TF4.5にスタビライザーをつける
2000年8月20日
ツーリングでは、スタビは不要というのが、これまで定説でしたが、
タイヤグリップの向上によって、MR4−TCのように
リア側にスタビを入れた標準セットを出す車が増えてきました。
RCWやRCMで紹介されていますが、京商松本選手のTF4や、
T3P師匠のTF4.5にも、取り付けられていました。
そこで、TF4にもスタビライザーの取り付け方を紹介します。
とっても簡単な加工で取りつけられます。
効果は・・・状況によって取り付け取り外してください(笑)。
では、用意するものは、
- ピアノ線(1.2φ,1.5φ)
- 5.8mmボール×2
- 5.8mmボールエンド(L)×2 (S)×2又は、L×4で、Lを5mm切る。
- 3φ10mmロッド
- 5.8mmボールエンド(片側がイモネジで止められるもの)×2
- 2mm穴のリンケージ用アルミストッパー×2
です。アルミストッパー以外は、京商だとSPW-19 スタビライザーセットに、
ピアノ線は、SPW-19-1 セッティングスタビバー等を買うともっと簡単です。
- バルクの加工
まず、2mmのドリルで、リアバルクに穴をあけます。TF4は上下で分割されているので
スタビの取り付け取り外しが楽なように、上下のバルクのちょうど間、アクスルマウントの
上側、上下バルクを止めるネジのすぐ後ろに穴をあけます。
穴は2mm、アクスルマウント上側、ビスの直後
- スタビライザーの寸法
スタビライザーの寸法は、下の図の通りです。1.2mm、1.5mmのピアノ線を図のように
加工します。SPW-19と関連付けのため同じ寸法にしていますが、真中部分は40mmでも
ダンパー等と干渉しないのでいいと思います。その場合、同じ線径を使ってもスタビが
固くなります。
曲げる前にイモネジで締めつけられるアルミストッパーを
入れておくといいでしょう。10mmのロッドにロッドエンドをL、Sの組合せでねじ込んでおきます。
スタビライザーの寸法
TF3用1.5φスタビとストッパー
- スタビの取り付け
先ほど開けた穴に、スタビをつけます。TFは上下分割式のバルクなので、6本のネジを
緩めるだけで、上側のバルクが浮くので、そこから入れます。左右が同じ長さになるように
ストッパーのイモネジを締めます。このストッパーがないと左右にスタビがずれ、思ったような
効果がでません。
アルミのストッパーで左右に動かないように止める
- 5.8mmボールの取り付け
ロアアームのフロント側に3つの穴が開いています。その外側の穴に5.8mmボールをねじ込みます。
ロアアーム側のボールを付ける位置によって、同じ線形のスタビでも、効きが変わります。
外側が一番固く、内側が柔らかくなります。
そして、それと、だいたい同じ位置にくるように、ピアノ線側にも5.8mmボールエンドを取り付けます。
だいたい真っ直ぐになるように取り付けます。
- ロッドの取り付け
先ほど作っておいたロッドをボールに取りつけて完成
こんな感じ
簡単に取りつけられたと思います。各部を多少調整して取りつけてみてください。
リアにスタビを入れることで、リアのバネを少し柔らかくすることができると
思います。リアの沈み込みを上手く作ることで、加速中に、キャスターが
寝る方向になり、蛇が効き安くなる傾向があります。スタビを入れた場合は
バネ等の足回りのセットはRCWのロンタムで紹介があると思います(笑)。
スタビについては触れてませんがセットは、
ここなんかを参考にしてみてください。
昔はこういうこと、こつこつやってたんだけどなぁ〜(笑)
RC Car
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