【Global Trend 2035】進歩のパラドックス! パラドックスはトランプ?未来は予測不能を全面に!?【未来図】

スポンサーリンク
広告

やっと出たGlobal Trend 2035 = Paradox of Progress

ちょっと前に、ないなぁ~って言ってたけど・・・トランプの就任と一緒に発表されているんですね(笑)

【未来を見る】Global Trend 2035 出てるはずだけど見つけられない。。予想を外しているのかな?って予想できないよね。。【2017年トレンド】
DNIの最新版が・・どこにもないのですね。 新年になって、少し先の話をと思って、大統領が変わる年だから、またアメリカのDNI(Direct...

こちらのページが、「進化のパラドックス PARADOX OF PROGRESS」

https://www.dni.gov/index.php/global-trends-home

題名からして・・・パラドックスなんですね。 日本語にすると、進化の逆説とか、進化することの矛盾とか・・そういうタイトルになりますね。そして、はじめて、2035とかいう年代が外れました。まえがきにあるように、時間軸を限定できないという、そもそも未来は予測できないという見地に立って書かれたということのようです。この版は、もうひとつ初めてのこととして、ブログ等を使って事前に案をリリースして議論されたそうです。(形跡は見つけられていませんが・・)

今回は、Web版でも出ているので、Google翻訳も簡単にできるので、すらっと読めますね。

超要約すると・・・そんな先まで予想できない! すっごく波乱がくるぞ! って言ってます。

要約

最初に出てくる文章 と 最初に出てくる強調文字が、強烈です!

We are living a paradox: The achievements of the industrial and information ages are shaping a world to come that is both more dangerous and richer with opportunity than ever before.

私たちは矛盾の中に生きています:産業と情報時代の成果は、これまでより、より危険さと、豊かさを同時にもたらす世界を作ってきました。

げっ・・・

The next five years will see rising tensions within and between countries.

今後5年間で、国家間および国家間の緊張が高まるだろう

ですって・・・ グローバルの複雑性が、グローバルの成長を遅らせ。。そして今までの長期とちがって、今後5年ですって。。

Even if hot war is avoided, the current pattern of “international cooperation where we can get it”—such as on climate change—masks significant differences in values and interests among states and does little to curb assertions of dominance within regions.

例え、戦争が回避できたとしても、「どこででも我々が得られる気候変動などの国際協力」という現在のパターンでは、、国家間の価値観や利益の大きな差異を隠し、地域内の支配の主張を抑制することはほとんどできないでしょう。

いつも、悲観的なTrendsですが、今回は特に悲観的ですね。

Whether the next five or 20 years are brighter—or darker—will turn on three choices: How will individuals, groups, and governments renegotiate their expectations of one another to create political order in an era of empowered individuals and rapidly changing economies?

この5~20年の未来を明るくするのか、暗くするのかは 3つのチョイスにかかっている。

①個人・グループ・国家が力をもった個人との政治的秩序と急速な経済の変化を作るために、お互いの期待を擦り合わせるか

②主要国家の権限は、個人や団体と同様に、国際協力と競争の新しいパターンやアーキテクチャをどの程度創造するか

③気候変動や変革技術のような多面的な地球規模の問題について、政府、団体、個人がどの程度、準備しているか

要は、変化するってことですね。何か変えないといけないってこと・・・今のシステムやパターンではダメだったことで、それを変化させないといけないってことを言ってそうです。

そうか・・・個人・団体・政府のレベル全部で。。か。。

世界の景観を変える動向

動向の特徴的なものだけをこの章では上げていますね。タイトルだけでも

  • 金持ちは高齢化しており、貧困層はそうではありません。
  • 世界経済は変化しています。経済成長の鈍化は近い将来も続くだろう。
  • 技術が進歩を加速するが、不連続性を引き起こしています。⇒道徳的な違いを引き起こす?
  • アイデアとアイデンティティは排除の波を推進しています。⇒ナショナリズムの台頭?
  • 統治はますます困難になっています。⇒ステークホルダーが多すぎる?
  • 紛争の本質は変化しています。⇒サイバー攻撃なども・・
  • 気候変動、環境、健康問題などが注目される。⇒食糧危機も?

このあとに、これらのことが、詳しく記載されています。

データは、ここで上げたようなのが使われていますね(^^;

【データで見るグローバルトレンド】水道や電気よりモバイルが普及!?世界の1/3はトイレがない!?【Good&Bad】 
データ好きなので・・・ 昨日は、2035とか2045年の予測についてでしたが・・・ もともとデータ好きなので・・World Bank...

