Tom's読書感想文 : カテゴリ ( 本 )
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¥ 2,052 |
IT社会を環境で測る―グリーンIT 産業環境管理協会
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環境エネルギー研究所というところに戻ってきて、 ITで環境をよくしようという仕事をすることになっています。 うちのメンバーが書いた部分もあって、この本は、 どのようにITが環境によくなるかということを 定量的に示すことを目的にした本です。 まぁ、まだまだ精緻に考えないといけないところもあり ざっくりと、環境影響を評価するために 何からしようかと思っている人にはいいかと思います。 キーワード : [環境]
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¥ 1,944 |
天地明察 角川書店(角川グループパブリッシング)
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この本に出会うきっかけから・・・・ 我々がもつ技術史料館を地域の博物館や史料館などと連携したいなぁ〜っということで、三鷹の森ジブリ美術館に行って来ました。その後、さくら祭りの時に来ていただいたりしている中で、国立天文台との連携を紹介していただきました。それで、今年は、三鷹国立天文台・ジブリ美術館も参加するという東京国際科学フェスティバルという地域主催・市民参加型の催しに、私達の技術史料館も参加させていただけることになりました。国立天文台の広報室長も、とてもいい方で、日本の科学技術力後退や、子供達の理科離れに対して、とても腐心されており、一度 三鷹の天文台にもおいで下さい。ということで、先日、見学に行ってきました。 4次元宇宙シネマなどいろいろな設備も見せていただきました。その中でも、現在修復中のアインシュタイン棟という太陽を観測する施設なども見せていただき、天体を相手にする本当のサイエンスっていうのを久々に味わうことができて、とても新鮮な気持ちになれました。私達も研究という言葉をつけている以上、イノベーションを起すために必要な地道な努力が必要なんだ。とあらためて自分の行動規範を見直して行かなきゃと思ったりしています。 ちょっと(かなり・・)話はそれましたが、国立天文台の展示に、幕府の天文方のことがあり、その横に、この本が紹介されていました。 天文台に行ったあと、飲み会があり、いつもは遅れていくのが普通な私ですが、1時間以上も早くについてしまったので、本屋に立ち寄ったところ・・・ベストセラーのこの本を買ってみました。 というのが、出会ったきっかけです(笑) 本については、 徳川四代目将軍の老中 酒井氏 や 会津藩主 保科氏 水戸藩主 国光候 など 戦国の世の中で大量に余った武士について、武士の行き方を変えるためには、 武士が文化を作っていくという事業を行わなければならないという 大きなパラダイムシフトを行わせるために、武士ではない囲碁衆である 渋川晴海(安井算哲)に二本の刀を持たせる意味を解き明かしていくと いう部分と、 渋川晴海自身の恋、葛藤、算術に対する勝負(関孝和)、囲碁の勝負(本因坊家)、など を通しながら、どんどん図太くなっていく様子(ちょっとうまく表現できないですが)、 20歳あたりから45歳までかかって、天文方を作らせたという大事業(他にも沢山の事業を行ってきているのですが)を行い通したが描かれています。 江戸で文化が開いたというのは、これは、武士達の生き方を新たに定義しなおさなければ ならなかったという必然の結果なのかと、あらためて、政治・統治ということの 意義深さを感じました。 この本好きな人は、私がいままで読んだ本では 円周率を計算した男も、好きなのではないかな? | |
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ザ・ゴール ― 企業の究極の目的とは何か 三本木 亮(翻訳)ダイヤモンド社
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なんとなく、最近、思考プロセスが行き詰っている感じがして 少し元気になれる本を・・・ ということで、選んで読んでみました。 この本も、いい本です。☆☆☆☆☆ って感じ。 組織ではとかく局所最適になりがちですが、 この本は、最終目標に向けて、全体最適を見つけ、 それに向かって、やって行きましょうということが書かれています。 そのやり方で、効率化ができれば、時間を会社以外のことに使うのが 本当の人間のあり方であるということも・・・示唆しています。 本自体は、小説仕立てで、推理小説のようでもあり ちょっとした恋愛小説のようでもあり、分厚い本ですが すぐに読んでしまいたくなる本でした。 30代後半から40代の中間管理職の人にはとてもお勧めの本だと思います。 元気もでますよ。 | |
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週刊 ダイヤモンド 2010年 3/13号 [雑誌] ダイヤモンド社
