【読書感想文】中堅中小企業の経営改革 ~成長し続ける会社が実践している3つのこと~【見える化と権限】

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企業に共通する問題

  1. 社内が活性化していない(ネガティブなマインド・文化)
  2. 採算をはじめとする経営状態が、正しく・適切なタイミングで見えない
  3. 各部門の力が結集できていない
  4. 将来のビジョンが見えていない・考えられていない。

ぎくって来ませんか? この本で最初に取り上げられている中小企業に共通する問題。

これって、大企業でも、ちょっとした組織でも、なんでもに共通する課題ではないでしょうか?

僕自身、経営者でも、コンサルでもないんですが・・・ それを解決する方法は何かな?と思って読んでみました。

コンサルティングベースという経営コンサルタントの、顧問と社長が書いた本です。

株式会社コンサルティングベース
「経営を科学する」というコンセプトで、企業のお悩みを解決する経営コンサルティングファームです。

著者の略歴は、こちらにあります。

代表者・最高顧問 略歴 | 株式会社コンサルティングベース
代表者略歴(奥村亮祐) 兵庫県生まれ。 京都大学卒業(農学部)。京都大学大学院修了(応用生命科学専攻)。 大学院修了後、国内大手食品メーカーの工場で、生産現場を徹底的に経験しました。モノ作りの現場にて、カイゼンを通じた原価低減・品質の作り込み・製販連携・働く方々のマインドといったことを習熟。 経営の道に進むべく一念発起...

読み初めは、よくある経営コンサルタントの事例紹介の本かな?なんて思いながら読み進めてみたのですが、中規模以上の組織運営では、必ずでてくる課題がうまくまとめてあり、その対応策もある程度普遍的な内容になっているいい本だな。って思いました。

著者の一人の山本氏は、京セラ出身で、たぶんアメーバ経営などをしっかり体得されている方なんだろうなと思います。

ある程度の大きさになっている組織全般に対して、一つになって動ける組織にする有効な手立てが書かれています。
書かれている内容は、組織にありがちな、どこにでもある課題です。対策は、ある意味、とても平凡な事柄かも知れませんが仕組みとして、組織の文化・文明に根付かせる手法だと思いますし、アメーバ経営の中規模・実践編かと思います。

アメーバ経営 | 稲盛和夫 OFFICIAL SITE
アメーバ経営とは、稲盛和夫が会社を経営していく中で、自らの経営哲学を実現していくために独自に創り出した、小集団独立採算制度の経営手法のことです。日本航空においては部門別採算制度とも呼ばれています。

アメーバ経営の基本

本題に入る前に、アメーバ経営の目的と基本をおさらいしますと・・

  • 部門別採算制度 市場に直結した部門別採算制度の確立
  • 人材育成 経営者意識をもつ人を作る
  • 全員参加型経営 力を合わせて参加し、生きがいや達成感を持って働く

採算をKPIにして、全体に見える化し、全員が経営参加できるようにすることが肝ですね。

本書の基本

おわりに に 書かれているイラストが、本書の基本になる考えだと思います。

このスパイラルを回すためのノウハウがこの本には詳しくのっています。

内容的には、アメーバ経営とほぼ同じ考え方だと思います。

印象に残った点と僕の経験

経営までは経験はありませんが、数十人の組織の長や、標準化会議の議長や、会社を代表する室長などの過去の経験から、そうだよな!って思ったのが3点ほどあります。

モチベーションとイノベーションと権限

イノベーションの最初は。アイディアの提案から始まります。自分たちの強みを起点とした提案が必要です。でも提案しても、採用されない と わかっていると、提案してもらえないばかりか、自分たちで工夫もしなくなります。昔、言われたことがあります。「全部は採用されないかも知れないけど、提案した中から採用して広めてくれますよね。だからみんな一緒に頑張れるんですよ!」って・・ モチベーションが上がればイノベーションも起こり、それをみんなが見れば、またモチベーションがあがるんですよね。実行するには権限が必要ですし、その提案をした人が実行する場合には、権限をもってやってもらうと責任とともに、結果も必ずついてくるんですよね。

見える化とマネジメント

この本では、KPIを採算としていますが、僕の場合は、電力使用量と電気料金でした。これを全員に見える化し、経営幹部が出る会議に毎月報告し、それぞれで競争してもらいました。2年もマネジメントとして回すと、約10%削減ができました。

ただ見せるだけではだめで、なぜ減らないのか?減らせたところはなぜ減らせたのか?ということを、一緒に考えてマネジメントすることが重要というところで、

計画を立てる。そして修正する。

この本では事業計画を作るという章で丁寧に説明されています。

この事業計画、計画を数値にまで落としておかないと、マネジメントができなく、月毎や季毎でどれくらい計画とかい離があったのか?その原因は?ということが分析できないんですよね。事業計画に対してあやふやにする風潮が今はあるのかとも思いますが、一度、想定を作るということは、進んでいく中で修正ポイントを明確にできるというメリットがあるということなんだと思います。

おすすめ

考え方とか書き方とか、少し古いのかもしれません。今のリーンスタートアップやベンチャーだと、このようなやり方では、遅い!って言われるのかもしれません。でも、何事も基本ってあるような気がします。この本は、その基本が乗っているような気がしました。

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