WASP試乗
考え抜かれたデザインは美しい
H13.2.6
かの有名なniCさんが設計&製作したミニサイズ・RRのWASPが家にやってきました。
AORc内たらい回しということで、私が試乗して壊したらやだ〜っと思って、
じぃ〜っと最後になるのを待っていたのです。で北陸に一度帰るようなので
それでは!!っとか〜またさんから試乗を引き継ぎました。
まずは、試乗車の紹介から・・
最近、うまい人の車を走らさせてもらう機会があるのですが、どの車にも
共通して言えることは、美しい仕上がり、ステアリングジオメトリ、サスジオメトリに
無理がなくキャンバー変化などのジオメトリ変化が緩やか、そして足回りの固さが
しっとりしているのです。そしてこのWASPもそういう車なんです。
ボディは、キューとなアバルト!
そして、RRたる所以の、動力系、リアオーバーハングにモーターを配することで
安定性を重視した設計?
いかにも走りそうなジオメトリ。。
リアからはこんな感じです。
さて、この車を眺めていると、走らせたくなっていてもたってもいられなくなりました(^^;
会社を早めに出、テクノEPサーキットで試乗してきました。
テクノEPサーキットは、細粒アスファルト路面の屋内テクニカルコース。これまで
数度しか走らせたことないのですが、どちらかというと車に優しいコースなので
試乗にはぴったり!。。冬というのに、雨がふっていたためか、路面の状態もよく、
タイヤは少し重く感じるほどのグリップでした。
くうまさん、キムッチと一緒に試乗してきました。
さて、試乗した感想は、
- ミニなのに、安定している。特にコーナーでリアが破綻することはめったにない。
- 540なのに、速い。2駆のメリットがそのままでてます。
- 円を描くようにコーナーを回ると凄く速い!この車の特性だと思うのですが
まるで、スキーでエッジを効かせたような曲がり方をします。当然2駆なので
スローにコーナーに入っていかなければアンダーが出ますが、アンダーを出さないように
コーナーに入りロールが一定になると・・・その円をキープしたまま自然に立ちあがるんです。
これは、F103なんかのDDでは絶対できなさそうな挙動です。
- スロットルオン・オフに対する挙動の変化が少ない。前のスキッドがないことと、
セットによるものだと思うのですが、オン・オフであまり挙動の変化がないので
中高速のコーナーや複合コーナーなどでインにつきすぎたり、アンダー出したりすることは
ありません。また、この車は中・高速コーナーが秀逸で、ニュートラルな感じで
コーナーをクリアできます。
少しだけ気になるところを・・書くと、フロントタイヤがボディのオーバーフェンダーと
干渉するので、深くステアリングを切ると外側のタイヤが回りにくくなり
アンダーになっちゃいます。私は、ピクピクする車が好きなのですが、場合によっては
もうすこし、ピクピク感を和らげた方がいいかもしれません。
タイヤセットで解決できるとは思うのですが、フロントキャンバーはそのままで
キャスターがもっとついたCハブにするといいかもしれないです。
気になったのは、それくらいでした。
とても走らせやすく、テクノにいた元田無住人の宮崎さんに
「とみとみらしくない走りだねぇ〜」と言われましたから
かなり安定して見えたのでしょう。。。
しかし・・・niCさ〜ん!ごめんなさ〜い!
やってしまいました〜m( _ )m
北陸に送り返されてしまします。試乗まってるみなさん!ごめんなさい。
RC Car
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