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FREEの原書を読んでませんが・・・ 気になっていたので、こっちの雑誌の方を読んでみました。 いっぱいあるものは、FREEで・・・ という基本構想ですね。 まぁ昔からあるバリューチェーンを考えるとFREEもある得るということで・・・ ラジオやテレビがそのものっていうのもあり 広告モデル以外もだんだん出てきていますっていう感じでした。 原書の方も時間があったらまた読んでみたいと思います。 キーワード : [フリー ロングテール]
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¥ 2,160 |
マネジメント[エッセンシャル版] - 基本と原則 上田 惇生(翻訳)ダイヤモンド社
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もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『... を読んだあとで、 ドラッガーのマネジメントってこんな感じだったっけか? って思い直して読み直してみました。 やっぱり、なんかニュアンスが違う気がしていたのは、 それは、「マネージャーとして天性のものとして必要な性格がある。それは 真摯さである。」という本当に根本の部分が、抜けていたんだと思う。 甲子園に連れて行くというような目標(実はそれって個人のエゴ)を 達成するためのマネジメントではないっていうところに心が引っ掛かっていたんでしょうね。 このマネジメントっていう本は、 いろいろなことが書かれている本当に良書だと思う。 五輪の書や、孫子もそうだけど、基本に忠実に、自分がなすべきことを ひたすらまじめにやっていくというだけ。 みんなのため=自分のためになる生き方 ただそれだけ、それだけなんですよね。 チェンジリーダーも良かったし、プロフェッショナルも良かった。。 また読み直してみるかな? キーワード : [マネジメント]
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在庫あり。 | |
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企画力 (PHP文庫) PHP研究所
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田坂氏の講義をまとめた本です。 さすが企画とは、人と組織を動かす力である。という 本質を語り、最高の企画書とは、推理小説だと言い切るだけあり あっという間に読めてしまう良本です。 この本だけを読むと、きっと全てが当たり前って思うかもしれません。 昔、バイト先で、デュラセル電池の営業の人が 私に、「とみちゃん、営業で電池を売るんじゃなくて、私自身を売るんだよ」 って言っていた言葉とか 企画の重み凄みは、その背景で、それだけ真剣に考えたか みんなとどれだけ議論したかで、そういう凄みというのは 読む人にすぐわかることだよ。とか。。 信頼を積み上げるのは大変だけど、信頼を崩すのは一瞬だよとか これまでで言われたこと、やってきたことを思い出させてくれます。 頭でわかっていることを実際行うのは難しく その経験がないと、なかなかピンとこないかもしれないですが 孫子の兵法・五輪書に通じる本質を語っている本です。 企画部という名のところにいる人間でも なかなか頭でさえわかっていない人が多いのではないかな? って思います。 沢山の企画をする立場にあって、部下達に読ませたい本です。 キーワード : [企画 営業]
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¥ 1,728 |
もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら ダイヤモンド社
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会社で今、流行っています(^^; ドラッカーのマネジメントを、青春ドラマ的に書いてあり 分かりやすく書いてある本です。 ドラッカーの言っていることは、とても一般的で当たり前と思うことなので どんな場合にでも当てはまる。。 それでいて、実施するのは難しいのですけど(笑)。 この本とても分かりやすく書いてあるので、ドラッカー入門の入門にはいい本です。 これ、読んで思ったのですが、 昔は、青春系・学園系・スポコン系の、ドラマってたくさんあって 「飛び出せ青春」などのサッカーもの、ラグビーものって 毎回、主人公がかわって、イベントがあって、 それを監督まとめていくドラマって・・・ ドラッカーの教えそのものだったんじゃないのかな?って 思いました。 ひょっとしたら勧善懲悪ものも、ある意味、ドラッカーなのかと・・ 最近、そういうドラマってなくなっていることが みんなが真摯にいろいろなことにあたれない人間になっている原因なんじゃないかな? なんて、思ってしまいました。 キーワード : [ドラッカー マネジメント]
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在庫あり。 | |
