既報の通り、小平市議会へ提出した陳情は審議されることもなく議員等への配付で終わりました。「市民参加の検討委員会を設置してほしい」という私たちの要請は、本来、焼却施設建て替え計画を進めている小平・村山・大和衛生組合(小村大と略)に対するものなので、あらためて小村大に同趣旨の陳情を提出することにしました。小村大議会では陳情もきちんと審議される慣例となっています。陳情者は三市ごみ連絡会と、その構成団体である小平市、武蔵村山市、東大和市の3つの市民団体となり、陳情内容は、提出先の変更により多少表現の手直しをしています。
小村大の11月議会の陳情締め切りは11月8日なので、当面11月5日の締め切りで署名を集めております。時間がありませんが、ぜひご協力をよろしくお願いいたします。署名を集める場合は、下からダウンロードした陳情文書と署名欄を必ずA4裏表か、A3見開きで一体的に印刷したものでお願いします。
小村大議会は11月22日(火)午前9時半から開かれます。ホームページにその期日も出ていない閉鎖的な議会ですので、傍聴に行って議論を注視し、もっと積極的に情報公開、市民参加を進めるべきことをアピールしましょう! (文責 深澤)
〜〜小村大への陳情文書〜〜
ごみ減量施策の早急な推進と
焼却施設建て替えのための市民参加の検討委員会設置について
陳情理由
小平、武蔵村山、東大和の3市市長と小平・村山・大和衛生組合(以下、小村大と略)管理者は2015年11月、焼却施設の建て替え等に関して合意し、施設規模の上限を日量243トンとして規模縮小に努め、2020年度着工、2024年度竣工を目標としています。
こうした具体的な目標、期限が示された今こそ、ごみ減量の取り組みを急いで推進する必要があります。それにはまず、市民がごみ処理の状況をはっきり認識するよう広報を強化すること、ごみ減量の目標を具体的に決め、その実現に向け、あらゆるごみ減量施策を動員して市民の協力を呼びかけることが求められます。
焼却施設の建て替えは、現在の小村大の敷地を利用して行われるため、4年間の工事期間中は現存の焼却炉1炉だけで稼働することになります。したがって、可燃ごみ全量を焼却することはできず、他の自治体に焼却をお願いしなくてはなりません。委託を受ける自治体の住民感情を考えると、3市の市民がごみ減量にどれだけ真剣に取り組んでいるかが問われることでしょう。この際、3市としてはごみ・資源分別の徹底、「生ごみの3切り」(水切り、食べ切り、使い切り)の展開、生ごみ資源化の拡充、家庭ごみ有料化(東大和市は実施済み)など、あらゆる減量施策の検討、推進が必要です。こうした取り組みの推進によって、更新される焼却施設の規模を縮小し、建設費や維持管理費の節減や、他市に支払う委託費の増加を抑えることができます。
これらのごみ減量施策は市民の協力、支持なしには到底実現できません。行政には、市民がなぜこうした減量策を手間暇かけてする必要があるのか、丁寧に説明し、納得を得る努力が求められます。その上で、小村大には市民参加の施設検討委員会を設置して、十分な情報提供を行い、対等な立場で協議を尽くし、協議内容を市民目線で広報し、市民の関心を呼び起こすことでごみ減量への市民の参加、協力を促すことが重要です。
陳情項目
1 ごみ焼却施設の建て替えを前に、構成3市があらゆるごみ減量施策を早急に推進するよう、小平・村山・大和衛生組合として働きかけること。
2 ごみ焼却施設の建て替えにあたっては、小平・村山・大和衛生組合は市民参加の施設検討委員会を設置して市民に十分な情報を提供し、市民と行政が対等の立場で協議を尽くすよう努めること。
2016年11月
陳情者
三市ごみ連絡会 代 表 髙梨 孝輔
〒187-0045 小平市学園西町1丁目6番3号 ℡042-342-0953
NPO法人 小平・環境の会 理事長 島 京子
NPO法人 東大和ごみレスくらぶ 理事長 尾崎美佐子
環境を考える市民の会・むさし村山 会 長 林 治代
小平・村山・大和衛生組合議会議長 関田 貢 殿