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◎PFASに関する請願の採択を受け、⼩平市、国⽴市、⼩⾦井市から都と国に要望書を提出

この要望書については、小平市のホームページで全く広報されていないので、小平・環境の会のHPでお知らせすることにしました。以下は会報「わおん」98号からの転載、その下に要望書2件を掲載します。(深澤)

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昨年6⽉⼩平市議会で、PFAS汚染問題を考える会が出した請願「有害性が指摘されている⼀部有機フッ素化合物(PFAS)による地下⽔汚染の原因究明を求めることについて」が採択され、市は、PFOS等の流出源の特定に向け、PFOS等を保管及び使⽤していた在⽇⽶軍基地及び⺠間事業者などの施設や⼯場を調査するよう、都内の25市と連携して国や都に働きかけることが求められました。

これを受けて、⼩平市は、国や都に横⽥基地内で発⽣したPFOS等の漏出の⽔への影響について調査し公表すること、PFOS等の漏出について⽶側から新たな情報が得られたときなどには情報を提供すること、横⽥基地以外の施設においてもPFOS等を含有する物質の保管や使⽤、漏出について調査すること、などを求める要望書を今年4⽉25⽇に環境⼤⾂、防衛⼤⾂、東京都知事にあてて提出しました。

環境政策課によると、これらの要望書の共同提出を都内25市に呼びかけたが、同意したのは国⽴市と⼩⾦井市のみだったそうです。要望書を提出した数⽇後に、防衛省から、PFOS等の漏出について⽶側からの情報提供等があったときには、要望書を提出した市に通知する、との返答があったそうです。市⺠が出した請願がきっかけとなり、国に市⺠からの要望が多少でも伝わったことはうれしく思います。(和)

請願「中央公園グラウンド改修計画について意⾒を聞く機会を設けることと多⽬的エリアの⼈⼯芝化⾒直しを求めることについて」を提出しました

小平・環境の会のメンバーも参加する「中央公園改修に市⺠の声を届ける会」(中央公園LOVERS)から、2025年6月12日に小平市議会に提出しました。

署名を集めています!(8/22必着)下の署名用紙をダウンロードしてお使いください(請願文と署名が一体となるよう、両面印刷か、A3の見開きになるようにコピー等をお願いします)。請願はオンライン署名が認められていません。

請願は8月26日(火)朝9時からの生活文教委員会で審議されます。ぜひ傍聴もお願いします!

中央公園グラウンド改修についてのチラシを作って公園周辺などで配布しています。これまでのように朝や夜にランニングしたり、お花見をしたりできなくなるのではないか、サッカーフィールドばかりか多目的広場まで人工芝にする計画だが、その人工芝はマイクロプラスチックの大きな発生源になってしまうなど、多くの問題があることをわかりやすくまとめてあります。チラシは署名の下に載っています。ぜひお読みください!

請願提出に至った経緯については、小平・環境の会会報「わおん」98号(2025.6.27発行)に詳しく載っています。2月に開かれた人工芝についての講演会の報告もあります(講師:栗岡理子さん)。会報のページをご覧ください。https://tom2rd.sakura.ne.jp/kodairakankyonokai/%e4%bc%9a%e5%a0%b1%e8%aa%8c%e3%80%80%e7%92%b0%e9%9f%b3/

PFAS学習会 Part3

「PFAS汚染から市民の健康と環境を守るために」

2025年6月8日(日)14:00-16:00
小平市・小川西町中宿地域センター第1・2集会室

住所:小平市小川西町2-30-1  電話: 042-344-9111

西武国分寺線/ 拝島線小川駅から徒歩6 分 ※ 駐車場なし

講師:杉井吉彦さん(国分寺市本町クリニック院長)  
資料代:300円(資料準備のため、なるべく事前申し込みをお願いします) 
主催:PFAS汚染問題を考える会・小平  協賛:東京の水連絡会
連絡先:harigaya.sachiko@gmail.com(針谷)

私たちは多摩地域で広がる有機フッ素化合物(PFAS)の水汚染の問題について、多くの市民にお知らせし、行政や議会に働きかける活動をしています。昨年はPFASに関する請願2件を市議会に提出し(6月議会で採択)、2度の学習会を開催しました。
小平市内の小川浄水所では、2020年7月にPFOS、PFOA合計の暫定目標値(50ng/L)を超える汚染された水道水が配水されていたことがわかり、水源井戸の3本が取水停止になりました(現在は、目標値以下で配水されています)。
また、昨年、小平市が行った地下水調査でも、34本中16本の井戸でPFOS、PFOAの合計が暫定目標値を超え、特に市北西部では2本の井戸で200ng/L以上が検出されています。小平市での汚染の広がりが心配されます。
PFASとは何か、私たちの健康にどのような影響があるのか、PFAS相談窓口を開いているお医者さんにお話しを伺い、PFASの血液検査などの可能な対策を一緒に考えましょう。学習会への多くの方のご参加を呼びかけます。

