プライベート極秘テスト


2004.3.12

開幕戦では、フェラーリチームとの差が歴然となったチーム冗談無謀は、 出張での会議が早く終わり、ひさびさに早く帰ってこれたので カタロリバサーキットにおいて、極秘にプライベートテストを敢行した。
チーム代表のトン・デニスによると、
「うちのチームは、FIFAからの要請で、テストデーを制限されているんだ。 そのため、テストは効率的に行わなければならない。今回は、 ファクトリーから持ってきた、フロント逆スキッド仕様、アッパーアーム を試す予定だ。たった3時間程だが、ドライバーもメカニックも時間内に がんばってくれるだろう。」とコメントしている。
8時ごろカタロリバに到着したチームは、充電を開始!そそくさとコンビニ弁当を食べ、 あらかじめ充電されていたバッテリーで、走行を開始した。 まず最初の使用は、7Bでフロント白、リア青で前後アッパーアーム短い付け位置、 そのほかは、公開されているセット通りである。というのは嘘で逆スキッドだった(^^;





で・・・今日の路面は、マイナス40度というむちゃくちゃ寒い路面で 全く喰わない模様。ドライバーのバキンによると 「スキッド逆につけると、侵入は凄くよくフロントが入っていいね。 でも、ギャップではねるので、手前のコーナーでは挙動が安定しにくいみたいだね。 バランスは悪くないんだけど。」とのこと、
周りで見ていた千葉さんは、
「とみながさん、ドリフト上手ですね。。デフが凄く効いているのが分かりますよ」と 路面の食わなさ加減を的確にアドバイス(爆)
10分程度のインターバルを置いて、逆スキッドを元に戻した仕様を試した。
バキンによると「これの方が、コントローラブル・・フロントが引っ掛かるような感じは 薄くなったね、グリップが低い割には車がコーナー進入でかくっと曲がる感じが して、失速する感じ。バランスは取れているので運転は楽ちん」

続いて、フロントのみ長くしてみり、リアだけ長くしてみたり、前後長くしてみたり・・ してみた。なんとなくだが、フロントを長くすると進入のピクピク感は減る。 リアとの兼ね合いだが、前後ともに長くするか、前後ともに短くする方が 車のバランスは取れるみたいだった。

7Bだとあまりに低グリップなので、タイヤを千葉さんに聞くと、「7M」とのこと でも、最近の環境政策のためか?リバには、7Mが一つも残っていなかった。
噂では、タイヤがなくなるって言ってたけど、ほんとみたいですね。。
まぁ次に走らせる時には、ニュータイヤが出てそうな感じですけど(爆)

それはそうと・・今日のタイヤがないので・・ 社長に聞いてみると、「CrossのV23だと7Mと同じようなコンパウンドなので いいですよ。お安くしますよ〜」
「お安くしますよ」に釣られ、購入しテスト!!

これはいい!

7Mなきあと、V23は強烈にグリップ。グリップが上がったので 前後バネをステンに変更し、またアッパーアームの長さ違いをテストした。 で・・・最終的には・・・





元に戻ってしまった(笑) 合計9パックそのうち、2パックは実践練習(注1)に費やされた。
どなたか存じませんが、私と2パックもチキチキしていただいた 方、ありがとうございました。緊張感あるチキチキができ楽しかったです。

注1:チキチキ

で、耐久テスターとしては、セットはどうでもよいのだが。。肝心な 破損パーツは・・・



これだけ、綺麗に半分の厚さのスパーを製造しただけだった。
これ、裏返せばまた使えるので、薄型スパー欲しい方は・・・<いるかぃ!(笑) ナックルをカーボンにしてからは、壊れないというのか、 コントローラブルなので、当てないというか壊れないです。。。

全メニューは試すことができなかったですが、今回は、 ハイグリップ・ローグリップでは、左右の曲がり方のクセは出にくいのですが ミディアムグリップでは、左右でのクセが出てくることを再認識(^^;

そこで、左右でアッパーアーム違いやキャンバー違い、リバウンド違い等を やってみましたが、左右のアッパーアーム違いは、かなり効きます(爆)。。

まぁ左右差といっても、TC3やSDでも同様な感じは出ますので今後 ヘンテコなセットを編み出したいなぁ〜と思っておりまする(嘘)

で、家に帰ってきてから、 マレーシアグランプリ以降に投入される極秘ニューパーツと セッティングの方向性に対する左右でのトレールはどっちにつけるのが正統派なのかに 関して、 設計者と約1時間ほど(たぶん1時間ですんだと思う・・)テレフォンミーティングを実施した。 今日は、駐車場ミーティングしてなかったので、まずは全メニュー完了することができ ほっとしている(爆)


RC Car

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