電磁界シミュレーションシリーズ NEC2編 その4
ちょっとアンテナのことを計算しようとするのに便利な4NEC2・Xnec2など。。(このページでのNEC2記事はこちら)
NEC2を使う場合に、すぐ忘れる NECファイルの意味を4NEC2についているショートリファレンスを元に、忘備録として少し解説を書いておきます。
なお、
言っておくけど。。ここは、むっちゃ簡略版ですよ
その1のアンテナ構造編はこちら
その2のプログラム編 給電・負荷・伝送線路・周波数 はこちら
【電磁界シミュレーション】NEC2カードのショートリファレンス(プログラム編 給電・負荷・伝送線路・周波数)【NEC2】
その3のプログラム編 放射パターン はこちら
【電磁界シミュレーション】NEC2カードのショートリファレンス(プログラム編 RP Radiation pattern)【NEC2】
で。。。実は、ショートリファレンスには記載がないんですが。。 ついでにマニュアルの方から。。
プログラムカード編の その3
Near Fields (NE, NH) 近傍電界 と 近傍磁界
NE I1~I4 F1~F6
磁界の場合は、NEのところをNH って書く
これ、座標系が直交座標で出せるので、高さ方向に振ったりする場合に便利です。
パラメーター:
整数フィールド:
NEAR(I1)-座標系タイプ。オプションは次のとおりです。
0-直交座標が使用されます。
1-球座標が使用されます。
残りの整数は座標タイプに依存します:
a。直交座標(NEAR = 0)
NRX(I2)-X、Y、およびZ方向
NRY(I3)-それぞれ。
NRZ(I4)-Xの変更、次にY、次にZ。
空白のままにしたフィールドには、値1が想定されます。
b。球面座標(NEAR = 1)
(I2)-r、phi、thetaに必要な点の数
(I3)-それぞれ方向。 rは最も変化します
(I4)-急速に、次にファイ、そしてシータ。
空白のままになっているフィールド値1が想定されます。
浮動小数点フィールド:
それらの仕様は、選択した座標系によって異なります。
a。直交座標(NEAR = 0)
XNR(F1)-(X、Y、Z)座標位置(F1、F2、F3)
YNR(F2)-それぞれ、最初のメートルで
ZNR(F3)-フィールドポイント。
DXNR(F4)-メートル単位の座標ステップ増分
DYNR(F5)-それぞれX、Y、Z座標(F4、F5、F6)。
DZNR(F6)-ステッピングでは、Xが先、次にY、次にZ
b。球面座標(NEAR = 1)
(F1)-(r、phi、theta)座標位置(F1、F2、F3)
(F2)-それぞれ、最初のフィールドポイントの。 rがいる
(F3)-メートル、ファイとシータは度単位です。
(F4)-r、phi、thetaの座標ステッピング増分
(F5)-(F4、F5、F6)、それぞれ。ステッピング増分
(F6)-rはメートル単位、phiとthetaは角度。
こんな感じで高さ方向を振ったりする計算は楽です。
プログラムカード全部
ちなみにプログラムカードは全部でこれだけあります。
Group I EK – extended thin-wire kernel flag
FR – frequency specification
GN – ground parameter specification
KH – interaction approximation range
LD – structure impedance loading
Group II EX – structure excitation card
NT – two-port network specification
TL – transmission line specification
Group III CP – coupling calculation
EN – end of data flag
GD – additional ground parameter specifications
NE – near electric field request
NH – near magnetic field request
NX – next structure flag
PQ – wire charge density print control
PT – wire-current print control
RP – radiation pattern request
WG – write Numerical Green’s Function file
XQ – execute card
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