千葉の国から2002遺言

by 磯野カツオ

去る2002年8月18日。
ここ千葉県のケイチューンサーキットでツーリングスポーツクラス関東地区2次予選Bが開催されるはずでしたが、なんと台風で延期。

あれから3週間・・・

灼熱の太陽に焼かれつつ、ついに23周シングルまでタイムを縮め、
「こりゃもう楽勝〜(^▽^ケケケ」
と思いつつ、
「イヤイヤ油断は禁物(○`ε´○)」
と重ねてきた努力がついに酬われる!・・・か?

0908ケイチュ〜ン決戦〜〜ちゅど〜ん





監督直々製作のわしのぼでぃ〜です。ぼでぃ〜に負けない走りをしないと!


前日練習

なにやら、すぐにでも降りだしそうな空模様。
走行の準備ができるギリギリまで受付けを延ばす作戦発動。(笑)

バッテリー出来上がって、よっしゃ、そろそろ金払うか・・・とテントを出たら、パラパラ。
こりゃ、今日はもうダメかな〜とウダウダ時間を潰していると、空が明るくなってきました。
もう1時過ぎなので、3時間分払うか5時間分払うか、ものすご〜〜く悩みましたが、大人のたしなみで5時間分+ポンダー代を支払うわし。(´ヘ`;)ハァ

まず1本目。
昨日も雨が降っているので、多分明日の本番と同じ様な路面だと思われます。ここで、こんな路面と温度で走るのは初めてなので、明日を占う重要な1パック。走りだしてまず外周のコーナー。
おぉっ、スゲ〜アンダー。
インフィールドも切っても切っても曲りません。

22周2秒・・・( ̄□ ̄;)

前評判では23周12,3秒付近がボーダーなので、これではかすりもしません。
食うタイヤを探さなければ!と思いつつ、次のバッテリーを充電し始めたら、ポツポツと雨が・・・
と、みるみるうちに大豪雨!もう1歩たりともテントから出られなくなりました。(^^;;
そのうち、周り中に落雷。
光ると同時にドッカ〜〜〜ンという音と振動で生きた心地もしません。

土砂降り〜〜〜〜(;_;)  結局4時間近くも赤いテントに閉込められてしまったので、気が狂いそうになりました。赤はやめよう、赤は!


今日の成果 寒い日の雨上がり用タイヤセットは不明。

今日のお願い 雨で走れなかったら、せめて半日券ぐらいちょうだい。

当日

5時起床。前夜は「北の国から2002遺言」を見つつ爆睡してしまいました。

現地には7時ごろ到着。
はっきり言ってレースなんて無理です。コースは池。しかも、またジャブジャブ降りだしてきました。

前回と同じく、なんの話もないまま10時ごろまで放置プレイ。雨ザ〜ザ〜降ってます。やっと、競技委員長がマイクを握って立ち上がりました。
ヤレヤレ、やっと帰れるか〜と安堵したら、

「12時まで待って、ダメだったら中止。」

まじですか(o。o;)

「タイヤもわかんないし、止めようよ〜」(;¬_¬)・・・・・> ( ̄ー ̄)
と委員長に念を送るも、まったく効果なしのようです。(^^;;

だれきった(い)さん。


きっちり並んだ工具類が特徴。(の)さんのピット。置くときの向きにまでこだわってます。


12時になりました・・・

まだ霧雨が降ってますが、必死の吸水作戦と、風があるので一部乾いてきたところもあります。 どうすんのかな〜と思っていると、

「やる!」

なぬ〜〜。(o。o;)
なんにも用意してないのでパニック突入。σ(^_^;)
昼飯も買ってきてないぞ。(笑)

ここで、スケジュールが発表に!
1.人数が少ないので既に発表されている組分けはナシにして、新たに組分けをし、それぞれの組の1番ドライバー同士でジャンケンをして発走順を決定。
2.最初に各組4分ずつ練習走行。
3.15分おいて、予選開始。なにがなんでも3回走るので休憩まったく無し。

6組しかないので、60分で回ります。これってものすごいタイトスケジュールなんですが・・・(-"-;)
自分で走る10分、マーシャルの10分、車検の10分を除くと30分しかない。
タイヤ作るだけで大忙し。ダンパー昨日のままだし、モーターのコミュ研も慣らしもできないじゃん。ぎょ〜。(-"-;)
おまけにわしの組の1番ドライバーがジャンケンに負けて、なんと2組目のスタートになりました。( ̄□ ̄;)

走行順が来たってバッテラ出来上がらんので(ゆ)さんに借りて、おまけにタイヤも前日用意したものでとりあえず練習走行。
昨日より更にグリップ感薄いです。てんでタイムが出る気がしません。これはかなりヤバイ状態。