技術革新のところで、一応、通信屋さんなんで・・

ICTは、作業慣行の拡大アレイと人々の生き方を変革し、通信するために態勢を整えています。関連技術は、輸送、エンジニアリング、製造、ヘルスケアおよびその他のサービスにおける効率を高め、雇用を変えるでしょう。これらのツールはしばらくありましたが、開発者がより多くのジョブを自動化されたコンポーネントに分解する方法を学ぶにつれ、ますます主流になります。AIへの投資が急増し、工業用ロボットやサービスロボットの販売が急増し、ローカルインフラストラクチャを使用しないクラウドベースのプラットフォームでは、特に短期間では労働市場へのコンバージェンスや混乱の機会が増えます。より多くの相互接続されたデバイスが対話できる「Internet of Thing」(IOT)は、効率性をもたらすだけでなく、セキュリティリスクも生じさせます。とりわけ、金融セクターへの新しいICTの影響は深刻である可能性が高い。デジタル通貨、取引のための「ブロックチェーン」テクノロジー、AI、予測分析のための大きなデータを含む新しい金融テクノロジーは、金融システムを改革し、システムの安定性と重要な財務基盤のセキュリティに大きな影響を与える可能性があります。

まぁここは当たり前ですし・・・AIとかロボットとかの開発戦略について倫理的なところを決めるのと、世界で融合してやらないといけないって書いてありました。

あと、バイオテクノロジーについても、危ないので注意しろ って

違う節ですけど、SNSなどのニュース媒体についても・・・自分の知りたい情報にバイアス化された情報によって、どんどん信念が増幅するような情報媒体化するとあります。

  • 研究によると、個人の意見や事前の理解に反する情報は意見を変えたり挑戦したりするものではなく、情報がバイアスされた、または敵対的な情報源からのものであるという信念を強める。

  • エデルマン・トラスト・バロメーターの調査によると、大学教育を受けたニュース消費者と大衆集団の間には、かなりの信用格差が広がっています。国際調査によると、回答者は、CEOや政府職員よりも信頼されている「自分のような人」にますます頼っていることが明らかになりました。

  • 2014年からのPewの調査によると、調査対象となった米国人の中で最高の信用度は54%に過ぎなかった。あるいは、個人がソーシャルメディアに重力をあてて世界や地方の出来事に関するニュースや情報を入手している。

気候変動では

驚きの想像
2033でのニュースの見出しを。。。バングラデシュ気候
Geoengineering
スパークスは抗議
2033年4月4日-ダッカ

バングラデシュは、太陽放射の温暖化効果を減らすために、計画された6回の飛行の1回目にボーイング797飛行機を改装した上層大気にメートルトンの硫酸塩エアロゾルを放出して気候変動を遅らせる最初の国となった。これまでにない動きは、25カ国の外交上の警告やいくつかのバングラデシュ大使館での暴力的な抗議を引き起こしたが、ダッカの政府当局者は、科学者の意図しない大きな結果にもかかわらず、激しいハリケーンの後、酸性雨の激しさやオゾン層の枯渇などの問題があります。

こんなことになってるかも。。って。。 いや、もう間違いなくなってるよね。

さらに大胆に・・・

未来の最も強力なアクターは、物質的な能力、関係、情報をより早く、統合された適応モードで、過去の世代よりも活用できる州、グループ、個人です

って・・ 未来は、国家じゃない! そう米国のエリートはもう確信しているということです。

近い将来:緊張が高まっている

前の2030でも言ってたから、それほど気にならないけど・・ 国家の力が弱まり、個人の力が強くなり・・・崩壊すると。。

えっ? あと5年で???

EU 分裂の力が働きそう

EUの将来は、制度改革、雇用と成長の創造、エリートへの信頼回復、そして移民が国家文化を根本的に変えるという国民の懸念に対処する能力に左右される。

アメリ

The next five years will test US resilience.

アメリカの回復力が試される。。。 最悪です。だって・・

最後に、アメリカは人種や民族ではなく、包括的な理想に基づいているために、異なっているかもしれない。 – すべての人にとって、自由で幸福な人生の追求という理想- が不完全ですが実現されてきています。このレガシーが重要な利点です。

と、理想主義国家の原点に立ち返ることで未来を明るくしようとしています。さてトランプはどうこれを読むのか??

インナーウエスト? 西側諸国ってことかな?

