きむっちのバイクいじり


2004年
ある寒い朝だった、、、、たしか1月ごろかな。
「ぶ〜〜〜ん、ぶっ、ぶ〜〜〜んん、、、んぼぼっぼっぼ」

通勤怪速の我が原付から珍な音が、、、、
よく見ると、、、、マフラー止めのボルトが取れてるような。

家に帰ってきて、まじまじと見ると、、、、!?
「スタッドボルトが折れとるやん 」
シリンダヘッドについてるマフラ固定用のボルトが折れていた。

、、、、、。     _| ̄|○

恒久的応急処置(世間では放置ともいう)で張り金で縛ってごまかす。(オイ!)

それから、少し経った春の日。(3月頃?)
「ぶ〜〜〜ん、ぶっ、ぶ〜〜〜んん、、、んぼぼっぼっぼ」

またして、珍な音が、、、
2本有るスタッドボルトの片方は折れ、残り一本で残ってるが、、、、。
「よかった、今回は折れてない。」
とりあえず、ナットの緩みで済んだ。

マフラーを固定すると、、、、
「かたかたかた、、、、」いつも以上にタペット音が
そういえば最近、加速が悪いし、エンジン音もでかいし、排ガス臭いし。
気になってタペットクリアランスを確認すr、、、おや?
カム山が異常に黒いやうな、タペットクリアランスもでかいし。

!?

もしや!    やってもうた?

                左:使用後         右:使用前

どうやら焼きつきの模様。

ここまで来るとばらしてオーバーホール以外無いので
エンジンを下ろすことに、、、、、
エンジンをばらすのは簡単。積み木のようなに組んであるので上から順々に外していく

ばらしてみると案の定、カムは焼けて、ロッカーアームも焼けまくり。
オイルスラッジもすごいし、ピストンも削れ、ガス漏れまくり
オイルリングも固着して動かないし(汗


上:きれいなグラデーション 下:男塗り


カムの当たり面に注目


ピストンに注目

もうだめぽ、、、、。

直すだけじゃつまらないので、
・買ってあるが、やる気が無くて組まなかったハイカム
・ピストン棚落ちして、使わなくなったボアアップキット
・友人から物物交換で入手したビックキャブ(タイカブ用)
・パワーも出るのでFスプロケ13T→15Tに
を組み込む予定、この時点で脳内ハァハァ状態。

まずは、
・棚落ちしたピストンを新品ピストンに
・各種ガスケットの注文

部品がそろうまで1週間、やる気が無くて3週間放置。(計1ヶ月)
まったりと組み立てを開始する。
クランクケース、ミッションの掃除、組み立て完了。
さて、次は腰上を、、、、と思ったいたら。
ハイカムの説明書を読むと
「このハイカムは弊社製品以外の組み合わせの場合、ピストンに加工が必要です。
加工の際はバルブ当たり位置を確認し、ピストン削ってください」
激し面倒な予感。

気分が萎えてまた放置。ラジレースが忙しいことも有り1ヶ月以上放置。
#3月以降7月のはじめまで、ほぼ毎週末ぶっつけ本番レースだったのはここだけの話

程よく暑くなってきた頃、作業再開。
ハイカムを入れて、シリンダヘッドをAss'y状態として
シリンダブロック→シリンダヘッド→タイミングチェーン取り付けと順々に組み立てる。
干渉するであろうバルブに、本来なら紅明丹をつけて、クランクを回転させ
バルブのあたり位置を確認するが自宅での作業だったので、タミヤモリブデングリスで代用した(笑)

とりあえず、吸気側だけで大丈夫そう。
当たり位置を確認後に、またエンジンをばらしてピストンにバルブ逃げ加工。
リュータがないので、電動ハンドドリルにリュータの刃をつけて作業する。
1mmほど削り、再組み立て。だぁ〜まだ当たる。
1.5mm、、、、まだだぁ〜
これ以上削るとピストンに穴があきそうな2mm、、、、なんとか大丈夫そう。
でも肉厚が薄く、かなり心配ですが(汗)

なんとかエンジンを組み終わり、車両にエンジンを取り付け。
各部の調整(ワイヤーやら、ブレーキやら)を行い試走!
 
点火プラグを抜いた状態でキックキック!!
エンジンオイルを各部に行き渡らせたところで点火!
なんも調整してないのに一発始動!うれすぃ〜
空吹かしすると、、、、
「ぬぼぼ、ぬぼぼ」、、、上のほうが濃い模様。

まあ、実走しないとジェッテングはわからないし、、、
ということで、ためし運転。
クラッチを握り、1速に入れ、、、ガチャン!エンスト。
おかしい、クラッチが切れてない。
ワイヤーの調整が悪かったか?と思い調整後、もう一度、、、がちゃん。
結局、その日は原因不明で日が暮れた。

翌週の休み、各部の点検を行いいろいろ調べるも原因不明。
部品は大丈夫そうだ。組み方もサービスマニュアルで確認したし、、。
何度かバラして組んでをしてるうちに、うまいことかみ合ったみたいで直る。
よかった、、、(・ω・)

今度は大丈夫かな〜恐る恐るシフトを入れると、、、切れてる!(当たり前や!)

早速、試走。
やはり燃料が濃いみたい。
交換用のジェットを持ってないので試しにエアクリレスのリアル剥き出しに、、、
イイ!速い!!なんかすごくいい予感。
なんとか走る状態になったので、これで慣らすことに(エアクリレスでかよ!)
最初の20kmまで4速30km/h
そのあと、1〜20km毎ごと5km/hずつ適当増やしていき
90km走行終了時に試しに最高速アタックしてみることに

いままでだと、
1速吹けきり20km/くらい
2速で約35km、3速約45km、4速吹けきりで60km

最高速アタッ〜ク!!
慣らしが完全じゃないので、ある程度手加減してるが
1速吹けきり約35km
2速吹けきり約50km
3速吹けきり約60km
4速、、、、目盛りがありません。(笑)

笑いが止まらない。信じられん速さ。
#といっても普通のバイク以下の加速ですけど(笑)
面白い、面白すぎる。
自分で作ったエンジンなだけに感動もでかい。
しかもバラしてから完成まで4ヶ月もかかったので
体がバイクの加速を忘れてるだけに新鮮(笑)
ちょっと早い”夏休みの工作”でした。

総走行距離49800kmのCD50。
また、第3の人生(車生?)が始まった、、、。

PS 最高速アタック後、プラグを見たら真っ白だった。危ない危ない

 


とみなが脚注

ラジやってる人ってバイク好きな人多いのね・・・ 


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