講演会「人工芝からもPFAS ⁈ ―ほんとうにいいの︖ 中央公園グラウンドの人工芝化― 」      

■2 月16日(日)開場︓13︓30 
        講演︓14︓00 ~ 16︓00
■美園地域センター第1・2 集会室 小平市美園町1-19-2  小平駅から徒歩3 分

■講師︓栗岡理子さん
 1980 年代に市民団体に参加したことがきっかけで、環境問題に関心をもつ。以降、ごみ問題(古紙問題、プラスチック問題等)を中心に活動。子育て一段落後、大学院に進学。2018 年3 月修了(博士︓経済学)。専門は環境経済学。現在、環境ジャーナリストとして、環境・CSR 誌「オルタナ」編集委員、日本消費者連盟などで活動。

■主催︓小平・環境の会
■資料代 500 円

 小平市では、中央公園グラウンドのサッカーフィールドが人工芝化されようとしていますが、隣の野球場部分も人工芝の多目的エリアになりそうです。
 人工芝は風雨にさらされてちぎれ、海まで流れ着きます。海岸近くで最も多く見つかるマイクロプラスチックは人工芝由来と言われています。また、人工芝には人体に影響がある有機フッ素化合物のPFOS やPFOA も含まれ、アメリカでは人工芝の新たな敷設を禁じる自治体が増えています。        
 このまま小平市で人工芝化を進めていいのか、ブックレット「人工芝はなぜこわい︖」(日本消費者連盟)著者の栗岡理子さんに詳しくお聞きします。

全国スーパーマーケット調査報告会

スーパーのプラ包装は減っている? 全国及び小平の調査でわかったこと

7月27日(土)14時から16時

会場:小平市中央公民館 講座室2   

参加費:無料

お 話:堀孝弘さん(NPO法人環境市民、同志社大学経済学部嘱託講師、京都市在住)

主催:小平・環境の会  

申込み・連絡先:kodaira_kankyo@jcom.zaq.ne.jp

(島080-5496-7675 Fax: 042-327-9330)

私たちのくらしを豊かにしてくれたプラスチック︕
でも、頼りすぎて、使いすぎているかも︖
昨年秋、全国の市⺠団体が「スーパーマーケット環境調査(お店のプラスチック調査)」を⾏いました。⻘果物売り場をはじめ、スーパー店頭のプラ包装について、全国と⼩平市の現状を知り、なるべくプラごみが出ないお買い物の仕⽅を⼀緒に考えましょう。

後援・⼩平市
この催しは、パタゴニア環境助成⾦プログラムの助成を受けて実施します。

小平市議会でPFAS(有機フッ素化合物)に関する請願、意見書が可決されました!

2024年6月28日、小平市議会本会議で、PFAS汚染問題を考える会(辺野古問題を考える小平市民の会、「語やびら沖縄」もあい練馬、小平・環境の会で構成)が提出した請願2件が可決され、請願で求めた国や東京都宛て意見書1件も可決されました。早速、東京新聞が報じてくれました。https://www.tokyo-np.co.jp/article/336726

「市は、PFOS 等の流出源の特定に向け、PFOS等を保管及び使用していた在日米軍基地及び民間事業者などの施設や工場を調査するよう、また必要な場合は立入り調査をするよう、都内の25市と連携して国や東京都に働きかけてください」と求める請願「有害性が指摘されている一部有機フッ素化合物(PFAS)による地下水汚染の原因究明を求めることについて」は全会一致でした。流出源は複数ありえますが、泡消火剤の大量流出が明らかな横田基地への立ち入り調査はぜひ実現してほしいです。私たちの健康を守るために、米軍の治外法権のようになっている実態を変えるために、多摩地域の市民が声を上げるべき時です。

「有害性が認められている一部有機フッ素化合物(PFAS)汚染から小平市民の健康を守るために、早急な対策を求める意見書」には一人会派の会(2人)だけが反対しました。この会派は「意見書は議員が提案するべきもので、市民が請願で出すよう求めるのはおかしい」との考えに基づき、膨大な質問を浴びせ、審議時間を引き延ばしました。請願内容に直接関係のない制度的な問題で、なぜ請願者が追及されなければいけないのか、全く理解に苦しみます。

この意見書を求める請願の審議では、もともと請願事項にあった「血液検査を中心とした健康調査を実施」というところを、「現時点で必要と思われる健康調査を実施」に修正することになり、残念ながら「血液検査」が入れられませんでした。結果として次の事項を求める意見書となりました。PFASによる健康被害に対する市民の不安、事実を知りたいという思いが届き、国や都が取り組みを加速することを願っています。

