コネクターとコードと基板配線の抵抗
H11.10.14
H11.11.7 up date
H12.11.7 up date
「タミヤコネクターより、ディーンズのコネクターがいいよ!」
とか、「キボシは、駄目!」とかよく言われるけど、果たしてどれくらいの
抵抗があるのかなぁ〜?と、ず〜っと不思議に思っていました。そこで
HP4328A Milliohmmeterという精密に小さな抵抗が測れる測定器で
測定してみました。
テストピースは、全長がすべて5cmになるように
コネクタ両端に12Gの導線をつけています。
測定結果
- ディーンズ2P 0.86mΩ
- タミヤ 3mΩ〜35mΩ
- キボシ 1mΩ〜80mΩ
参考データ
- ディーンズ単体 0.36mΩ
- 5cm 12Gの線単体 0.50mΩ
- 60%1.6mm半田線5cm 4.4mΩ
測っていて、タミヤやキボシにばらつきがあるのは
抜いて指し直すと、抵抗が下がります。次第に上昇して
だいたいその中央くらいの値になるようですね。
抜き差しすることで酸化皮膜が削られるので抵抗が下がると
考えてます。
キボシ等をレギュでどうしても使わないといけない場合は
走行前に抜き差しして、ぶらぶらしないようにしっかり
くっつけとくのがよさそうですね。(もう誰も使ってないって?)
非常に小さな差なので、普通の走行にはあまり影響はないでしょうし
アンプ等を選ぶ際に、ON抵抗が自分が使っているコネクタに
対して、何%くらいの抵抗になるかを見る参考くらいになるかな?
という感じですね。
でもギボシは、確かに、抵抗でかいですね。
あと、コネクタ単体と線での測定結果と線付きコネクタの測定結果比べると
半田付けだと、ほとんど抵抗にならないということがわかりました。
この測定値は、1つづつ測定しているので、実際にRCに装着される
時は、+−があるので、この測定値の倍になります。
H.11.11.7
KOの15GAと13GAのコードを測定してみました。
線の長さはどちらも51cmです。
15GAが4.2mΩ
13GAが3.4mΩ
でした。ここまでは、線の太さどおりだなぁ〜って思っていたのですが。。
普通計算ではこんな大きな抵抗にならんはずだけど。。と思って
15GAと同じくらいの太さの銅線を測ってみたところ
やはり。。50cmでは測定不能でした。
13GAや15GAって0.5mm撚り線と同じくらいの抵抗があるってことで。。
同じ重さなら、もう少し安物の銅線の方が抵抗少ないですね。。。なんでじゃ?
H.12.11.7
20ミクロンの銅箔厚さを持つ基板の配線長・配線幅による抵抗値を測定してみました。
LOG-LOGで効いてくるんですね。。ほんまか?
理論的にはそうならないんだけど・・・
簡単に言うと、線幅3mmで1cmの長さの基板配線は6mΩくらいです。
なので、ESCでの限界ってFETでがんばってもそれ以上はなかなか減らないってことです。
線幅を太くしてもLOGでしか効いてこないっていうのが面白いですね。
普通、抵抗値は断面積と長さ(体積)に比例するのですが・・・
測定はLCRメーターとmΩ計の2種類で行いましたが、同じデーターが得られました。
テレメトリー目次
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