのころには省エネはたぶん2000年比で半分くらいになるはず。そうすると、昔の原発分を再生可能エネルギーで賄えば(世界ではもう再生可能エネルギーの発電量と原発の発電量が同じになっているんですよね)、ほぼ100%の再生可能エネルギーになるはずなんですが・・・
もう、日本の技術で海外に比べても誇れるものないんですよね。この20年くらい、実運用をしようとしてこなかったから、運用している海外勢の方が絶対にノウハウたまっているので・・・負けてしまうよね。
今からでも遅くないので、あんまり、大きなプロジェクト(洋上風力とか)をするより、小さな地熱をたくさん作るとか、小さな太陽電池をたくさん置けるとかの政策後押しをした方がいいんじゃないのかなぁ~?? なんて・・・思ったりして
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