【読書感想文】予測不可能・気候の激動があるのかも?「人類と気候の10万年史」おススメです【地球温暖化】

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人が増えたから温暖化なのか??

僕のページには地球温暖化環境に関するページが多いですし、そういうの気になるのでデータもよくみています。

【地球環境】年平均気温が1900年から日本は+0.88℃で世界は+0.45℃【人口と温暖化】
【地球環境】年平均気温が1900年から日本は+0.88℃で世界は+0.45℃【人口と温暖化】
世界の年平均気温が3年連続最高値を更新 2016年の世界の年平均気温偏差(確定値)は+0.45℃で、1891年の統計開始以来...

ふと・・・この前データーがあったので1800年くらいからの人口と気温のグラフを書いてみて・・人口増加と平均気温がこれほどまでに一致するって・・なんとなく平均気温が上がったから人が増えたんじゃないの??なんていう疑問をもったんですよね。というのも気温があがって、しかも安定な状態ほど農耕は安定になり、人口を増やすことができるのですから・・・

という疑問があり、もっと古くからの気候を知りたいな・・って思っていたら、地質年代学とか古気候学とか、花粉気候学とかそういう分野があるということ知りまして・・

人類と気候の10万年史

という本を読んでみました。この本 とても面白くて、おすすめです。

この手の研究は2000年以降にいろんな分析技術が進んだことで、私のようなおじさんが学校で学んだようなことからするとかなり内容が更新されています。知識のアップデートは必要ですね。

内容の超抜粋を作ってみると・・

  • 人は、線形予想と周期予想をしがちだが、単純な物理系でもカオティックな動きがあるので、気候などは激変することもありえる。(二重振り子の軌跡は予想できないこの動画を参照)
  • 万年単位の大まかな気候変動は、地球と太陽の関係性に依存していそう。(地球の自転の歳差運動 と 公転の楕円運動 と 気温の関係はミランコビッチ理論による)
  • 氷期と温暖期の繰り返しがあるが、氷期の中では数年で7℃以上変動する時期があり、カオティックな動きをする時期の方がほとんどである。(D-Oイベント
  • ここ1万年程度の温暖化はミランコビッチ理論に沿っていない。。
  • 変動が大きいと、単一種の農耕は生き残れなかった。狩猟が主だった時代は、多様性が必要だったので、人類は農耕に移らなかったのではないか?
  • 激動する気候変動(不測の事態)を生き延びるには、多様性が重要

という内容だと思います。

正確な年代推定(水月湖の年稿)

古い時代の正確な年代推定や、その年代にどんな気候であったかを知るのに、水月湖の存在が大きかったようです。日本のこの湖は15万年以上もほとんど同じ状態であるというのが驚きですけど・・・ 要するに、酸素が届かないくらい深い湖の湖底にたまっていく土は、年輪のように年代を出すことができて、その土に含まれる成分を調べると、どんな時代だったのかが分かるそうです。詳しくは、水月湖の年稿のページを見てみてください。

ミランコビッチサイクル

地球に自転の歳差運動が2万3000年周期で動くことと、公転の楕円軌道が20万年周期で動くことで、太陽との関係が大きくかわり、気温変動に影響を与えています。ミランコビッチ理論

下の図は15万年の様子ですが・・確かにその傾向が見えますね。

杉は、人間が植えなくても杉ばっかりの時がある

水月湖の年稿の花粉から、植生もわかるそうです。花粉症で悩まされていますが・・・人間が植えなくても杉ばっかりの時が昔もあったようです。気候が適するとそうなるんですね。

カオティックな動き

気温の変動は、現代の安定期に生きていると、あまり変動しないのが当たり前ですが、グリーンランドの氷床から導いた温度変化を見てみると、数年で10℃以上変わっていたりする時代もあるようです。D-Oイベント 確かに、二重振り子のように運動方程式で解ける問題でも、初期値が変わるとその後の動きは全く違うものになりますね。カオスってそういうものですが、カオスやフラクタルの方が自然に近いものなんですよね。

ここ5000年の気温

ここ5000年の気温の変化を考えると、産業革命のず~っと前から、ミランコビッチ理論からかけ離れて、温暖化が進んでいます。

人間のせいじゃないのかもしれないですね。。

感想

完全に否定されているわけではありませんが、現在の地球温暖化は、人間の活動だけが原因ではないのかも知れません。

もっと怖いことに、異常気象と今言っている現象は、カオティックな動きの始まりかも知れないのですよね。毎年同じような気候がきていいたといいうここ数千年というのは、地球にとって、人間にとって奇跡的な状況だったのかもしれない。ということです。

生物多様性が失われているのも、この気候の安定のためかも知れないですね。

ということは、変化が激しい時代にいつ突入するか?予測は不能なので、いつ突入してもおかしくない。ということです。

変化が予想できない時代。それは、多様性や偶然性に任せるしかない時代になっている。。ということでしょうね。。

ん・・・どうすりゃいいのか?わからないですが、まずは、今日を楽しく生きるってことしかないような気がしてきました(笑)

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