予選1回目

停電連発で、も〜充電がぜんぜん間に合わないので、緊急用に充電しているポンコツバッテラを急遽本番用にして、タイヤはとりあえず練習走行時より柔らかくすることにします。
あわてて作り始めましたが、焦りまくっているので、下に敷いてある紙とタイヤを接着してしまいました。(笑)
タイヤウォールが非常に頑丈なタイヤができましたが、気にしないことにします。
魔法の薬を多量にふりかけヒートしてから更にお薬でナデナデして、車検。
お立ち台下には当然TQ。(笑)

わしは9番スタート。練習走行でのスタート順の変更は無し。むむう(-"-;)

とにかく集中してスタート。1コーナー・・・・まあまあのグリップです。
贅沢は言いませんが、柔すぎて動きが重い・・・(^^;;

とにかく丁寧に、かつ、電池が元気なうちに前を抜かねばとガンガン握って(笑)、中盤までにはトップ以外は全部抜いて、ヒート2位まで浮上。
トップは前回のケイチューンでも同じ組で、簡単にぶっちぎられてしまったお方。いつの日かリベンジを!と固く心に誓っておりましたが、この時点で10秒差。もうぜんぜん無理。(笑)
後半に入ると、思いっきりタレてきたので、省エネ走行に切り替えてなんとかゴール。

22周2秒。( ̄□ ̄;)ガ〜〜〜〜〜〜ン

こりはかなりヤバイ・・・今日の天気のごとく前途に暗雲が垂れこめます。

予選2回目

マーシャルやっている時しかゆっくり考える時間がないので必死に考えた結果、次はタイヤをちょいと固くする事にします。
またまた、焦りまくってタイヤを製作。こんどは親指とタイヤを接着してしまいました。(爆)
トレッド面に指の皮が指紋付きでくっついてしまいましたが、気にしないことにします。
3回目用のタイヤは、また何と接着してしまうかわからんので、同じやつをお助けマンのMさんに頼んで車検。
こんどはちゃんとしたバッテリーなので、確実に行きたいところです。

今度は2番手スタート。出てすぐに1コーナー・・・ま、曲らんっ!

拝啓 監督様。食ってません。

1周過ぎても2周過ぎても同じ様な状況。5周目位からすこしはマシに・・・なったかなぁ〜?思いっきり切って曲っているらしく、コーナー毎に車が止まる〜。(;_;)
後から来た車に譲って3位転落。中盤に1位ぶっちぎりのお方がナゼかリタイアのアナウンス。
とにかくミスしないように緻密に走ってゴール。

22周3秒。( ̄□ ̄;)ガガ〜〜〜〜〜〜ン

デフレスパイラル突入〜。

予選3回目

わしの車にはこのタイヤセットは合わんので変えたいもんですが、頼んで出来上がっているやつは2回目と同じもの・・・タイヤ食わなきゃ話になりません。
インナーを柔くするか、タイヤを柔くしてインナーを固くするかしたいところですが、悩んでいるうちに、タイヤ作ってお薬塗って熟成させる時間がなくなってしまいました。う〜〜む。
しかたがないので、いくらなんでも少しは路面が上がってきているはずだと信じることにして、お薬の処方もちょっと変えて、信じるものは救われる作戦。こりゃ、もしかして特攻かぁ?

また2番手スタート。出てすぐに1コーナー・・・ま、曲らんっ!

拝啓 監督様。終わってしまいました。

もうヤケクソです。
きちきちに走って、少しでもタイムを稼ぎたいと思いますが、周りの車がやけに速い。(笑)
どんどん抜かれます。そんなにコーナー遅いのか、クッソ〜と思っていたら、直線でもブンブン抜かれます。(爆)
あ〜、モーター終わっても〜た〜
か〜ちゃん、ごめんよ〜
これで俺の夏も終わりか〜。熱い夏だった〜

頭の中でいろいろな思いが走馬灯のように・・・
と思ったら、車が走馬灯のように飛んでしまいました。

自力で立ち直りましたが、3秒はロス。
まあ、こんな状態じゃ3秒ぐらいどうってことないですが・・・(-_-;
とにかくヒート5位まで転落してようやくゴール。

22周7秒。ヤレヤレ ┐(´-`)┌ マイッタネ

あたかも東証1部の株価のごとく下げ止まりませんでした。



千葉か・・・なにもかもが懐かしい・・・。(#/__)/ドテ

もう真っ暗ですが、とりあえずみんなで記念撮影。


言い訳は山ほど用意してありますので、今度お会いした時にでも。(爆)

編集後記

やっちゃいました!というよりも、やられちゃいましたという気分なんですが・・・なにか?