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鈴木亜久里の挫折―F1チーム破綻の真実 (文春文庫) 文藝春秋
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正月あけで、大阪から東京へ戻ってくる新幹線で読みました。 こうした記録を正確に残していくことが F1とかモータースポーツに重要なことかもしれないですね。 F1好きの人は、一気に読んでしまえると思います。 スーパーアグリは、日本のF1ファンに大きな足跡を残しましたし 本当に、奇跡だったのかも。。。 オール日本とは言わないけれど、そういうチームがまた出てくることを 願っています。 キーワード : [F1]
(Category:本 - 2010/01/03 - tom2rd - 826Clicks) | |
¥ 994 |
五輪書 (講談社学術文庫) 宮本 武蔵(原著)講談社
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二刀流で有名な宮本武蔵が書いた兵法の伝書です。 孫子の兵法もいいですが・・ 他の戦略などの本とかって、これと比べると かすんで見えるくらいに、勝つこと、生きることの本質を 抽出しているかもしれないと思います。 #戦略本って、実は好きなんですよ。。それが本質に迫ろうが #そうでなかろうが・・・ 歴史が好きっていうのは、 #もともと、戦国時代の戦い方とかその背景とかをドラマとして #読んだり、見たり想像したりするのが好きなので・・・ #でもその戦略本に書かれている戦略をあとから、 #こ〜だの、あ〜だの言うのを聞いたり、読んだりするのは #嫌いなんです。だって、後からだと何でも言えるし #そこまでその当時の人達は考え及んでいないはずだし #って思うんです。。(笑)といいつつも、読むのは好きかな? #その解説に対して、「そ〜じゃないやろ!」って突っ込むのが・・・(爆笑) #でもこの本は、素直に「そ〜だろうな。。」って思える書です。 五輪書は、地・水・火・風・空の巻 と5巻あり、それぞれに 個人戦〜団体戦?的な兵法について書かれているんですが 結局のところ兵法の本質は、 「勝つこと」 で 「勝つこと以外のことは考えるな」 っていうことに尽きます。 生か死か?という状況では、勝つこと=生きることなんですね。 それをどのように実践するか?というと 個が強くなければいけない。 鍛錬しなければいけない。 慣れるまで、習熟しなければいけない。 状況を見て周りを見なくてはいけない。 型にはまってはいけない。 いつでも平常心(拍子)でいなくてはいけない。 そして、自分でよくよく考える。 ということが何度も何度も言い方を変えて書かれている気がします。 捨て身の戦法で、誰でもできることでは ないのかもしれないですが、目的を忘れずに 絶対に勝て!っていうことですね。 今の世の中では、生か死かまで到達しないので なかなか、そこまで徹底した実利主義を通すことが できないですが、参考にというか、心に留めておかなければ ならないことだと思います。 その中でも、「型にはまってはいけない。」 っていうのは、最近特にそう思います。 型にはめて考える部下や上司が多いこと多いこと。。 もううんざりです(笑)。 宮本武蔵が、もう余命がないって分かってそれから 書き始めた書なので、とても簡潔ですし、 解説を入れている人は合気道をされている方とのことで 状況に応じることが最大の力だということが分かっている 方で、訳と解説のところだけでも読めば、 参考になる本だと思います キーワード : [兵法 歴史]
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¥ 926 |
ビジネス・シンク(日経ビジネス人文庫) 鈴木 主税(翻訳)日本経済新聞出版社
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コビィの本(○○の習慣系の本)としては、結構分厚い方です。 すっ〜っと読みたい人は、16章から読むといいかもしれないです。 #しかし、この本の本質からは外れるかな?笑 #じっくり考えること、論理的に考えることが重要ですっていう主題なので(笑) なんどもなんども、本質に立ち返って判断するようにということを 習慣的に考える方法が書かれているような気がします。 それを、今のビジネス用語などを使って、そして同僚との会話みたいな 形で書かれています(米国のビジネス本に多いタイプ)。 ここ10年ほど、とても世の中の展開が速いので、 歩きながら考える。とか 走りながら考える。 ということが身に付いてしまっている人にはお勧めの本で しっかり考えるっていう時期が必要だったり しっかり考えるってどういうこと? っていうことを再確認させてくれる本です。 最近、大きな組織の中でマネジメントに組み入れられている状況なので 余計に、きっちりと考えろよ。。(っていうかふつーに考えたらそんな ことにならんやろ!)って言いたいことが多いのですが、 そんな人達に、読ませたい一冊ってところですね(笑) キーワード : [習慣 考える]
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