液体マスキング

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あれはもう・・・何年前かも忘れてしまいましたが・・・昔々あるところにバードマンさんというおじいさんがいました。その偉大なるエアブラシ仙人が言うことには換気扇パックを液体マスキングに使うと、こりゃまたすんごいいいのじゃ。。という神話がラジコン暦１９９８年頃にこのホームページにも記載されています。（興味のある方はSearchしてみたください。秘宝館にあります。）あれから幾年の年月が流れたのだろうか？なかなか換気扇パックなるものが近くのホームセンターになく。。（最近は、グリル全体を覆うものが主流のようで塗ったりするのはあんまりないそうです）。。できなかったのですが、ついこの間近所のプルブインというホームセンターで発見してしまいました。その名も

「換気扇リパック」リンレイ製、580円！！

神話によると、ちょっと色をつけてエアブラシで吹くとよい。とあるので早速、やってみることに。。。

リキテックス入れてアルコールで薄めて
エアブラシでボディに吹き付けました
がびょ～ん！

薄く吹き付けると・・はがせません（笑）
色を混ぜると、乾燥すると固くなることもあり、はがすのに一苦労です。最終的には、アルコールでふき取れるのですが・・・マスキングには適しません。
ということで、何もせずに付属の刷毛で塗ることに。。。今度は成功しました。
ここでワンポイント！
けちけちせずに、どばぁ～っと分厚く塗るようにしましょう。塗装する時の感覚で言えば当社比５００％くらいの厚塗りにします。と言っても。。

剥がしたのを撮影してもこれくらい薄いです。何よりマスキングテープだとテープが貼りにくいような曲面部分もきれいに貼れますし、テープとテープの重なり部分は力を入れないとカッターで切れないのですが、そういうことは絶対になくほどんどどこも同じ強さでカットできます。カットについてもワンポイントを・・まず。よく切れる刃を使いましょう。切れないカッターでビリビリやると周辺の膜までひっかかってきて全部はがれてきます。ボディ１枚で１刃くらいでOKです。力もマスキングテープに比べると、当社比３０％くらいの力できれいにカットできます。

早速、いろんな塗料でチャレンジ。。。ファス、水性ホビーカラー、リキテックス、田宮スプレー、パクトラ等いろいろ塗料を試し、ついでに、溶剤（シンナー）も、エンジンシンナー、グンゼお得用、X20Aなど試してみました。いずれの場合も、マスキング面が溶けるような事態はおこりませんでした。しかし、この場合も乾くと固くなる塗料（田宮スプレー、エンジンカラー、水性ホビーカラー等）ではマスキングが薄いところは剥がすのに苦労しますので、基本はやっぱり年増女性の化粧がいいでしょう。（なんのこっちゃ。。）作例の紹介、対称っぽい非対称デザインを採用したむちゃくちゃ手抜きボディです（笑）

燃料用アルコールについて質問のメールが多いので、この場でも、回答しておきますね。

どこで売ってますか？
薬局や、マツモトキヨシみたいなドラッグストアーで売ってます。いろんな容器に入って売ってますが、「燃料用アルコールください」っていうとたいていどこでも売ってくれます。よっぽど怪しい身なりしない限り大丈夫でしょう（笑） Tipsでも紹介してますが、こんな容器でも売っていますので、容器にはこだわらなくてもいいでしょう。だいたい500mlで、500円前後だと思います。
成分はなんですか？
化学はじぇんじぇんわかりませんが・・・メタノールが９５％で、イソプロピルアルコールが５％のもののようです。ラジコン用のクリーナーとほぼ同じような成分だと思います。注意点としては、水性アクリルだと、溶かしてしまいますので、水性アクリル塗料を塗ったところをこの燃料用アルコールで拭くと、えらいことになります。塗料が溶けてきます。ただ、水性ホビーカラー、パクトラ等は、溶けるのでいろいろな使い方できるのですがファスカラーだと、固まってしまいますので、燃料用アルコールでエアブラシ等を洗浄した後乾かさずに使うと、ファスカラーでは、塗料がつまってしまいますので注意が必要です。

あと、アルコールと言っても、酒類とは違うので、絶対飲まないでくださいね。

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