北米、ヨーロッパ、日本、韓国、オーストラリアの産業民主主義の中で指導者は、中流階級の幸福感を回復する方法を模索し、民衆主義者と宗教主義者の衝動を緩和しようとする試みもある。その結果は、財政の限界、人口統計上の問題、富の集中に対処するための国内制度を試しながら、費用のかかる外国の冒険を避けようとする数十年間に経験したよりも内向きに焦点を当てた西です。この内向きの見解は、欧州連合(EU)ではるかに顕著で、EUガバナンスと国内問題の問題に吸収されています。

西側諸国の財政の限界・・・で、内向きに行かざる得ない。。と・・

中国・ロシア は飛ばして・・

中東、北アフリカ

事実上、地域の動向のすべてが間違った方向に向いています。

宗教的な問題かな?

インドと、アフリカがこれから伸びるでしょうと。。。まぁ当たり前ですけどね。

遠い未来の3つのシナリオ:島、軌道、コミュニティ

何を言ってるのかよくわからないですが・・・とりあえず、将来のシナリオ(物語)を書いてみた。そのシナリオは、

  1. 各国のダイナミクス 政府と市民が互いの期待をどのように再交渉し、権限のある個人と急速に変化する経済によって特徴づけられる高度な変化の時代に政治秩序を作り出すか。
  2. 国間のダイナミックス。主要な権限は、選択されたグループや個人と一緒に、どのように競争と協力のパターンを作り出すか。
  3. 長期的、短期的なトレードオフ。短期的には、気候変動や変革技術などの複雑な地球規模問題について、州や他の主体がどの程度まで準備するのか。

全国(島)、地域(軌道)、州および地域(コミュニティ)レベル で考えてみた。ってことですね。

シナリオが教えるもの:レジリエンスを通じて機会を育む

これも、何を言っているのか、よくわからないですけど、要は、

保護主義と国家主義の政策を採択するようないくつかの政府を推進するグローバリゼーションの欠点は、地方レベルで回復力とイノベーションを高める機会を創出するかもしれない

と言ってます。。 グローバリゼーションを一回止めれば、地方レベルで、回復する! ってことですね。

環境主義的な考え方ですね。。

感想

直接はあまり触れられていないですが、環境研究者などが昔から言っている成長の限界。。それを感じていて、経済成長の鈍化によって、地産地消にして、地域を回復させれば、またグローバルの貿易は上向くんじゃないの?ってことを言っているような感じです。中国やインドの台頭などでステークホルダーが多くなったので、アメリカだけではもう予想なんてできないよ。ってことを言っていますね。

【成長の限界?】米選挙では、保護主義貿易がいつも話題になるね。本当はそれが地球のためかもよ
地球環境的に見ても自由貿易より適正な関税かけるのっていいんじゃない? オバマの時も、NAFTAを見直すといいながら選挙に勝って、大統領にな...
【読書感想文】成長の限界―ローマ・クラブ「人類の危機」レポート
1972年にローマクラブがMITにコンピュータシミュレーションを 委託して行われた研究をもとに導かれた本です。 経済成長や工...

大きな力ではなんともならなくて、個人の力で・・ってことなんでしょうか?

また、エリートに対する不信がとても強いということが、とても印象に残りました。

新しいエリート層というものの定義がきまるまで、不安定な世の中になるのではないかな?と思います。

それと、この予想であまり触れられていないのですが、実は、脱化石燃料の動きが進むことで、経済的には中東などの力が弱まったり、その弱まりそうな雰囲気によって、変なことがおこらないか?っていうのが、個人的には心配ですね。

地域別のものもあります。

スペースって宇宙についてもあるのが、アメリカらしいです。

人を主題にしてのレポートもあります。

人々の考え方が、マーケッティングにも、技術革新にも使えそうなことが乗っています。面白いですね。技術革新には、どのように戦うかの章に、いろんな軍事ワードが乗っていまして、そんなの聴いたことないな。。っていうような、ハイパーなものがあり、少し調べてみたくなりました。

以上・・ 簡単にレポートを(笑)

で・・・トランプは本当にこれ読んだのかな?ある意味言っていること同じような気もする(笑)

コメントを残していただけるとありがたいです

コメント

  1. […] 【Global Trend 2035】進歩のパラドックス! パラドックスはトランプ?未来は予測不能を全面に!?【未来図】やっと出たGlobal Trend 2035 = Paradox of Progressちょっと前に、ないなぁ~って言っ […]

  2. […] 【Global Trend 2035】進歩のパラドックス! パラドックスはトランプ?未来は予測不能を全面に!?【未来図】やっと出たGlobal Trend 2035 = Paradox of Progress ちょっと前に、ないなぁ~って言っ […]

Loading Facebook Comments ...