1 国内外の最新の科学的知見を集め、PFOS等に関して健康に影響が出ることが考えられる血中濃度の基準値を早急に決定し、国民に対する情報発信に努めること。

2 現時点で必要と考えられる健康調査を実施し、データを蓄積すること。

今回採択された意見書と請願の全文は下記です。かなりの譲歩をしましたが、各会派の様々な知見や意見を取り入れ、幅広い賛同を得て採択にこぎつけたことはよかったと思っています。紹介議員の皆さん、交渉に応じ、賛成してくださった議員の皆さんに感謝します。

また、6月議会に提出してからの短い期間に、「健康を守るための意見書提出の請願」に940筆、「原因究明を求める請願」に923筆の署名が集まりました。署名に協力してくださった皆さんにも心より感謝します。

 

PFAS(有機フッ素化合物)による水の汚染問題で、小平市議会に2件の請願を出しました。署名にご協力ください!

2024年6月議会に、PFASに関する請願2件を修正の上、改めて提出しました。

前回署名いただいた方も、また改めて署名していただけると助かります。下のファイルをダウンロードして、印刷、署名してください。請願理由のページと署名欄は一体のものとなるよう、A3の紙に並べて、またはA4の紙に裏表で印刷してください。署名の集約は2024年6月12日(水)必着でお願いします。どちらか一方の請願者(針谷or深澤)に両方の請願を送っていただいてかまいません。代筆の場合は署名欄の名前の印を押してください。住所は省略(同上、〃など)しないで書いてください。ネット署名は行っていません。

3月議会に提出した下の請願2件は取り下げました。6月議会に再提出した請願については上の記事をご覧ください。

3月3日、原因究明の方の請願に文言の間違いがあったので差し替えました。昨年、2023年のPFASについての講演会報告を掲載した会報わおん最新2号を会報のページにアップしました。請願署名の背景がよくわかると思いますので、お読みいただければと思います。

請願理由のページと署名欄はA3の紙に並べて、またはA4の紙に裏表で印刷してください。署名の集約は2024年3月13日(水)必着でお願いします。代筆の場合は署名欄の名前の印を押してください。住所は省略(同上、〃など)しないで書いてください。

久しぶりにホームページを更新しました。

2014年11月以降、2020年までに発行した会報の目次をすべて掲載し、新しい方では、とりあえず2019年、2020年発行の「わおん」88、89号を全文読めるよう、PDFファイルを掲載しました。マイクロプラスチックやコロナ下のごみ収集、建設中の焼却施設のことなどを取り上げています。今後も折を見て会報のバックナンバーをアップしていきます。https://tom2rd.sakura.ne.jp/kodairakankyonokai/%e4%bc%9a%e5%a0%b1%e8%aa%8c%e3%80%80%e7%92%b0%e9%9f%b3/ 

 

「迫る有料化と焼却施設建て替えについて考える ~あなたのごみ、大きく変わります!~」            小平市教育委員会主催 市民学習奨励学級(3回講座)

学習奨励学級ポスター

2年後、小平市の家庭ごみ収集の方法が、有料化・戸別収集へと一変するかもしれません。また、リサイクル関連の一連の施設の建設・建て替えの最後には、小平・村山・大和衛生組合(中島町)の焼却施設建て替えが控えています。
ごみ行政の転換点で問題の全体像をつかみ、ごみ処理のより良い方法、減量の秘策について共に考え、率直に意見交換しましょう。

第1回 家庭ごみ有料化と戸別収集:ごみ減量の効果・先行自治体の経験
9月16日(土)午後 1時30分〜4時30分
講師 山谷修作さん(東洋大学教授)
東大和市環境部担当者
布施由女さん(清瀬市議会議員)
第2回 焼却施設建て替え計画と市民参加
10月14日(土)午後 1時30分〜4時30分
講師 小暮与志夫さん(小平村山大和衛生組合・参事)
新垣俊彦さん(クリーンむさしのを推進する会・副会長)
第3回 ごみ減量の方策:ワークショップで知恵を出し合おう
11月18日(土)午後 1時30分〜4時30分
講師 小平市資源循環課・担当者
江川美穂子さん(ごみ環境ビジョン21・副代表)

場所:小平市中央公民館 講座室2  参加費 無料
定員:50名(先着順)  対象:市内在住・在勤・在学の方
申込み 8月5日(市報掲載日)から9月10日までに下記へお申し込みください。

<問合せ・申込先(小平・環境の会 深澤)>
電話 042-341-7524  FAX 042-341-7524   メール bbjaga@jcom.home.ne.jp